TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2024159363
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-08
出願番号
2023082618
出願日
2023-04-27
発明の名称
電気加熱式触媒装置
出願人
株式会社三五
代理人
主分類
F01N
3/20 20060101AFI20241031BHJP(機械または機関一般;機関設備一般;蒸気機関)
要約
【課題】外管と内管の間の絶縁性を担保しつつ内管の内部に発熱体を収容できる電気加熱式触媒装置を提案する。
【解決手段】電気加熱式触媒装置100において、第1ケース10と第3ケース30の間に絶縁性を担保する第2ケース20を介在させる。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
触媒を担持し通電により発熱する円筒状の発熱体は半径方向に突出する一対の電極を備え、
前記発熱体を電気絶縁材料からなる緩衝材である第1保持部材を介して金属製の筒状の第1ケース内に保持し、
該第1ケースを電気絶縁材料からなる緩衝材である第2保持部材を介して筒状で少なくとも内外表面が絶縁性を有する第2ケース内に保持し、
該第2ケースを電気絶縁材料からなる緩衝材である第3保持部材を介して金属製の筒状の第3ケース内に保持した
ことを特徴とする電気加熱式触媒装置。
続きを表示(約 250 文字)
【請求項2】
前記第2ケースは金属製であり、内周面及び外周面に絶縁層が設けられている
ことを特徴とする請求項1に記載の電気加熱式触媒装置。
【請求項3】
前記第2ケースは絶縁材料により形成されている
ことを特徴とする請求項1に記載の電気加熱式触媒装置。
【請求項4】
前記電極の突出量は前記第1保持部材の厚さと前記第1ケースの厚さと前記第2保持部材の厚さを合計した値より小さい
ことを特徴とする請求項1乃至3に記載の電気加熱式触媒装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、電気加熱式触媒装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
自動車には、内燃機関より排出される排気ガスを、内装した触媒担体やフィルタ体で浄化する、排気ガス浄化装置が備え付けられている。
【0003】
近年排気ガス規制の厳格化に伴い、触媒を担持した発熱体に通電し昇温させ触媒の早期活性化を図る電気加熱式触媒装置(以下、EHCと称することがある)が用いられることがある。発熱体は金属製あるいはセラミック製でいずれも一対の電極が付設されており、電極は筐体を貫通し外部へ露出している。
【0004】
例えば、特許文献1及び特許文献2には、電気絶縁材料からなる保持部材を介してセラミック製の円筒状の発熱体を金属製の内管内に保持し、更にその内管を電気絶縁材料からなる保持部材を介して金属製の外管内に保持する2重管構造となる電気加熱式触媒装置の構造が開示されている。特許文献1では内管の内周面、外周面及び端面を含む全表面にセラミック等の電気絶縁材料による絶縁層が形成されている。特許文献2では外管の内面の一部に絶縁層が形成されている。このような構造により、排気ガスに含まれる水分により保持部材が湿潤しても、水分によって形成される電気的な経路が内管又は外管の絶縁層によって遮断され、短絡が抑制されるとされている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特許第5626371号公報
特許第7025607号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
発熱体のような円筒状の担体を内管内に収容する工法として圧入工法やサイジング工法が挙げられる。圧入工法とは、電気絶縁材料からなる保持部材が外周面に巻回された発熱体を保持部材の圧縮を伴いつつ筒状のケース内に挿入することで保持部材の復元力によって発熱体を保持する工法である。一方、サイジング工法とは、保持部材が外周面に巻回された発熱体を保持部材の圧縮を実質的に伴わずに筒状のケースの内部に挿入した後に当該ケースの側壁の保持部材に対向する領域の少なくとも一部を所定の径まで縮径させる縮径加工を行うことにより保持部材の復元力によって発熱体を保持する工法である。しかし発熱体には通電するための一対の電極が発熱体の径方向に突出して設けられており、電極が内管に干渉するので圧入工法を用いて発熱体を内管内に収容することは困難である。内管内に発熱体を収容するにはサイジング工法を用いる必要があるが、特許文献1に開示される発熱体を保持する内管には絶縁層が設けられているので、サイジング工法を用いると内管に縮径加工を施す際に絶縁層が破壊されてしまい絶縁性を担保できなくなる。また特許文献2に開示されるように外管の内周面のみに絶縁層を設けるのは困難である。
【0007】
そこで本発明は、外管と内管の間の絶縁性を担保しつつ内管の内部に発熱体を収容できる電気加熱式触媒装置を提案する。
【課題を解決するための手段】
【0008】
前記の課題を解決するために、本発明の電気加熱式触媒装置は、触媒を担持し通電により発熱する円筒状の発熱体は半径方向に突出する一対の電極を備え、発熱体を電気絶縁材料からなる緩衝材である第1保持部材を介して金属製の筒状の第1ケース内に保持し、第1ケースを電気絶縁材料からなる緩衝材である第2保持部材を介して筒状で少なくとも内外表面が絶縁性を有する第2ケース内に保持し、第2ケースを電気絶縁材料からなる緩衝材である第3保持部材を介して金属製の筒状の第3ケース内に保持している。
【0009】
また第2ケースは金属製であり、内周面及び外周面に絶縁層が設けられていてもよい。また第2ケースは絶縁材料により形成されていてもよい。
【0010】
また電極の突出量は第1保持部材の厚さと第1ケースの厚さと第2保持部材の厚さを合計した値より小さくてもよい。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
株式会社三五
消音器
1か月前
株式会社三五
電気加熱式触媒装置
16日前
株式会社三五
筒状体の扱き加工方法
1か月前
株式会社三五
遮熱カバーの排油構造
2か月前
株式会社三五
振動吸収部材の保護構造
2か月前
株式会社三五
塑性締結方法及び塑性締結構造
2か月前
トヨタ車体株式会社
車両用の管材の排水構造
24日前
株式会社三五
圧入装置及び圧入方法
1か月前
株式会社三五
電気加熱式触媒装置
16日前
ダイハツ工業株式会社
車両構造
1か月前
スズキ株式会社
エンジンの潤滑装置
1か月前
スズキ株式会社
内燃機関の排気浄化装置
16日前
株式会社デンソー
電子制御装置
17日前
トヨタ自動車株式会社
車両の制御装置
25日前
フタバ産業株式会社
マフラ
18日前
株式会社アイシン
発電システム
1か月前
フタバ産業株式会社
排気装置
1か月前
株式会社三井E&S
排気弁駆動装置
1か月前
三菱重工業株式会社
蒸気タービン
1か月前
個人
多目的スイングとツイスト3連ピストンエンジン
6日前
三菱重工業株式会社
酸化触媒システム
16日前
日立建機株式会社
締固め機械
1か月前
日立建機株式会社
締固め機械
1か月前
日立建機株式会社
締固め機械
1か月前
フタバ産業株式会社
溶接部材の製造方法
26日前
株式会社豊田自動織機
オイル流通構造
1か月前
株式会社豊田自動織機
オイル流通構造
1か月前
三菱自動車工業株式会社
冷却装置
3日前
株式会社SUBARU
排気システム
24日前
トヨタ自動車株式会社
粉塵除去装置
3日前
三菱重工業株式会社
タービン翼及びガスタービン
1か月前
トヨタ自動車株式会社
車両用冷却装置
25日前
三菱重工業株式会社
蒸気タービン翼及び蒸気タービン
24日前
トヨタ自動車株式会社
電気加熱式触媒装置
3日前
トヨタ自動車株式会社
電気加熱式触媒装置
3日前
スズキ株式会社
内燃機関のオイル分離装置
1か月前
続きを見る
他の特許を見る