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公開番号
2024155081
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-31
出願番号
2023069492
出願日
2023-04-20
発明の名称
排気システム
出願人
株式会社SUBARU
代理人
弁理士法人筒井国際特許事務所
主分類
F01N
13/00 20100101AFI20241024BHJP(機械または機関一般;機関設備一般;蒸気機関)
要約
【課題】排気システムを保護する。
【解決手段】排気システムは、排気ガスが案内されるパイプ本体と、前記パイプ本体の径方向外側に移動可能に取り付けられる中空構造のアウタ部材と、を有する。前記パイプ本体は、前記パイプ本体の内側に連通する第1放出ポートおよび第1取込ポートを備え、前記アウタ部材は、前記アウタ部材の内側に連通する第2放出ポートおよび第2取込ポートを備える。前記アウタ部材が第1位置に移動した場合に、前記第1取込ポートと前記第2取込ポートとの少なくとも一部は互いに重なり、前記アウタ部材が第2位置に移動した場合に、前記第1放出ポートと前記第2放出ポートとの少なくとも一部は互いに重なる。
【選択図】図6B
特許請求の範囲
【請求項1】
車両のエンジンに取り付けられる排気システムであって、
排気ガスが案内されるパイプ本体と、
前記パイプ本体の径方向外側に取り付けられる第1ストッパと、
前記パイプ本体の径方向外側に取り付けられ、前記第1ストッパよりも車両後方に位置する第2ストッパと、
前記パイプ本体の径方向外側に取り付けられ、前記第1ストッパと前記第2ストッパとの間に位置し、第1位置と前記第1位置よりも前記第2ストッパ側の第2位置とに移動可能である中空構造のアウタ部材と、
前記第1ストッパと前記アウタ部材との間に取り付けられ、前記アウタ部材を前記第2位置に向けて付勢するバネ部材と、
を有し、
前記パイプ本体は、前記パイプ本体の内側に連通する第1放出ポートと、前記パイプ本体の内側に連通して且つ前記第1放出ポートよりも鉛直方向における下方に位置する第1取込ポートと、を備え、
前記アウタ部材は、前記アウタ部材の内側に連通する第2放出ポートと、前記アウタ部材の内側に連通して且つ前記第2放出ポートよりも鉛直方向における下方に位置する第2取込ポートと、を備え、
前記アウタ部材が前記第1位置に移動した場合に、前記第1取込ポートと前記第2取込ポートとの少なくとも一部は互いに重なり、
前記アウタ部材が前記第2位置に移動した場合に、前記第1放出ポートと前記第2放出ポートとの少なくとも一部は互いに重なる、
排気システム。
続きを表示(約 380 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の排気システムにおいて、
前記アウタ部材が前記第2位置に移動した場合に、前記第1取込ポートと前記第2取込ポートとは互いに重ならない、
排気システム。
【請求項3】
請求項1に記載の排気システムにおいて、
前記第1取込ポートの少なくとも一部は、前記パイプ本体の中心線を含む仮想鉛直面に交差する、
排気システム。
【請求項4】
請求項1に記載の排気システムにおいて、
前記第1放出ポートの少なくとも一部は、前記パイプ本体の中心線を含む仮想鉛直面に交差する、
排気システム。
【請求項5】
請求項1に記載の排気システムにおいて、
前記アウタ部材の線膨張係数は、前記パイプ本体の線膨張係数よりも小さい、
排気システム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、排気システムに関する。
続きを表示(約 2,200 文字)
【背景技術】
【0002】
自動車等の車両に搭載されるエンジンには、排気マニホールド、触媒コンバータ、センターパイプ、消音器およびテールパイプ等からなる排気システムが取り付けられている(特許文献1-3参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2017-172390号公報
実開平7-44550号公報
特開2021-110242号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、エンジンの排気ガスには水分が含まれることから、センターパイプ等のパイプ内を排気ガスが通過する際に、排気ガス中の水分が液化して凝縮水が生成される場合がある。特に、エンジン始動直後においてはパイプが低温であることから、多くの凝縮水が発生してパイプ内に溜まる虞もある。このように、パイプ内に凝縮水が溜まった状況のもとで、車両制動によってパイプ内の凝縮水が慣性力によって前方に流れると、O
2
センサや温度センサ等の部品に凝縮水が掛かってしまう虞がある。温度センサ等の部品に凝縮水が掛かることは、排気システムの故障を招く要因であるため、凝縮水から排気システムを保護することが求められている。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示によれば、排気システムは、車両のエンジンに取り付けられる排気システムであって、排気ガスが案内されるパイプ本体と、前記パイプ本体の径方向外側に取り付けられる第1ストッパと、前記パイプ本体の径方向外側に取り付けられ、前記第1ストッパよりも車両後方に位置する第2ストッパと、前記パイプ本体の径方向外側に取り付けられ、前記第1ストッパと前記第2ストッパとの間に位置し、第1位置と前記第1位置よりも前記第2ストッパ側の第2位置とに移動可能である中空構造のアウタ部材と、前記第1ストッパと前記アウタ部材との間に取り付けられ、前記アウタ部材を前記第2位置に向けて付勢するバネ部材と、を有し、前記パイプ本体は、前記パイプ本体の内側に連通する第1放出ポートと、前記パイプ本体の内側に連通して且つ前記第1放出ポートよりも鉛直方向における下方に位置する第1取込ポートと、を備え、前記アウタ部材は、前記アウタ部材の内側に連通する第2放出ポートと、前記アウタ部材の内側に連通して且つ前記第2放出ポートよりも鉛直方向における下方に位置する第2取込ポートと、を備え、前記アウタ部材が前記第1位置に移動した場合に、前記第1取込ポートと前記第2取込ポートとの少なくとも一部は互いに重なり、前記アウタ部材が前記第2位置に移動した場合に、前記第1放出ポートと前記第2放出ポートとの少なくとも一部は互いに重なる。
【発明の効果】
【0006】
本開示によれば、排気システムを保護することができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
排気システムを備えた車両の一例を示す図である。
センターパイプに取り付けられた逆流防止機構の一例を示す図である。
センターパイプに取り付けられた逆流防止機構の一例を示す図である。
図2のIV-IV線に沿って逆流防止機構を示す断面図である。
図3のV-V線に沿って逆流防止機構を示す断面図である。
逆流防止機構の動作の一例を示す図である。
逆流防止機構の動作の一例を示す図である。
逆流防止機構の動作の一例を示す図である。
高温時におけるパイプ本体およびアウタスリーブを示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、本開示の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下の説明において、同一または実質的に同一の構成や要素については、同一の符号を付して繰り返しの説明を省略する。
【0009】
<排気システムの概要>
図1は排気システム10を備えた車両11の一例を示す図である。図1に示すように、車両11は、エンジン12およびトランスミッション13からなるパワーユニット14を有している。また、パワーユニット14のエンジン12には、排気ガスを処理して外部に放出する排気システム10が取り付けられている。排気システム10は、排気マニホールド15、触媒コンバータ16、センターパイプ17、消音器18およびテールパイプ19等を有している。また、排気システム10の触媒コンバータ16には、O
2
センサ16aおよび温度センサ16bが設けられている。さらに、排気システム10は、センターパイプ17に取り付けられた逆流防止機構20を有している。
【0010】
<逆流防止機構の構造>
図2および図3は、センターパイプ17に取り付けられた逆流防止機構20の一例を示す図である。図2および図3には、車両11の前後方向に沿う逆流防止機構20の断面が示されている。また、図4は、図2のIV-IV線に沿って逆流防止機構20を示す断面図であり、図5は、図3のV-V線に沿って逆流防止機構20を示す断面図である。
(【0011】以降は省略されています)
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