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公開番号
2024154741
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-31
出願番号
2023068750
出願日
2023-04-19
発明の名称
評価装置、評価方法及びプログラム
出願人
三菱重工業株式会社
代理人
弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類
G06Q
50/10 20120101AFI20241024BHJP(計算;計数)
要約
【課題】溢水による機器への影響を適切に評価する。
【解決手段】評価装置は、溢水源からの単位時間当たりの溢水量と、溢水源からの水が流入する部屋からの、単位時間当たりの水の排出量とを含む溢水条件のパラメータ値を、確率分布に基づき設定する溢水条件設定部と、溢水源からの溢水が開始してから停止するまでの時間である溢水時間を設定する溢水時間設定部と、溢水条件のパラメータ値及び溢水時間に基づき、部屋の水位を算出する水位算出部と、算出された水位に基づき、部屋に設置された機器が水没するかを判定する判定部と、を含む。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
溢水源からの単位時間当たりの溢水量と、前記溢水源からの水が流入する部屋からの、単位時間当たりの水の排出量とを含む溢水条件のパラメータ値を、確率分布に基づき設定する溢水条件設定部と、
前記溢水源からの溢水が開始してから停止するまでの時間である溢水時間を設定する溢水時間設定部と、
前記溢水条件のパラメータ値及び前記溢水時間に基づき、前記部屋の水位を算出する水位算出部と、
算出された前記水位に基づき、前記部屋に設置された機器が水没するかを判定する判定部と、
を含む、
評価装置。
続きを表示(約 1,200 文字)
【請求項2】
前記溢水条件設定部は、同じ前記溢水条件のパラメータ値を、複数設定し、
前記水位算出部は、前記溢水条件のパラメータ値毎に前記水位を算出し、
前記判定部は、前記溢水条件のパラメータ値毎に、前記機器が水没するかを判定する、請求項1に記載の評価装置。
【請求項3】
前記溢水時間設定部は、複数の前記溢水時間を設定し、
前記水位算出部は、前記溢水時間毎に前記水位を算出し、
前記判定部は、前記溢水条件毎に、前記機器が水没するかを判定する、請求項1又は請求項2に記載の評価装置。
【請求項4】
前記溢水時間設定部は、それぞれの前記溢水時間に対して、その溢水時間となる可能性が高いほど重み度合いが高くなる重み係数を設定し、
前記溢水時間毎の前記機器が水没するかの判定結果と、前記溢水時間毎の重み係数とに基づいて、前記機器が水没する可能性を算出する評価部を更に有する、請求項3に記載の評価装置。
【請求項5】
前記溢水条件設定部は、溢水条件毎に異なる確率分布を用いて、前記溢水条件のパラメータ値を算出する、請求項1又は請求項2に記載の評価装置。
【請求項6】
前記部屋が複数設けられており、
前記溢水条件設定部は、隣り合う部屋との単位時間当たりの水の流通量を、確率分布に基づき設定し、
前記水位算出部は、前記部屋毎に前記水位を算出し、
前記判定部は、前記部屋毎に、前記機器が水没するかを判定する、請求項1又は請求項2に記載の評価装置。
【請求項7】
前記部屋が、原子力発電プラントに設けられる部屋である、請求項1又は請求項2に記載の評価装置。
【請求項8】
溢水源からの単位時間当たりの溢水量と、前記溢水源からの水が流入する部屋からの、単位時間当たりの水の排出量とを含む溢水条件のパラメータ値を、確率分布に基づき設定するステップと、
前記溢水源からの溢水が開始してから停止するまでの時間である溢水時間を設定するステップと、
前記溢水条件のパラメータ値及び前記溢水時間に基づき、前記部屋の水位を算出するステップと、
算出された前記水位に基づき、前記部屋に設置された機器が水没するかを判定するステップと、
を含む、
評価方法。
【請求項9】
溢水源からの単位時間当たりの溢水量と、前記溢水源からの水が流入する部屋からの、単位時間当たりの水の排出量とを含む溢水条件のパラメータ値を、確率分布に基づき設定するステップと、
前記溢水源からの溢水が開始してから停止するまでの時間である溢水時間を設定するステップと、
前記溢水条件のパラメータ値及び前記溢水時間に基づき、前記部屋の水位を算出するステップと、
算出された前記水位に基づき、前記部屋に設置された機器が水没するかを判定するステップと、
をコンピュータに実行させる、
プログラム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、評価装置、評価方法及びプログラムに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
原子力発電プラントなどの設備においては、部屋に機器が設置されており、溢水源から溢水した場合には、機器が水没して機能停止してしまうおそれがある。従って、このような設備においては、溢水による機器への影響を予め評価しておくことが求められている。例えば特許文献1には、区画の大きさを含む区画情報と、水の流れの計算に必要な経路情報と、溢水源の位置及び溢水量を含む溢水源情報が入力されたら、それらの入力値に基づいて、区画ごとに没水水位を計算する装置が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第6914775号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1においては、溢水量を含む溢水源情報などがユーザから入力された固定値となっている。しかしながら、溢水量など、部屋の水位に影響を及ぼすパラメータは、実際には固定値ではなく、不確実さ(ばらつき)が生じる。そのため、特許文献1の技術では、不確実さを考慮することができず、溢水による機器への影響を適切に評価するには、改善の余地がある。
【0005】
本開示は、溢水による機器への影響を適切に評価可能な評価装置、評価方法及びプログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示に係る評価装置は、溢水源からの単位時間当たりの溢水量と、前記溢水源からの水が流入する部屋からの、単位時間当たりの水の排出量とを含む溢水条件のパラメータ値を、確率分布に基づき設定する溢水条件設定部と、前記溢水源からの溢水が開始してから停止するまでの時間である溢水時間を設定する溢水時間設定部と、前記溢水条件のパラメータ値及び前記溢水時間に基づき、前記部屋の水位を算出する水位算出部と、算出された前記水位に基づき、前記部屋に設置された機器が水没するかを判定する判定部と、を含む。
【0007】
本開示に係る評価方法は、溢水源からの単位時間当たりの溢水量と、前記溢水源からの水が流入する部屋からの、単位時間当たりの水の排出量とを含む溢水条件のパラメータ値を、確率分布に基づき設定するステップと、前記溢水源からの溢水が開始してから停止するまでの時間である溢水時間を設定するステップと、前記溢水条件のパラメータ値及び前記溢水時間に基づき、前記部屋の水位を算出するステップと、算出された前記水位に基づき、前記部屋に設置された機器が水没するかを判定するステップと、を含む。
【0008】
本開示に係るプログラムは、溢水源からの単位時間当たりの溢水量と、前記溢水源からの水が流入する部屋からの、単位時間当たりの水の排出量とを含む溢水条件のパラメータ値を、確率分布に基づき設定するステップと、前記溢水源からの溢水が開始してから停止するまでの時間である溢水時間を設定するステップと、前記溢水条件のパラメータ値及び前記溢水時間に基づき、前記部屋の水位を算出するステップと、算出された前記水位に基づき、前記部屋に設置された機器が水没するかを判定するステップと、をコンピュータに実行させる。
【発明の効果】
【0009】
本開示によれば、溢水による機器への影響を適切に評価できる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1は、本実施形態に係る設備の模式図である。
図2は、本実施形態に係る評価装置の模式的なブロック図である。
図3は、確率分布に基づく溢水条件のパラメータ値の設定方法を説明する模式図である。
図4は、溢水シナリオの一例を示す表である。
図5は、水位の一例を示すグラフである。
図6は、判定結果の一例を示す表である。
図7は、出力内容の一例を示す模式図である。
図8は、本実施形態に係る評価装置の処理フローを説明するフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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