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公開番号
2024158614
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-08
出願番号
2023073964
出願日
2023-04-28
発明の名称
熱交換器コアの補強部材
出願人
株式会社ティラド
代理人
個人
,
個人
主分類
F28F
9/013 20060101AFI20241031BHJP(熱交換一般)
要約
【課題】偏平チューブに対する挿入部の挿入深さを一定に管理することができる熱交換器コアの補強部材を提供する。
【解決手段】
補強部材6は、熱交換器コア1の偏平チューブ2に挿入される。偏平チューブ2は、その対向する偏平面の内側同士をつなぐ柱部2Cを有する。補強部材6は、偏平チューブ2の長軸方向に延設される連結部10と、連結部10の長軸方向の両端から前記偏平チューブ2に向けて延設され、偏平チューブ2の長軸方向の両端部に挿入される一対の挿入部11と、一対の挿入部11の間において連結部10から偏平チューブ2に向けて突設されるストッパー部12と、を備え、連結部10と一対の挿入部11とストッパー部12とで囲まれた領域には、偏平チューブに連通する流通開口部15が形成され、挿入部11を偏平チューブ2に嵌合させた状態で、ストッパー部12は柱部2Cに接触する。
【選択図】図5
特許請求の範囲
【請求項1】
熱交換器コア(1)の偏平チューブ(2)に挿入される補強部材(6)であって、
前記偏平チューブ(2)は、その対向する偏平面の内側同士をつなぐ柱部(2C)を有し、
前記補強部材(6)は、
前記偏平チューブ(2)の長軸方向に延設される連結部(10)と、
前記連結部(10)の長軸方向の両端から前記偏平チューブ(2)に向けて延設され、前記偏平チューブ(2)の長軸方向の両端部に挿入される一対の挿入部(11)と、
一対の前記挿入部(11)の間において前記連結部(10)から前記偏平チューブ(2)に向けて突設されるストッパー部(12)と、を備え、
前記連結部(10)と一対の前記挿入部(11)と前記ストッパー部(12)とで囲まれた領域には、前記偏平チューブ(2)に連通する流通開口部(15)が形成され、
前記挿入部(11)を前記偏平チューブ(2)に嵌合させた状態で、前記ストッパー部(12)は前記柱部(2C)に接触することを特徴とする熱交換器コアの補強部材。
続きを表示(約 240 文字)
【請求項2】
前記補強部材(6)を前記偏平チューブ(2)に組み合わせた状態において、前記ストッパー部(12)と前記柱部(2C)との接触部(16)は、目視可能となる外部に露出する位置に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の熱交換器コアの補強部材。
【請求項3】
前記挿入部(11)の先端側には、前記偏平チューブ(2)の短軸寸法(L2)よりも薄くなるようにテーパー面(13)が形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の熱交換器コアの補強部材。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、熱交換器コアの補強部材に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
複数の偏平チューブが並列された熱交換器コアを有する熱交換器では、熱交換器内部の温度差によって、特に偏平チューブの短辺部に大きな熱歪みが生じ、偏平チューブに亀裂が生じることがある。この問題に対し、偏平チューブに嵌め込まれて接合される補強部材が知られている(特許文献1)。この補強部材は、連結部の両端部に形成されたT字状部から延在する4つの挿入部を有している。4つの挿入部は、4つの偏平チューブに挿入されてロウ付されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2011―38655号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記した技術では、T字状部と挿入部との曲げ部分(R形状)が偏平チューブの開口縁に接触するため、当該開口縁に対する曲げ部分の接触位置の微小なずれによって、偏平チューブに対する挿入部の嵌め込み深さ(挿入深さ)が一定にならないという問題があった。
【0005】
本発明は、上記事情を考慮し、偏平チューブに対する挿入部の挿入深さを一定に管理することができる熱交換器コアの補強部材を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、熱交換器コア(1)の偏平チューブ(2)に挿入される補強部材(6)であって、前記偏平チューブ(2)は、その対向する偏平面の内側同士をつなぐ柱部(2C)を有し、前記補強部材(6)は、前記偏平チューブ(2)の長軸方向に延設される連結部(10)と、前記連結部(10)の長軸方向の両端から前記偏平チューブ(2)に向けて延設され、前記偏平チューブ(2)の長軸方向の両端部に挿入される一対の挿入部(11)と、一対の前記挿入部(11)の間において前記連結部(10)から前記偏平チューブ(2)に向けて突設されるストッパー部(12)と、を備え、前記連結部(10)と一対の前記挿入部(11)と前記ストッパー部(12)とで囲まれた領域には、前記偏平チューブ(2)に連通する流通開口部(15)が形成され、前記挿入部(11)を前記偏平チューブ(2)に嵌合させた状態で、前記ストッパー部(12)は前記柱部(2C)に接触する。
【0007】
この場合、前記補強部材(6)を前記偏平チューブ(2)に組み合わせた状態において、前記ストッパー部(12)と前記柱部(2C)との接触部(16)は、目視可能となる外部に露出する位置に設けられているとよい。
【0008】
この場合、前記挿入部(11)の先端側には、前記偏平チューブ(2)の短軸寸法(L2)よりも薄くなるようにテーパー面(13)が形成されているとよい。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、偏平チューブに対する挿入部の挿入深さを一定に管理することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明の一実施形態に係る補強部材および熱交換器コアを示す斜視図である。
本発明の一実施形態に係る補強部材および熱交換器コアを示す側面図である。
本発明の一実施形態に係る補強部材を示す平面図である。
本発明の一実施形態に係る補強部材を示す正面図である。
本発明の一実施形態に係る補強部材を熱交換器コアに取り付ける工程を説明する断面図である。
図2のV-V断面図である。
本発明の一実施形態の変型例に係る補強部材および熱交換器コアを示す断面図である。
本発明の一実施形態の変型例に係る熱交換器コアの偏平チューブを示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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