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公開番号2024153288
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-29
出願番号2023067087
出願日2023-04-17
発明の名称補聴器機能を有する眼鏡
出願人株式会社タケダ企画
代理人個人
主分類G02C 11/06 20060101AFI20241022BHJP(光学)
要約【課題】話の相手の音声をクリアに聞き取ることができ、又、製造コストを低減させ得る補聴器機能を有する眼鏡を提供する。
【解決手段】柔軟な樹脂で一体成形された眼鏡枠体2を有する。眼鏡枠体2は、レンズ3,3の上縁部分5,5を保持する上縁枠部6,6相互がブリッジ部7で連結された眼鏡前枠9の左右端部にテンプル11の前端部12が連結されている。左右のテンプルは、眼鏡着用者の側頭部に当接するように弾性的に拡開できる。音声を検出する指向性マイク15が、眼鏡前枠9に、その集音部16を前方に向けて設けられ、左右のテンプル11,11にバッテリー17が収容され、テンプルの夫々の後部に、骨伝導イヤホン19を有する。指向性マイク15から骨伝導イヤホン19に至る導線20の全体が、眼鏡枠体2の樹脂に埋設されている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
全体が柔軟な樹脂で一体成形された眼鏡枠体を有し、該眼鏡枠体は、左右のレンズの上縁部分を保持する左右の上縁枠部相互がブリッジ部で一連一体に連結されてなる眼鏡前枠の左右の端部に、弾性変形可能の蝶番機能連結部を介して、テンプルの前端部が一連一体に連結されており、左右の該テンプルは、該蝶番機能連結部の弾性屈曲変形を伴って開閉できるように構成されており、
左右の前記テンプルは、眼鏡着用状態においては、前記蝶番機能連結部の弾性変形を伴って眼鏡着用者の左右の側頭部に当接する拡開状態となることができ、
又、音声を検出する指向性マイクが、前記眼鏡前枠に、その集音部を前方に向けて設けられており、左右の前記テンプルの夫々にはバッテリーが収容され、又左右の前記テンプルの夫々に、前記側頭部に当接して前記指向性マイクにて検出された音声を骨伝導振動で出力する骨伝導イヤホンが設けられており、
又、前記指向性マイクと前記骨伝導イヤホンとを電気的に接続する導線が、前記蝶番機能連結部を含めて前記眼鏡枠体の樹脂に埋設された状態で配線されており、該蝶番機能連結部に埋設されている該導線は、前記テンプルの開閉に伴う前記蝶番機能連結部の弾性屈曲変形に追随して屈曲変形できることを特徴とする補聴器機能を有する眼鏡。
続きを表示(約 89 文字)【請求項2】
前記指向性マイクは、前記眼鏡前枠の左右端部分において、その集音部を前方に向けて設けられていることを特徴とする請求項1記載の補聴器機能を有する眼鏡。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は補聴器機能を有する眼鏡に関するものである。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
補聴器機能を有する眼鏡の一例としては、特許文献1 、2記載の眼鏡型補聴器が提供されている。
【0003】
特許文献1に係る眼鏡型補聴器は、2つのレンズの周りを囲む眼鏡リムを連結する眼鏡ブリッジに設けられた指向性マイクと、前記眼鏡リムの左端と右端との夫々に設けられた無指向性マイクと、前記眼鏡リムに連結される左フレームと右フレームとの夫々に設けられたスピーカーと、前記左フレームと前記右フレームとの一方のフレームに設けられた第1タッチセンサーと、該第1タッチセンサーからの信号により前記指向性マイクをオンさせて音声信号を前記スピーカーに出力させる制御回路と、を備えている。
【0004】
しかしながら特許文献1に記載されている眼鏡型補聴器によるときは次のような問題点があった。
即ち、該眼鏡型補聴器は、無線方式の制御を行うように構成されており、前記左フレームと前記右フレームとの一方のフレームに第1のタッチセンサーが設けられており、該第1のタッチセンサーからのオン信号に基づきマイク制御部に対して前記指向性マイクをオンさせるためのオン信号を出力するように構成されている。又、他方のフレームに第2のタッチセンサーが設けられており、該第2のタッチセンサーからのオン信号に基づきマイク制御部に対して前記無指向性マイクをオンさせるためのオン信号を出力するように構成されている。
【0005】
このように該眼鏡型補聴器は、マイクのオン・オフ操作を無線方式で行うため、例えば特許文献2に記載されている眼鏡型補聴器における、導線を介してオン・オフ信号を送出する場合のような下記問題点はないものの、タッチセンサー及びその制御回路を要するために、該眼鏡型補聴器が高価なものとなる問題があった。
【0006】
又、特許文献2に係る眼鏡型補聴器は、導線を配線して行う有線方式の制御を行うものであり、指向性マイクが、左右の眼鏡フレームの蝶番付近に固定されている。そして、左右の指向性マイクからの音声信号は、その大部分がフレームに埋設されてなる導線を介して、テンプルの後端に設けたイヤホンに伝達されるように構成されている。
【0007】
該導線は、このように、その大部分がフレームに埋設された状態にあるが、眼鏡リムとテンプルとの接続部(蝶番部)においては露出状態にある。そのため、
眼鏡の着脱時や眼鏡の手入れ時において、髪の毛等の物が該露出状態の導線に引っ掛かって該導線が断線等損傷され易く、補聴器としての機能を喪失し兼ねない問題があった。又、露出状態にある前記導線が眼鏡の美観を損なう問題もあった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
特開2016―39632号
特開2012―147405号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
本発明は前記従来の問題点に鑑みて開発されたものであり、着用者が眼鏡を通して見える範囲の音声や音をクリアに聞き取ることができるのは元より、製造コストを低減させ得る補聴器機能を有する眼鏡の提供を課題とするものである。又、導線を配線して行う有線方式の制御であるにも関わらず、眼鏡前枠の左右端部の夫々と前記テンプルの前記前端部との連結部分で該導線が露出状態となることがなく、これによって、前記したような、導線損傷による補聴器機能の喪失や導線の露出による眼鏡の美観損傷の問題を招来することのない補聴器機能を有する眼鏡の提供を課題とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
前記課題を解決するため本発明は以下の手段を採用する。
即ち、本発明に係る補聴器機能を有する眼鏡は、全体が柔軟な樹脂で一体成形された眼鏡枠体を有し、該眼鏡枠体は、左右のレンズの上縁部分を保持する左右の上縁枠部相互がブリッジ部で一連一体に連結されてなる眼鏡前枠の左右の端部に、弾性変形可能の蝶番機能連結部を介して、テンプルの前端部が一連一体に連結されており、左右の該テンプルは、該蝶番機能連結部の弾性屈曲変形を伴って開閉できるように構成されており、左右の前記テンプルは、眼鏡着用状態においては、前記蝶番機能連結部の弾性変形を伴って眼鏡着用者の左右の側頭部に当接する拡開状態となることができる。
(【0011】以降は省略されています)

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