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公開番号
2024154191
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-30
出願番号
2023067893
出願日
2023-04-18
発明の名称
車両用冷却装置
出願人
トヨタ自動車株式会社
代理人
弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類
F01P
7/16 20060101AFI20241023BHJP(機械または機関一般;機関設備一般;蒸気機関)
要約
【課題】車両が低速走行する状態において適切な冷却状態を実現すること。
【解決手段】パワーコントロールユニットと変速機とを備える車両に搭載された車両用冷却装置であって、パワーコントロールユニットを冷却するための冷却水を循環させる電動ウォータポンプと、外気との熱交換によって冷却水を冷却するラジエータと、変速機を潤滑するオイルと冷却水との間で熱交換を行う熱交換器と、電動ウォータポンプを制御する制御装置と、を備え、制御装置は、オイルの温度の閾値として、車両の寿命内においてオイルの劣化を防止できる油温を設定し、車両が低速走行中にオイルの温度が閾値を超えた場合、パワーコントロールユニットの冷却に必要な冷却水の流量を満たし、かつオイルの温度が閾値以下となるまで電動ウォータポンプの流量を増大させる。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
パワーコントロールユニットと変速機とを備える車両に搭載された車両用冷却装置であって、
前記パワーコントロールユニットを冷却するための冷却水を循環させる電動ウォータポンプと、
外気との熱交換によって前記冷却水を冷却するラジエータと、
前記変速機を潤滑するオイルと前記冷却水との間で熱交換を行う熱交換器と、
前記電動ウォータポンプを制御する制御装置と、
を備え、
前記制御装置は、
前記オイルの温度の閾値として、前記車両の寿命内において前記オイルの劣化を防止できる油温を設定し、
前記車両が低速走行中に前記オイルの温度が前記閾値を超えた場合、前記パワーコントロールユニットの冷却に必要な前記冷却水の流量を満たし、かつ前記オイルの温度が前記閾値以下となるまで前記電動ウォータポンプの流量を増大させる
ことを特徴とする車両用冷却装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両用冷却装置に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、車両用冷却装置の制御装置において、車速とATFの温度とに基づいてエンジン冷却水の目標温度を設定し、エンジン冷却水の温度が目標温度となるように電動ウォータポンプの流量を変化させることが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-55614号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
車両用冷却装置では、車両の走行状態に応じて変化する様々な状況下において、その状況下に適した冷却状態を実現できるように構成されることが望まれる。しかしながら、所望の冷却状態を実現するために、冷却水を循環させる電動ウォータポンプの流量を必要以上に増大させてしまうと、過大な出力になり損失が大きくなってしまう。そのため、車両の走行状態を考慮して損失を抑制しつつ所望の冷却状態を実現させるためには、電動ウォータポンプの流量をどのようにして決定すればよいのか、検討の余地がある。
【0005】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであって、車両が低速走行する状態において適切な冷却状態を実現することができる車両用冷却装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、パワーコントロールユニットと変速機とを備える車両に搭載された車両用冷却装置であって、前記パワーコントロールユニットを冷却するための冷却水を循環させる電動ウォータポンプと、外気との熱交換によって前記冷却水を冷却するラジエータと、前記変速機を潤滑するオイルと前記冷却水との間で熱交換を行う熱交換器と、前記電動ウォータポンプを制御する制御装置と、を備え、前記制御装置は、前記オイルの温度の閾値として、前記車両の寿命内において前記オイルの劣化を防止できる油温を設定し、前記車両が低速走行中に前記オイルの温度が前記閾値を超えた場合、前記パワーコントロールユニットの冷却に必要な前記冷却水の流量を満たし、かつ前記オイルの温度が前記閾値以下となるまで前記電動ウォータポンプの流量を増大させることを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明では、低速走行により走行風が低下してオイルの温度が上昇しやすい状況になっても、電動ウォータポンプの流量を増大させることによってオイルの温度を下げることができ、オイルの劣化を抑制できる。これにより、車両が低速走行する状態において適切な冷却状態を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、実施形態における車両用冷却装置を示す模式図である。
図2は、冷却水の温度とPCU必要流量との関係を示すグラフ図である。
図3は、オイルの温度とATF必要流量との関係を示すグラフ図である。
図4は、流量制御のフローを示すフローチャート図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の実施形態における車両用冷却装置について具体的に説明する。なお、本発明は、以下に説明する実施形態に限定されるものではない。
【0010】
図1は、実施形態における車両用冷却装置を示す模式図である。車両1は、パワーコントロールユニット(以下、PCUという)2と、変速機(AT)3と、冷却装置10と、を備える。車両1は、走行用のモータを搭載した電動車両である。PCU2は、車載バッテリの電力を変換してモータに供給する電力変換装置である。車両1では、モータから出力された動力が変速機3を介して車輪に伝達される。
(【0011】以降は省略されています)
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