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公開番号
2024157376
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-07
出願番号
2023071706
出願日
2023-04-25
発明の名称
エンジン制御方法、エンジン制御装置、及びエンジン制御プログラム
出願人
ダイハツ工業株式会社
,
トヨタ自動車株式会社
代理人
弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類
F02D
45/00 20060101AFI20241030BHJP(燃焼機関;熱ガスまたは燃焼生成物を利用する機関設備)
要約
【課題】触媒暖機運転中にタッピングノイズが発生することを防止することができるエンジン制御方法を提供すること。
【解決手段】エンジン制御方法は、エンジンの点火時期を最適点火時期から遅角させて燃焼を緩慢にすることにより、前記エンジンからの排気ガスを浄化する触媒を早期に暖機して活性化する触媒暖機運転中に前記エンジンの燃焼が悪化しているか否かを判定し、前記エンジンの燃焼が悪化していると判定した場合、前記エンジンのトルクを制御する目標値である目標トルクを増大させることを含む。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
エンジンの点火時期を最適点火時期から遅角させて燃焼を緩慢にすることにより、前記エンジンからの排気ガスを浄化する触媒を早期に暖機して活性化する触媒暖機運転中に前記エンジンの燃焼が悪化しているか否かを判定し、
前記エンジンの燃焼が悪化していると判定した場合、前記エンジンのトルクを制御する目標値である目標トルクを増大させる
ことを含むエンジン制御方法。
続きを表示(約 790 文字)
【請求項2】
前記エンジンのスロットルを開いて前記エンジンに流入する空気量を増大させることにより前記目標トルクを増大させ、
前記触媒暖機運転を早期に終了させる
ことを含む請求項1に記載のエンジン制御方法。
【請求項3】
前記エンジンの点火時期を進角させることにより前記目標トルクを増大させる請求項1に記載のエンジン制御方法。
【請求項4】
前記エンジンの実エンジントルクを取得し、
前記実エンジントルクに応じて前記エンジンの燃焼が悪化しているか否かを判定する請求項1に記載のエンジン制御方法。
【請求項5】
前記エンジンの回転変動を取得し、
前記回転変動に応じて前記エンジンの燃焼が悪化しているか否かを判定する請求項1に記載のエンジン制御方法。
【請求項6】
エンジンの点火時期を最適点火時期から遅角させて燃焼を緩慢にすることにより、前記エンジンからの排気ガスを浄化する触媒を早期に暖機して活性化する触媒暖機運転中に前記エンジンの燃焼が悪化しているか否かを判定し、
前記エンジンの燃焼が悪化していると判定した場合、前記エンジンのトルクを制御する目標値である目標トルクを増大させるように構成されるプロセッサを備えるエンジン制御装置。
【請求項7】
プロセッサに、
エンジンの点火時期を最適点火時期から遅角させて燃焼を緩慢にすることにより、前記エンジンからの排気ガスを浄化する触媒を早期に暖機して活性化する触媒暖機運転中に前記エンジンの燃焼が悪化しているか否かを判定し、
前記エンジンの燃焼が悪化していると判定した場合、前記エンジンのトルクを制御する目標値である目標トルクを増大させる
ことを実行させるエンジン制御プログラム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、エンジン制御方法、エンジン制御装置、及びエンジン制御プログラムに関する。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
ハイブリッド自動車のエンジン制御において、エンジンの点火時期を最適点火時期から遅角させて燃焼を緩慢にすることにより、エンジンからの排気ガスを浄化する触媒を早期に暖機して活性化する触媒暖機運転を実行する場合がある。
【0003】
図4は、従来のエンジン制御方法を示すタイミングチャートである。図4の例では、時間T11において、エンジンの点火時期を最適点火時期として燃焼を開始し、その後、点火時期を破線に示す最適点火時期から遅角させて時間T12まで触媒暖機運転を実行する。すると、排気ガス温度が破線から実線へと上昇し、触媒を早期に暖機して活性化することができる。ハイブリッド自動車では、モータによる走行が可能であるため、走行中においてエンジンの回転数とトルクとを略一定に制御して触媒暖機運転を実行することができる。図4において、実エンジントルクL12は、目標トルクL11を跨いで振動する。この振動のばらつきは、エンジンの部品の製造誤差や経年劣化等に影響される。
【0004】
また、特許文献1には、発電トルクを低く抑えた発電運転時、エンジンと発電機とを直結するギヤトレーンの伝達トルクがゼロトルクを挟んで連続的に変動し、このとき連続的な歯打ち音(いわゆるタッピングノイズ)が発生することが記載されている。特許文献1では、発電機に対し所定のトルクを付与し続けることにより、タッピングノイズを防止する技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
国際公開第2018/047224号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
触媒暖機運転では、燃焼を緩慢にするため、実エンジントルクがゼロを跨ぐ場合があり、タッピングノイズが発生しやすいという課題があった。
【0007】
特許文献1は、発電運転時のタッピングノイズを防止することができるが、触媒暖機運転中のタッピングノイズについては考慮されていない。
【0008】
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、触媒暖機運転中にタッピングノイズが発生することを防止することができるエンジン制御方法、エンジン制御装置、及びエンジン制御プログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上述の課題を解決するために、本発明のエンジン制御方法は、エンジンの点火時期を最適点火時期から遅角させて燃焼を緩慢にすることにより、前記エンジンからの排気ガスを浄化する触媒を早期に暖機して活性化する触媒暖機運転中に前記エンジンの燃焼が悪化しているか否かを判定し、前記エンジンの燃焼が悪化していると判定した場合、前記エンジンのトルクを制御する目標値である目標トルクを増大させることを含む。
【0010】
上記方法によれば、触媒暖機運転中にエンジンの燃焼が悪化していると判定した場合、エンジンのトルクを制御する目標値である目標トルクを増大させるため、触媒暖機運転中にタッピングノイズが発生することを防止することができる。
(【0011】以降は省略されています)
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