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公開番号2024148950
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-18
出願番号2023062557
出願日2023-04-07
発明の名称光学走査装置
出願人キヤノン株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人
主分類G02B 26/10 20060101AFI20241010BHJP(光学)
要約【課題】 光学走査装置の筐体への光学素子の位置決め精度が向上した光学走査装置を安価な構成で提供する。
【解決手段】 筐体は、光学素子を、互いに直交する複数の方向に位置決めするための複数の位置決め部を有し、光学素子には、固定部材により押圧される被押圧面が設けられ、被押圧面の法線方向が複数の方向のいずれとも異なり、固定部材で光学素子を押圧すると筐体に対して複数の方向における光学素子の位置が決まる。
【選択図】 図2
特許請求の範囲【請求項1】
光源と、前記光源から出射された光束を偏向走査する偏向器と、前記光束を透過又は反射させる光学素子と、前記光源と前記偏向器と前記光学素子を保持する筐体と、前記光学素子を前記筐体に押圧する固定部材と、を有する光学走査装置において、
前記筐体は、前記光学素子を、互いに直交する複数の方向に位置決めするための複数の位置決め部を有し、
前記光学素子には、前記固定部材により押圧される被押圧面が設けられ、
前記被押圧面の法線方向が前記複数の方向のいずれとも異なり、前記固定部材で前記光学素子を押圧すると、前記筐体に対して前記複数の方向における前記光学素子の位置が決まることを特徴とする光学走査装置。
続きを表示(約 380 文字)【請求項2】
前記複数の方向は、主走査方向と、前記光学素子の光軸方向であることを特徴とする請求項1に記載の光学走査装置。
【請求項3】
前記光学素子は前記偏向器で反射された前記光束が透過するレンズであることを特徴とする請求項1に記載の光学走査装置。
【請求項4】
前記被押圧面は前記光学素子に設けられた溝であることを特徴とする請求項3に記載の光学走査装置。
【請求項5】
前記被押圧面は前記光学素子に設けられた突起であることを特徴とする請求項3に記載の光学走査装置。
【請求項6】
前記被押圧面は、前記光学素子の前記光束が透過又は反射する領域の両端部に設けられ、一端側の前記被押圧面の法線方向と他端側の前記被押圧面の法線方向が異なることを特徴とする請求項1に記載の光学走査装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、例えば、電子写真プロセスを有するレーザビームプリンタやデジタル複写機等の画像形成装置の光学走査装置のレンズ固定に好適な形状に関する。
続きを表示(約 1,100 文字)【背景技術】
【0002】
レーザプリンタのような電子写真記録方式の画像形成装置に用いられる光学走査装置は、画像信号に応じて光源からレーザ光束を出射し、ポリゴンミラーなどの光偏向器で偏向する。そして、走査レンズを透過させることで感光体の表面を走査し、感光体ドラムに静電潜像を形成する。
【0003】
走査レンズは光源や光偏向器等の光学要素とともに筐体に取り付けられ、光学要素との位置関係が変化しないように保持されている。
【0004】
走査レンズの位置が変化すると、感光体の表面に形成されるスポットの大きさや走査位置が変化してしまう。
【0005】
特許文献1には、走査レンズにコの字状の溝を設けて、固定部材をその溝に取り付けることによって、走査レンズを光学走査装置の筐体に位置決めする構成が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
CN210639350U
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、特許文献1に記載の光学走査装置では、一つの固定部材を走査レンズのような光学素子に対して互いに異なる二つの方向へ動かして走査レンズを筐体に位置決めしている。このため、走査レンズを筐体の位置決め部へ押圧する押圧力にバラツキが発生しやすくなる。
【0008】
本発明の目的は、光学素子を固定する押圧力のバラツキを減少させて光学素子の位置決め精度を向上させた光学走査装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上述の課題を解決するための本発明は、光源と、前記光源から出射された光束を偏向走査する偏向器と、前記光束を透過又は反射させる光学素子と、前記光源と前記偏向器と前記光学素子を保持する筐体と、前記光学素子を前記筐体に押圧する固定部材と、を有する光学走査装置において、前記筐体は、前記光学素子を、互いに直交する複数の方向に位置決めするための複数の位置決め部を有し、前記光学素子には、前記固定部材により押圧される被押圧面が設けられ、前記被押圧面の法線方向が前記複数の方向のいずれとも異なり、前記固定部材で前記光学素子を押圧すると、前記筐体に対して前記複数の方向における前記光学素子の位置が決まることを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、光学走査装置の筐体への光学素子の位置決め精度が向上した光学走査装置を安価な構成で提供できる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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