TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2024156019
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-31
出願番号2024146438,2022532969
出願日2024-08-28,2020-07-02
発明の名称光伝送システムおよび光伝送システムの設計方法
出願人日本電信電話株式会社
代理人弁理士法人磯野国際特許商標事務所
主分類H04B 10/25 20130101AFI20241024BHJP(電気通信技術)
要約【課題】トランスポンダにおける周波数の補正を最適に設計すること。
【解決手段】 送信機111と受信機112を有するトランスポンダを備える光伝送システム1Aであって、トランスポンダを備える送信側の局舎A100Aと、トランスポンダを備える受信側の局舎B100Bと、トランスポンダ以外の光伝送システム1Aの構成要素を通り、局舎A100Aと局舎B100Bとを接続する所定経路210と、所定経路210を用いて送信される信号をもとに、送信機111から送信される信号の周波数特性を補正する補正値を算出するサーバ150と、を備える。
【選択図】 図1
特許請求の範囲【請求項1】
送信機と受信機を有するトランスポンダを備える光伝送システムであって、
前記トランスポンダを備える送信側の第1局舎と、
前記トランスポンダを備える受信側の第2局舎と、
前記トランスポンダ以外の光伝送システムの構成要素を通り、前記第1局舎と前記第2局舎とを接続する所定経路と、
前記所定経路を用いて送信される信号をもとに、前記送信機から送信される信号の周波数特性を補正する補正値を算出する算出部と、を備え、
前記算出部は、前記第2局舎の前記受信機に備えられるDSP(Digital Signal Processor)であり、前記送信機の側で確定した周波数補正の補正値を受信すると、その受信した補正値をもとに、前記送信機から送信される信号と前記受信機で受信される信号とをセットにして、周波数特性を最適化する
ことを特徴とする光伝送システム。
続きを表示(約 1,500 文字)【請求項2】
送信機と受信機を有するトランスポンダを備える光伝送システムであって、
前記トランスポンダを備える送信側の第1局舎と、
前記トランスポンダおよびスペクトルアナライザを備える受信側の第2局舎と、
前記トランスポンダ以外の光伝送システムの構成要素を通り、前記第1局舎と前記第2局舎とを接続する所定経路と、
前記所定経路を用いて送信される信号をもとに、前記送信機から送信される信号の周波数特性を補正する補正値を算出する算出部と、を備え、
前記算出部は、さらに、前記所定経路を用いて送信される信号をもとに、前記スペクトルアナライザの測定結果に近づくように、前記受信機で受信される信号の周波数特性を補正する補正値を算出する
ことを特徴とする光伝送システム。
【請求項3】
前記第1局舎の前記トランスポンダの前記送信機の信号を、前記所定経路を介して前記第2局舎の前記トランスポンダの前記受信機が受信するともに、前記第2局舎の前記トランスポンダの前記送信機の信号を、前記所定経路を経由して前記第1局舎の前記トランスポンダの前記受信機が受信する
ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の光伝送システム。
【請求項4】
基準トランスポンダを前記第2局舎に備え、
前記算出部は、前記基準トランスポンダの信号をもとに、前記送信機から送信される信号の周波数特性を補正する補正値を算出する
ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の光伝送システム。
【請求項5】
前記算出部は、前記スペクトルアナライザの測定結果をもとに、前記送信機から送信される信号の周波数特性を補正する補正値を算出する
ことを特徴とする請求項2に記載の光伝送システム。
【請求項6】
送信機と受信機を有するトランスポンダを備える光伝送システムの設計方法であって、
前記トランスポンダを備える送信側の第1局舎と、
前記トランスポンダを備える受信側の第2局舎と、
前記トランスポンダ以外の光伝送システムの構成要素を通り、前記第1局舎と前記第2局舎とを接続する所定経路と、
前記所定経路を用いて送信される信号をもとに、前記送信機から送信される信号の周波数特性を補正する補正値を算出する算出部と、を備え、
前記算出部は、前記第2局舎の前記受信機に備えられるDSP(Digital Signal Processor)であり、前記送信機の側で確定した周波数補正の補正値を受信すると、その受信した補正値をもとに、前記送信機から送信される信号と前記受信機で受信される信号とをセットにして、周波数特性を最適化する工程を有する
ことを特徴とする光伝送システムの設計方法。
【請求項7】
送信機と受信機を有するトランスポンダを備える光伝送システムの設計方法であって、
前記トランスポンダを備える送信側の第1局舎と、
前記トランスポンダおよびスペクトルアナライザを備える受信側の第2局舎と、
前記トランスポンダ以外の光伝送システムの構成要素を通り、前記第1局舎と前記第2局舎とを接続する所定経路と、
前記所定経路を用いて送信される信号をもとに、前記送信機から送信される信号の周波数特性を補正する補正値を算出する算出部と、を備え、
前記算出部は、さらに、前記所定経路を用いて送信される信号をもとに、前記スペクトルアナライザの測定結果に近づくように、前記受信機で受信される信号の周波数特性を補正する補正値を算出する工程を有する
ことを特徴とする光伝送システムの設計方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、光伝送システムおよび光伝送システムの設計方法に関する。
続きを表示(約 2,600 文字)【背景技術】
【0002】
光伝送システムは、複数のノードがリンクによって相互に接続された光伝送レイヤを備える。この光伝送レイヤでは、光物理特性、および、アナログ制御特性が複雑に相互作用し、故障(異常)位置特定や原因特定が困難な故障(異常)が発生する。
【0003】
光伝送システムでは、光信号の送受信に電気信号処理を含むディジタルコヒーレント方式が活用されている。電気信号処理を実施可能な特性を活かし、送信機と受信機に用いられる光モジュール(光変調器、ICR:Integrated Coherent Receiverなど)および電気モジュール(ドライバアンプ、TIA:Trans-Impedance Amplifier、高周波ケーブルなど)の特性を、電気信号処理部にて補償することで、光信号品質を向上させる方式が提案されている(非特許文献1、2参照)。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0004】
A. Matsushita, et. al., “64-GBd PDM-256QAM and 92-GBd PDM-64QAM Signal Generation using Precise-Digital-Calibration aided by Optical-Equalization“, Proc. OFC2019, W4B.2.
A. Matsushita, et. al., “High-Spectral-Efficiency 600-Gbps/Carrier Transmission Using PDM-256QAM Format”, IEEE JLT, vol.37, no.2, Jan. 15, 2019.
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、送信側、受信側において、設定すべきパラメータ、補正方法のバリエーションが複数あり、最適な設計が困難という課題がある。
【0006】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、本発明は、トランスポンダにおける周波数の補正を最適に設計することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するための手段として、本発明は、送信機と受信機を有するトランスポンダを備える光伝送システムであって、
前記トランスポンダを備える送信側の第1局舎と、
前記トランスポンダを備える受信側の第2局舎と、
前記トランスポンダ以外の光伝送システムの構成要素を通り、前記第1局舎と前記第2局舎とを接続する所定経路と、
前記所定経路を用いて送信される信号をもとに、前記送信機から送信される信号の周波数特性を補正する補正値を算出する算出部と、を備え、
前記算出部は、前記第2局舎の前記受信機に備えられるDSP(Digital Signal Processor)であり、前記送信機の側で確定した周波数補正の補正値を受信すると、その受信した補正値をもとに、前記送信機から送信される信号と前記受信機で受信される信号とをセットにして、周波数特性を最適化する
ことを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、トランスポンダにおける周波数の補正を最適に設計することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の第1の実施形態に係る光伝送システムを示す構成図である。
第1の実施形態に係る光伝送システムのサーバの機能を実現するコンピュータの一例を示すハードウェア構成図である。
第1の実施形態に係る光伝送システムの電気モジュールの周波数特性例を示す図である。
第1の実施形態に係る光伝送システムの電気信号の周波数特性例を示す図である。
第1の実施形態に係る光伝送システムの補正した信号の周波数特性例を示す図である。
第1の実施形態に係る光伝送システムの設計処理を示すフローチャートである。
第1の実施形態に係る光伝送システムの設計処理の最適化サブルーチンである。
第1の実施形態に係る光伝送システムのBERと基準値との関係を説明する図である。
本発明の第2の実施形態に係る光伝送システムを示す構成図である。
第2の実施形態に係る光伝送システムの設計処理を示すフローチャートである。
本発明の第3の実施形態に係る光伝送システムを示す構成図である。
第3の実施形態に係る光伝送システムの設計処理を示すフローチャートである。
本発明の第4の実施形態に係る光伝送システムを示す構成図である。
本発明の第5の実施形態に係る光伝送システムを示す構成図である。
第5の実施形態に係る光伝送システムの光信号スペクトルを示す図である。
第6の実施形態に係る光伝送システムを示す構成図である。
第6の実施形態に係る光伝送システムの光信号スペクトルを示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、図面を参照して本発明を実施するための形態(以下、「本実施形態」という)における光伝送システム等について説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態に係る光伝送システムを示す構成図である。
図1に示すように、光伝送システム1は、局舎100A(第1局舎)と、局舎100B(第2局舎)とがトランスポンダ以外の光伝送システムの構成要素10を経由して繋がれている。
光伝送システムの構成要素10は、光合分波部、光クロスコネクト部、光増幅中継部、光ファイバ伝送路などである。
局舎100Aおよび局舎100Bは、トランスポンダ110と、サーバ150(算出部)と、を備える。
トランスポンダ110は、送信機(Tx)111と、受信機(Rx)112と、を備える。また、局舎100Aのトランスポンダ110は、さらに、クロスコネクト機能部113を備える。ただし、局舎100Bのトランスポンダ110が、クロスコネクト機能部113を備える構成でもよい。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

日本電信電話株式会社
受信装置および受信方法
5日前
日本電信電話株式会社
信号強調装置、方法及びプログラム
11日前
日本電信電話株式会社
光ネットワークシステム、及び遠隔装置
5日前
日本電信電話株式会社
環境音合成装置、その方法及びプログラム
5日前
日本電信電話株式会社
通信装置、通信システム、通信方法、及びプログラム
6日前
日本電信電話株式会社
集約装置、通信システム、通信方法、及びプログラム
6日前
日本電信電話株式会社
送信局
7日前
日本電信電話株式会社
光伝送システムおよび光伝送システムの設計方法
5日前
個人
挿耳装置
8日前
個人
ヘッドホン
1か月前
個人
仮想アース
13日前
個人
車両の制御装置
1か月前
株式会社シグマ
撮像装置
1か月前
個人
スピーカーシステム
2か月前
個人
投げ銭管理システム
12日前
キヤノン株式会社
撮像装置
1か月前
キヤノン株式会社
撮像装置
11日前
キヤノン株式会社
撮像装置
11日前
キヤノン株式会社
撮像装置
12日前
キヤノン株式会社
撮像装置
2か月前
キヤノン株式会社
表示装置
1か月前
パイオニア株式会社
音響装置
1か月前
パイオニア株式会社
音響装置
1か月前
パイオニア株式会社
音響装置
1か月前
個人
平面映像の回転による立体映像
25日前
太陽誘電株式会社
超音波装置
21日前
ブラザー工業株式会社
印刷装置
29日前
キヤノン株式会社
画像読取装置
21日前
キヤノン株式会社
無線通信装置
11日前
ブラザー工業株式会社
読取装置
7日前
沖電気工業株式会社
画像形成装置
1か月前
シャープ株式会社
表示装置
6日前
ブラザー工業株式会社
利用管理システム
13日前
株式会社ACSL
確認方法
7日前
大日本印刷株式会社
写真撮影装置
1か月前
アイホン株式会社
インターホン機器
1か月前
続きを見る