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公開番号
2024156550
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-06
出願番号
2023071117
出願日
2023-04-24
発明の名称
撮像レンズおよび撮像装置
出願人
富士フイルム株式会社
代理人
弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類
G02B
13/00 20060101AFI20241029BHJP(光学)
要約
【課題】小型であり、良好な光学性能を保持する撮像レンズ、およびこの撮像レンズを備えた撮像装置を提供する。
【解決手段】撮像レンズは、物体側から像側へ順に、第1レンズ群と、絞りと、第2レンズ群と、第3レンズ群とからなる。合焦の際、少なくとも第2レンズ群と第3レンズ群との間隔が変化する。撮像レンズに含まれるレンズの枚数は、7枚以上かつ10枚以下である。撮像レンズは、予め定められた条件式を満足する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
物体側から像側へ順に、第1レンズ群と、絞りと、第2レンズ群と、第3レンズ群とからなり、
合焦の際、少なくとも前記第2レンズ群と前記第3レンズ群との間隔が変化し、
全系に含まれるレンズの枚数が7枚以上かつ10枚以下であり、
無限遠物体に合焦した状態における、前記第1レンズ群の最も物体側のレンズ面から前記第3レンズ群の最も像側のレンズ面までの光軸上の距離と、全系の空気換算距離でのバックフォーカスとの和をTL、
無限遠物体に合焦した状態における全系の焦点距離をf、
無限遠物体に合焦した状態における最大半画角をω、
無限遠物体に合焦した状態における全系の空気換算距離でのバックフォーカスをBfとした場合、
0.6<TL/(f×tanω)<3 (1)
0.06<Bf/(f×tanω)<0.9 (2)
で表される条件式(1)および(2)を満足する撮像レンズ。
続きを表示(約 780 文字)
【請求項2】
前記第1レンズ群の焦点距離をf1、
無限遠物体に合焦した状態における前記第2レンズ群と前記第3レンズ群との合成焦点距離をf23とした場合、
-1<f1/f23<0.1 (3)
で表される条件式(3)を満足する請求項1に記載の撮像レンズ。
【請求項3】
合焦の際、前記第1レンズ群と、前記絞りと、前記第2レンズ群とが一体的に移動する請求項2に記載の撮像レンズ。
【請求項4】
前記第1レンズ群は、最も物体側から順に連続して、物体側の面が凸形状の負レンズと、正レンズとを含む請求項3に記載の撮像レンズ。
【請求項5】
0.85<TL/(f×tanω)<2.1 (1-1)
で表される条件式(1-1)を満足する請求項1に記載の撮像レンズ。
【請求項6】
0.1<Bf/(f×tanω)<0.51 (2-1)
で表される条件式(2-1)を満足する請求項5に記載の撮像レンズ。
【請求項7】
前記第1レンズ群の焦点距離をf1とした場合、
-0.5<f/f1<2.5 (4)
で表される条件式(4)を満足する請求項1に記載の撮像レンズ。
【請求項8】
0<TL/f<1.7 (5)
で表される条件式(5)を満足する請求項1に記載の撮像レンズ。
【請求項9】
前記第1レンズ群は、物体側の面が凸形状の負レンズと、正レンズとが物体側から順に接合された接合レンズからなる請求項1に記載の撮像レンズ。
【請求項10】
前記第3レンズ群の最も像側に正レンズを含む請求項1に記載の撮像レンズ。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示の技術は、撮像レンズ、および撮像装置に関する。
続きを表示(約 1,100 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、デジタルカメラ等の撮像装置に使用可能な撮像レンズとして、下記特許文献1に記載のものが知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2013-137377号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
小型であり、良好な光学性能を保持する撮像レンズが要望されている。これらの要求レベルは、年々、高まっている。
【0005】
本開示は、小型であり、良好な光学性能を保持する撮像レンズ、およびこの撮像レンズを備えた撮像装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の第1の態様は、撮像レンズであって、物体側から像側へ順に、第1レンズ群と、絞りと、第2レンズ群と、第3レンズ群とからなり、合焦の際、少なくとも第2レンズ群と第3レンズ群との間隔が変化し、全系に含まれるレンズの枚数が7枚以上かつ10枚以下であり、無限遠物体に合焦した状態における、第1レンズ群の最も物体側のレンズ面から第3レンズ群の最も像側のレンズ面までの光軸上の距離と、全系の空気換算距離でのバックフォーカスとの和をTL、無限遠物体に合焦した状態における全系の焦点距離をf、無限遠物体に合焦した状態における最大半画角をω、無限遠物体に合焦した状態における全系の空気換算距離でのバックフォーカスをBfとした場合、
0.6<TL/(f×tanω)<3 (1)
0.06<Bf/(f×tanω)<0.9 (2)
で表される条件式(1)および(2)を満足する。
【0007】
本開示の第2の態様は、第1の態様の撮像レンズにおいて、第1レンズ群の焦点距離をf1、無限遠物体に合焦した状態における第2レンズ群と第3レンズ群との合成焦点距離をf23とした場合、
-1<f1/f23<0.1 (3)
で表される条件式(3)を満足する。
【0008】
本開示の第3の態様は、第2の態様の撮像レンズにおいて、合焦の際、第1レンズ群と、絞りと、第2レンズ群とが一体的に移動する。
【0009】
本開示の第4の態様は、第3の態様の撮像レンズにおいて、第1レンズ群は、最も物体側から順に連続して、物体側の面が凸形状の負レンズと、正レンズとを含む。
【0010】
本開示の第5の態様は、第1の態様の撮像レンズにおいて、
0.85<TL/(f×tanω)<2.1 (1-1)
で表される条件式(1-1)を満足する。
(【0011】以降は省略されています)
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