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公開番号2024157305
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-07
出願番号2023071599
出願日2023-04-25
発明の名称電子制御装置
出願人株式会社デンソー
代理人個人,個人,個人
主分類F01P 7/00 20060101AFI20241030BHJP(機械または機関一般;機関設備一般;蒸気機関)
要約【課題】エネルギー効率を最適化できる電子制御装置を提供すること。
【解決手段】電子制御装置は、車両の走行時に高温となる車載構成部品を冷却する冷却装置を駆動制御する。電子制御装置は、車両が走行する道路の状況を示す道路情報である勾配情報から車載構成部品の負荷状態を予測する(S20)。電子制御装置は、その予測結果が低負荷状態であるか否かを判定する(S50)。そして、電子制御装置は、現在負荷と比較して負荷予測結果が低いと判定した場合、予測結果を用いて冷却装置を駆動制御する(S60)。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
車両の走行時に高温となる車載構成部品を冷却する冷却装置を駆動制御する電子制御装置であって、
前記車両が走行する道路の状況を示す道路情報から、前記車載構成部品の負荷状態を予測する予測ステップ(S20~S22)と、
予測結果が低負荷状態であるか否かを判定する状態判定ステップ(S50)と、
前記状態判定ステップで前記低負荷状態と判定された場合、前記予測結果を用いて前記冷却装置を駆動制御する予測制御ステップ(S60)と、を備えている電子制御装置。
続きを表示(約 910 文字)【請求項2】
前記車載構成部品の現在の温度を示すセンサ値を取得する取得ステップ(S30)と、
前記状態判定ステップで前記低負荷状態と判定されなかった場合、前記温度に応じて前記冷却装置を駆動制御する温度制御ステップ(S70)と、を備え、
前記予測制御ステップは、前記状態判定ステップで前記低負荷状態と判定された場合、前記温度制御ステップにかえて、前記予測結果を用いて前記冷却装置を駆動制御する請求項1に記載の電子制御装置。
【請求項3】
前記温度が温度閾値以下であるか否かを判定する温度判定ステップ(S40)を備え、
前記予測制御ステップは、前記状態判定ステップで前記低負荷状態と判定されたことに加えて、前記温度判定ステップで前記温度が前記温度閾値以下であると判定された場合、前記予測結果を用いて前記冷却装置を駆動制御する請求項2に記載の電子制御装置。
【請求項4】
前記予測ステップでは、前記道路情報として前記道路の勾配を示す勾配情報から、前記車載構成部品の負荷状態を予測する請求項1~3のいずれか1項に記載の電子制御装置。
【請求項5】
前記予測ステップでは、前記道路情報として前記道路の渋滞を示す渋滞情報から、前記車載構成部品の負荷状態を予測する請求項1~3のいずれか1項に記載の電子制御装置。
【請求項6】
前記予測ステップでは、前記道路情報として、前記道路の法定速度を示す法定速度情報と継続距離を示す継続距離情報とから、前記車載構成部品の負荷状態を予測する請求項1~3のいずれか1項に記載の電子制御装置。
【請求項7】
前記予測制御ステップでは、前記冷却装置を駆動停止、もしくは、前記冷却装置に対する駆動デューティを低くする請求項1~3のいずれか1項に記載の電子制御装置。
【請求項8】
前記予測制御ステップでは、前記低負荷状態の継続時間が時間閾値以上の場合に前記冷却装置を駆動停止し、前記時間閾値以上でない場合に前記冷却装置に対する前記駆動デューティを低くする請求項7に記載の電子制御装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、電子制御装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1に開示されるように、温度センサの検出結果に応じて、車載構成部品を冷却する冷却装置を制御する技術がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-12761号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、車載構成部品は、現在の温度が高温であっても、今後の走行状況によっては冷却が必要ないこともある。しかしながら、特許文献1では、温度センサの検出結果に応じて冷却装置を制御している。そのため、特許文献1では、今後の車両の走行状況によっては冷却が必要ない場合であっても冷却装置を駆動させることなる。よって、特許文献1では、エネルギー効率が最適化されていないという問題がある。
【0005】
開示される一つの目的は、エネルギー効率を最適化できる電子制御装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
ここに開示された電子制御装置は、
車両の走行時に高温となる車載構成部品を冷却する冷却装置を駆動制御する電子制御装置であって、
車両が走行する道路の状況を示す道路情報から、車載構成部品の負荷状態を予測する予測ステップ(S20~S22)と、
予測結果が低負荷状態であるか否かを判定する状態判定ステップ(S50)と、
状態判定ステップで低負荷状態と判定された場合、予測結果を用いて冷却装置を駆動制御する予測制御ステップ(S60)と、を備えていることを特徴とする。
【0007】
電子制御装置は、車両が走行する道路の状況を示す道路情報から車載構成部品の負荷状態を予測するため、今後の車載構成部品の負荷状態を予測できる。その予測結果が低負荷状態の場合、今後の車載構成部品の温度は、現在の温度よりも低くなると考えられる。
【0008】
そして、電子制御装置は、予測結果が低負荷状態の場合、予測結果を用いて冷却装置を駆動制御する。つまり、電子制御装置は、車載構成部品の温度が現在の温度よりも低くなるとみなして冷却装置を駆動制御できる。そのため、電子制御装置は、現在の車載構成部品の温度に応じて冷却装置を駆動制御する場合よりもエネルギー効率を最適化できる。
【0009】
この明細書において開示された複数の態様は、それぞれの目的を達成するために、互いに異なる技術的手段を採用する。請求の範囲およびこの項に記載した括弧内の符号は、後述する実施形態の部分との対応関係を例示的に示すものであって、技術的範囲を限定することを意図するものではない。この明細書に開示される目的、特徴、および効果は、後続の詳細な説明、および添付の図面を参照することによってより明確になる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
電子制御装置の概略構成を示すブロック図である。
電子制御装置の冷却制御処理を示すフローチャートである。
電子制御装置の予測結果に応じた冷却制御処理を示すフローチャートである。
変形例の電子制御装置の冷却制御処理を示すフローチャートである。
第2実施形態の電子制御装置の冷却制御処理を示すフローチャートである。
第3実施形態の電子制御装置の冷却制御処理を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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