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公開番号2024158116
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-08
出願番号2023073055
出願日2023-04-27
発明の名称撮影装置、および撮影方法
出願人シャープ株式会社
代理人個人,個人
主分類G06V 30/14 20220101AFI20241031BHJP(計算;計数)
要約【課題】カメラの撮影画像から正確に数値を特定することができる撮影装置を提供する。
【解決手段】カメラ153と、複数のライト1551,1552と、制御部151と、を備える撮影装置100が提供される。制御部は、複数のライトの点灯状態が異なる複数の撮影環境下のそれぞれにおいてカメラで撮影することによって複数の撮影画像を取得し、複数の撮影画像に基づいてOCR機能を利用して複数桁の数字を特定する。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
カメラと、
複数のライトと、
制御部と、を備え、
前記制御部は、前記複数のライトの点灯状態が異なる複数の撮影環境下のそれぞれにおいて前記カメラで撮影することによって複数の撮影画像を取得し、前記複数の撮影画像に基づいてOCR機能を利用して複数桁の数字を特定する、撮影装置。
続きを表示(約 700 文字)【請求項2】
前記制御部は、前記複数の撮影画像の各々に関して前記OCR機能を利用して数字を特定し、認識結果の良い数字を組み合わることによって前記複数桁の数字を特定する、請求項1に記載の撮影装置。
【請求項3】
前記制御部は、前記OCR機能を利用して数字を認識しやすい1または複数の撮影環境を記憶しておき、それ以降は、当該1または複数の撮影環境下で前記カメラで撮影を行う、請求項2に記載の撮影装置。
【請求項4】
前記制御部は、前記複数の撮影画像の各々から前記ライトの光の映り込みが少ないエリアの画像を抽出して、それらの画像を組み合わせた画像に関して前記OCR機能を利用して前記複数桁の数字を特定する、請求項1に記載の撮影装置。
【請求項5】
前記制御部は、撮影画像における前記ライトの光の映り込みが少ない1または複数の撮影環境を記憶しておき、それ以降、当該1または複数の撮影環境下で前記カメラで撮影を行う、請求項4に記載の撮影装置。
【請求項6】
前記制御部は、前記複数桁のすべての数字を特定できるまで、前記複数のライトの点灯状態を変化させながら前記カメラの撮影を実行する、請求項1に記載の撮影装置。
【請求項7】
複数のライトのうちの第1のライトを点灯させた状態においてカメラで撮影するステップと、
前記複数のライトのうちの第2のライトを点灯させた状態において前記カメラで撮影するステップと、
制御部が、複数の撮影画像に基づいてOCR機能を利用して複数桁の数字を特定するステップと、を備える撮影方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、表示される数値や文字を読み取るため撮影装置の技術に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、住宅やオフィスなどには、水道やガスなどの使用量を測定するための検針用のメータが取り付けられている。たとえば、特開2017-3536号公報(特許文献1)には、メータ装置が開示されている。特許文献1によると、蓋体に透明プレートを取付け、密閉空間を形成している。この密閉空間を形成する蓋体の内側面の天井部には回路基板が取付けられ、この回路基板の中心部にはピンホールカメラが固着され、蓋体の内側には筒体が抜け落ちないように軽圧入され、この筒体の外周面には上下方向に4本の溝部が形成され、この溝部には側面発光タイプのLEDの給電線が収められ、給電線の上端は回路基板に接続され、またLEDは透明プレートの上面に接触させて保持するか、前記溝部で上端部を保持するようにしている。LEDは透明プレート表面での反射像およびカバープレートでの反射像がカメラに映り込まないように、カメラを基準として下方外側に配置されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2017-3536号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明の目的は、カメラの撮影画像から正確に数値を特定することができる撮影装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
この発明のある態様に従うと、カメラと、複数のライトと、制御部と、を備える撮影装置が提供される。制御部は、複数のライトの点灯状態が異なる複数の撮影環境下のそれぞれにおいてカメラで撮影することによって複数の撮影画像を取得し、複数の撮影画像に基づいてOCR機能を利用して複数桁の数字を特定する。
【発明の効果】
【0006】
以上のように、本発明によれば、カメラの撮影画像から正確に数値を特定することができる撮影装置が提供される。
【図面の簡単な説明】
【0007】
第1の実施の形態にかかるネットワークシステムの全体構成を示すイメージ図である。
第1の実施の形態にかかる撮影装置が水道メータに取り付けられた状態を示すイメージ図である。
第1の実施の形態にかかる撮影装置を水道メータに取り付ける手順を示すイメージ図である。
第1の実施の形態にかかる撮影装置をガスメータに取り付ける手順を示すイメージ図である。
第1の実施の形態にかかる撮影装置の主要な機能を示すブロック図である。
第1の実施の形態にかかる撮影装置における情報処理を示すフローチャートである。
第1の実施の形態にかかるLEDライトの動作状態とカメラの撮影画像を示すイメージ図である。
第1の実施の形態にかかるLEDライトの反射光が映り込んだ撮影画像である。
第1の実施の形態にかかるセンタサーバの主要な機能を示すブロック図である。
第2の実施の形態にかかる撮影装置における情報処理を示すフローチャートである。
第3の実施の形態にかかるLEDライトの動作状態とカメラの撮影画像を示すイメージ図である。
第3の実施の形態にかかる撮影装置における情報処理を示すフローチャートである。
第4の実施の形態にかかるLEDライトの動作状態とカメラの撮影画像を示すイメージ図である。
第4の実施の形態にかかる撮影装置における情報処理を示すフローチャートである。
第5の実施の形態にかかるLEDライトの動作状態と認識結果と確度を示すイメージ図である。
第5の実施の形態にかかる撮影装置における情報処理を示すフローチャートである。
第6の実施の形態にかかる撮影装置における情報処理を示すフローチャートである。
第7の実施の形態にかかる撮影装置における情報処理を示すフローチャートである。
第8の実施の形態にかかる撮影装置における情報処理を示すフローチャートである。
第10の実施の形態にかかる撮影装置における情報処理を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明は繰り返さない。
<第1の実施の形態>
<ネットワークシステム1の全体構成>
【0009】
まず、図1を参照して本実施の形態にかかるネットワークシステム1の全体構成について説明する。本実施の形態にかかるネットワークシステム1は、主に、測定装置としてのメータ200と、撮影装置100と、ネットワーク500と、センタ側網制御装置400と、センタサーバ300などを含むものである。
【0010】
メータ200は、本実施の形態においては、水道やガスなどの利用量を測定する検針用のメータなどであって、測定結果として、これまでの使用量の累積値を表示するものである。
(【0011】以降は省略されています)

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