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公開番号
2024158298
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-08
出願番号
2023073390
出願日
2023-04-27
発明の名称
情報処理装置、情報処理装置の制御方法、及びプログラム
出願人
キヤノン株式会社
代理人
個人
主分類
H04N
23/61 20230101AFI20241031BHJP(電気通信技術)
要約
【課題】被写体の追尾が停止された状態から復帰する状況下においても、被写体の追尾をより好適な態様で再開可能とする。
【解決手段】画像解析位置特定部212-1は、撮像画像に対して画像解析を施すことで、撮像装置に対する被写体の相対位置を特定する。電波位置特定部212-2は、被写体が保持する無線装置からの電波の受信結果に基づき、撮像装置に対する被写体の相対位置を特定する。追尾制御部212-7は、画像解析位置特定部212-1及び電波位置特定部212-2の少なくともいずれかによる撮像装置に対する被写体の相対位置の特定結果に基づき、当該被写体を追尾するように当該撮像装置の撮像方向を制御する。追尾制御部212-7は、追尾を停止した状態から追尾を再開する場合に、電波位置特定部212-2による、追尾の停止に際して追尾対象とされていた被写体の撮像装置に対する相対位置の特定結果に基づき、当該被写体の追尾を再開する。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
撮像装置による被写体の撮像結果に応じた画像に対して画像解析を施すことで、当該撮像装置に対する当該被写体の相対位置を特定する第1の特定手段と、
前記被写体が保持する無線装置からの電波の受信結果に基づき、前記撮像装置に対する当該被写体の相対位置を特定する第2の特定手段と、
前記第1の特定手段及び前記第2の特定手段の少なくともいずれかによる前記撮像装置に対する前記被写体の相対位置の特定結果に基づき、当該被写体を追尾するように当該撮像装置の撮像方向を制御する制御手段と、
を有し、
前記制御手段は、前記追尾を停止した状態から当該追尾を再開する場合に、前記第2の特定手段による、当該追尾の停止に際して追尾対象とされていた被写体の前記撮像装置に対する相対位置の特定結果に基づき、当該被写体の追尾を再開する
ことを特徴とする、情報処理装置。
続きを表示(約 1,500 文字)
【請求項2】
前記制御手段は、
前記追尾を停止した状態に遷移する場合に、前記第2の特定手段が前記撮像装置に対する前記被写体の相対位置の特定に際して電波の受信対象とした前記無線装置に割り当てられた識別情報を保持し、
前記追尾を再開する場合に、前記第2の特定手段による、保持した前記識別情報に対応する前記無線装置からの電波の受信結果に基づく、前記撮像装置に対する前記被写体の相対位置の特定結果に基づき、当該被写体の追尾を再開する
ことを特徴とする、請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記追尾を停止した状態から当該追尾が再開される場合における、当該被写体の追尾に係る設定情報の指定を受け付ける受付手段を有し、
前記制御手段は、前記受付手段により受け付けられた設定に基づき、前記追尾を再開する
ことを特徴とする、請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記追尾に係る設定情報は、前記追尾を停止した状態に移行する直前に当該追尾の対象とされていた被写体を、前記追尾の再開時における当該追尾の対象とするか否かに関する設定情報を含むことを特徴とする、請求項3に記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記追尾に係る設定情報は、前記追尾を停止した状態に移行する直前に適用されていた、画像内に対象となる被写体を捉える際の構図を、当該追尾が再開される際に適用するか否かに関する設定情報を含むことを特徴とする、請求項3に記載の情報処理装置。
【請求項6】
前記追尾を停止した状態から当該追尾が再開される場合に、前記第2の特定手段により特定された前記撮像装置に対する前記被写体の相対位置が、撮像が許可されている撮像許可範囲と、撮像が制限されている撮像制限範囲と、のいずれの範囲内に位置するかに応じて、前記撮像装置の撮像方向の制御に適用される当該相対位置の特定結果を補正する補正手段を有することを特徴とする、請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項7】
前記補正手段は、前記第2の特定手段により特定された前記撮像装置に対する前記被写体の相対位置が前記撮像許可範囲内に位置する場合には、前記撮像装置の撮像方向の制御に適用される当該相対位置の特定結果の補正を制限することを特徴とする、請求項6に記載の情報処理装置。
【請求項8】
前記補正手段は、前記第2の特定手段により特定された前記撮像装置に対する前記被写体の相対位置が前記撮像制限範囲内に位置する場合には、前記撮像装置の撮像方向の制御に適用される当該相対位置の特定結果を、前記撮像許可範囲内において当該相対位置により近い位置に補正することを特徴とする、請求項6に記載の情報処理装置。
【請求項9】
前記制御手段は、前記補正手段により前記撮像装置の撮像方向の制御に適用される当該撮像装置に対する前記被写体の相対位置の特定結果の補正がなされない場合において、前記追尾を停止した状態から当該追尾を再開する際に、前記第2の特定手段により特定された位置を中心とした所定の範囲内に、対象となる前記被写体として推定される物体が存在しないと判定された場合には、前記撮像方向があらかじめ設定された方向に向くように制御することを特徴とする、請求項6に記載の情報処理装置。
【請求項10】
前記情報処理装置は、前記撮像装置に内蔵される制御装置であることを特徴とする、請求項1に記載の情報処理装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、情報処理装置、情報処理装置の制御方法、及びプログラムに関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
近年では、映像制作の現場にて、PTZ(パン・チルト・ズーム)制御等により撮像方向を制御可能なネットワークカメラが適用される機会が増えてきている。このようなネットワークカメラには、撮像業務の省人化のために、画角内に被写体がとらえ続けられるように、当該被写体の位置に応じて撮像方向を自動で制御する機能(換言すると、被写体を自動で追尾する機能)を有するものも提案されている。また、ネットワークカメラを含め所謂撮像装置の中には、ユーザからの指示等に応じて、通常の撮像状態から、所謂スタンバイ状態等のような、撮像画像の出力等の一部の機能が制限された(例えば、停止された)状態に遷移する機能を有するものも提案されている。
【0003】
被写体の自動追尾がなされている状況下でスタンバイ状態に遷移し、その後にスタンバイ状態から復帰した際に、単に通常の撮像状態に遷移するのみでなく、スタンバイ状態に遷移する前と同様に被写体を追尾するように制御されることが望ましい場合もある。また、このような場合には、スタンバイ状態への遷移前に自動追尾の対象とされていた被写体が、スタンバイ状態からの復帰後においても同様に追尾されることが望ましいような状況も想定され得る。
一方で、スタンバイ状態への遷移前と、スタンバイ状態から復帰後とでは、撮像装置の周囲の環境が変化しているような状況も想定され得る。そのため、実際には、スタンバイ状態からの復帰に際して、追尾対象となる被写体の設定や撮像方向の制御により撮像装置の周囲を巡回して被写体の探索がなされるため、スタンバイ状態から復帰して被写体の自動追尾が再開されるまでに時間を要する場合がある。
このような状況を鑑み、特許文献1には、スタンバイ状態への移行前に、追尾中のパン・チルトの動作範囲と、被写体の特徴量とを記憶し、スタンバイ状態からの復帰に際して、記憶したこれらの情報に基づき被写体を探索する技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2021-166368号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
一方で、スタンバイ状態からの復帰のように、被写体の追尾が再開される状況下において、当該追尾を停止する際の撮像方向の制御範囲内に対象となる被写体が存在しないような状況も想定され得る。このような状況下では、特許文献1に開示された技術を適用したとしても、被写体の追尾の再開に際して対象となる被写体を発見できず、結果として当該被写体を改めて探索するような状況ともなり得る。
【0006】
本発明は上記の問題を鑑み、被写体の追尾が停止された状態から復帰する状況下においても、被写体の追尾をより好適な態様で再開可能とすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明に係る情報処理装置は、撮像装置による被写体の撮像結果に応じた画像に対して画像解析を施すことで、当該撮像装置に対する当該被写体の相対位置を特定する第1の特定手段と、前記被写体が保持する無線装置からの電波の受信結果に基づき、前記撮像装置に対する当該被写体の相対位置を特定する第2の特定手段と、前記第1の特定手段及び前記第2の特定手段の少なくともいずれかによる前記撮像装置に対する前記被写体の相対位置の特定結果に基づき、当該被写体を追尾するように当該撮像装置の撮像方向を制御する制御手段と、を有し、前記制御手段は、前記追尾を停止した状態から当該追尾を再開する場合に、前記第2の特定手段による、当該追尾の停止に際して追尾対象とされていた被写体の前記撮像装置に対する相対位置の特定結果に基づき、当該被写体の追尾を再開することを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、被写体の追尾が停止された状態から復帰する状況下においても、被写体の追尾をより好適な態様で再開することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
ネットワークシステムの構成の一例を示した図である。
ネットワークカメラの構成の一例を示した図である。
電波方向を検知する方法の原理について説明するための図である。
ネットワークカメラの処理の一例を示したフローチャートである。
被写体と無線装置を対応付けるテーブルの一例を示した図である。
被写体の追尾の再開に係る設定画面の一例を示した図である。
撮像方向の制御に適用される位置の補正について示した図である。
ネットワークカメラが出力する画像フレームの一例を示した図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下に添付図面を参照しながら、本開示の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
(【0011】以降は省略されています)
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