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公開番号2025067367
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-24
出願番号2023177308
出願日2023-10-13
発明の名称加工支援装置
出願人三菱重工業株式会社,株式会社ノビテック
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類B23Q 17/22 20060101AFI20250417BHJP(工作機械;他に分類されない金属加工)
要約【課題】加工対象物に行われる加工作業に関する作業情報を、適切に把握する。
【解決手段】加工工具を用いて加工対象物に行われる加工の支援を行う加工支援装置であって、前記加工対象物の位置である対象物位置を検出する第1の位置検出器と、前記加工対象物の形状に関する形状情報を取得する形状情報取得部と、前記対象物位置及び前記形状情報に基づく処理を実行する制御部と、を備え、前記制御部は、前記形状情報と前記対象物位置との位置合わせを行う処理と、前記形状情報に、前記加工工具を用いた加工作業に関する作業情報を記録するための作業記録位置を設定する処理と、前記作業記録位置に対応付けて前記作業情報を記録する処理と、を実行する。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項１】
加工工具を用いて加工対象物に行われる加工の支援を行う加工支援装置であって、
前記加工対象物の位置である対象物位置を検出する第１の位置検出器と、
前記加工対象物の形状に関する形状情報を取得する形状情報取得部と、
前記対象物位置及び前記形状情報に基づく処理を実行する制御部と、を備え、
前記制御部は、
前記形状情報と前記対象物位置との位置合わせを行う処理と、
前記形状情報に、前記加工工具を用いた加工作業に関する作業情報を記録するための作業記録位置を設定する処理と、
前記作業記録位置に対応付けて前記作業情報を記録する処理と、を実行する加工支援装置。
続きを表示（約 1,000 文字）【請求項２】
前記加工工具の工具位置を検出する第２の位置検出器を、さらに備え、
前記制御部は、
加工作業開始時における前記加工工具の前記工具位置を、前記作業記録位置として設定する請求項１に記載の加工支援装置。
【請求項３】
入力操作が行われる操作部を、さらに備え、
前記制御部は、
前記操作部により指し示した指示位置を、前記作業記録位置として設定する請求項１に記載の加工支援装置。
【請求項４】
入力操作が行われる操作部を、さらに備え、
前記制御部は、
前記操作部により指し示した指示位置と、前記作業記録位置とが所定の範囲内となる場合、前記作業情報を読み出す操作の受付を許可する請求項１に記載の加工支援装置。
【請求項５】
前記加工対象物には、指標となる原点マーカーが配置され、
前記形状情報は、前記原点マーカーを含み、
前記制御部は、前記形状情報において前記原点マーカーが指定されると、前記原点マーカーが指定された指定位置を原点として、前記加工対象物の形状を設定することで、前記形状情報と前記対象物位置との位置合わせを行う処理を実行する請求項１に記載の加工支援装置。
【請求項６】
前記形状情報は、前記加工対象物の画像であり、
前記形状情報取得部は、前記加工対象物を撮像する撮像部である請求項１に記載の加工支援装置。
【請求項７】
前記制御部は、
前記作業情報として、前記撮像部により撮像した加工部位の画像を取得する請求項６に記載の加工支援装置。
【請求項８】
前記形状情報は、前記加工対象物の三次元形状データであり、
前記形状情報取得部は、前記三次元形状データを生成するデータ生成装置である請求項１に記載の加工支援装置。
【請求項９】
情報を表示する表示部を、さらに備え、
前記制御部は、前記表示部に、前記形状情報に設定された前記作業記録位置に、加工作業中であることを報知する報知マーカーを表示する請求項１に記載の加工支援装置。
【請求項１０】
前記制御部は、
前記作業情報に基づいて加工作業の評価を実行すると共に、加工作業の評価に応じて、前記報知マーカーの色彩を異ならせる請求項９に記載の加工支援装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本開示は、加工支援装置に関するものである。
続きを表示（約 1,600 文字）【背景技術】
【０００２】
従来、ユーザが撮像した画像から歯磨きがされているどうかを判定すると共に、歯磨きゲームに関する情報をサーバへ送信するゲームプログラムが知られている（例えば、特許文献１参照）。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特許第７０２５８２３号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
ところで、ユーザが撮像する画像としては、例えば、加工作業に関する作業情報を記録するために撮像される加工対象物の画像がある。加工対象物には、加工工具を用いて加工作業が行われる。加工対象物には、複数の加工箇所において加工作業が行われることから、作業情報を記録するためには、加工箇所の位置を対応させて記録を行うことが好ましい。特許文献１では、画像に歯磨きゲームに関する情報を対応付けていることから、加工箇所の位置が特定されたものとはなっていない。このような場合、加工対象物の画像に、作業情報を対応付けたとしても、加工箇所と作業情報との位置が対応しておらず、加工箇所における作業情報を把握することが困難となってしまう。
【０００５】
そこで、本開示は、加工対象物に行われる加工作業に関する作業情報を、適切に把握することができる加工支援装置を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
本開示の加工支援装置は、加工工具を用いて加工対象物に行われる加工の支援を行う加工支援装置であって、前記加工対象物の位置である対象物位置を検出する第１の位置検出器と、前記加工対象物の形状に関する形状情報を取得する形状情報取得部と、前記対象物位置及び前記形状情報に基づく処理を実行する制御部と、を備え、前記制御部は、前記形状情報と前記対象物位置との位置合わせを行う処理と、前記形状情報に、前記加工工具を用いた加工作業に関する作業情報を記録するための作業記録位置を設定する処理と、前記作業記録位置に対応付けて前記作業情報を記録する処理と、を実行する。
【発明の効果】
【０００７】
本開示によれば、加工対象物に行われる加工作業に関する作業情報を、適切に把握することができる。
【図面の簡単な説明】
【０００８】
図１は、本実施形態に係る加工支援装置の概略構成図である。
図２は、加工対象物の図である。
図３は、表示部に表示される画面の図である。
図４は、本実施形態に係る加工支援装置により実行される各種処理の一例のフローチャートである。
図５は、本実施形態に係る加工支援装置により実行される各種処理の一例のフローチャートである。
図６は、本実施形態に係る加工支援装置により実行される作業情報の取得に関するフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【０００９】
以下に、本開示に係る実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施形態によりこの開示が限定されるものではない。また、下記実施形態における構成要素には、当業者が置換可能かつ容易なもの、あるいは実質的に同一のものが含まれる。さらに、以下に記載した構成要素は適宜組み合わせることが可能であり、また、実施形態が複数ある場合には、各実施形態を組み合わせることも可能である。
【００１０】
［本実施形態］
本実施形態に係る加工支援装置１０は、加工対象物Ｗに対して加工作業を行う作業者に対して、加工作業を支援する装置である。加工支援装置１０は、例えば、作業者に加工作業の訓練を行うための加工訓練装置に適用されたり、加工作業を実作業として行う加工装置に適用されたりする。なお、本実施形態では、加工支援装置１０として、加工訓練装置に適用する場合について説明する。
（【００１１】以降は省略されています）

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