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公開番号2024155496
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-31
出願番号2023070257
出願日2023-04-21
発明の名称排ガス誘導構造
出願人ダイムラー トラック エージー
代理人弁理士法人前川知的財産事務所
主分類F01N 13/00 20100101AFI20241024BHJP(機械または機関一般;機関設備一般;蒸気機関)
要約【課題】排ガスによる車両部品への熱害を抑制する排ガス誘導構造を提供する。
【解決手段】車両のエンジンから排出される排ガスを誘導するための排ガス誘導構造は、車両の車長方向に設けられるサイドフレームと、エンジンからの排ガスを排出口から排出する排ガスパイプと、取付部材を介してサイドフレームに支持され、排ガスパイプの排出口近傍に配設される遮熱板と、を備え、排ガスパイプの排出口には、車両の後方、及び下方に向けて傾斜された第1整流部が設けられ、遮熱板は、第1整流部に沿って排出された排ガスに沿って傾斜された第2整流部、第2整流部に沿った排ガスを車両下方へ誘導可能に、第2整流部から車両下方へ延在された第3整流部を有し、第2整流部は、排出口より車両後方且つ下方に位置し、第2整流部及び第3整流部の車幅方向内側端部と、第1整流部の車幅方向内側端部が略同一平面上に配置されている。
【選択図】図3


特許請求の範囲【請求項1】
車両のエンジンから排出される排ガスを誘導するための排ガス誘導構造において、
前記車両の車長方向に設けられるサイドフレームと、
前記エンジンからの排ガスを排出口から排出する排ガスパイプと、
取付部材を介して前記サイドフレームに支持され、前記排ガスパイプの排出口近傍に配設される遮熱板と、を備え、
前記排ガスパイプの排出口には、前記車両の後方、及び下方に向けて傾斜された第1整流部が設けられ、
前記遮熱板は、
前記第1整流部に沿って排出された排ガスに沿って傾斜された第2整流部、前記第2整流部に沿った排ガスを車両下方へ誘導可能に、前記第2整流部から車両下方へ延在された第3整流部を有し、
前記第2整流部は、前記排出口より車両後方且つ下方に位置し、
前記第2整流部及び前記第3整流部の車幅方向内側端部と、前記第1整流部の車幅方向内側端部が略同一平面上に配置されている、
ことを特徴とする排ガス誘導構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、排ガス誘導構造に関するものである。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
エンジンを備える車両は、そのエンジンからの排ガスを外部に排出するための排気通路が備えられる。排気通路の端部には、テールパイプと呼ばれる排気パイプが取り付けられている。例えば、特許文献1には、排ガスを浄化するための排ガス後処理装置(ATS:After Treatment System)にテールパイプが取り付けられた構成が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-103826号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、テールパイプから排出される排ガスは、高温であるため、テールパイプの周辺に車両部品を配置する場合、排ガスによる熱害を考慮する必要がある。
【0005】
本発明は、上記実情を鑑みてなされたものであり、排ガスによる車両部品への熱害を抑制する排ガス誘導構造を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は前述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の態様、又は適用例として実現することができる。
【0007】
本適用例に係る排ガス誘導構造は、車両のエンジンから排出される排ガスを誘導するための排ガス誘導構造において、前記車両の車長方向に設けられるサイドフレームと、前記エンジンからの排ガスを排出口から排出する排ガスパイプと、取付部材を介して前記サイドフレームに支持され、前記排ガスパイプの排出口近傍に配設される遮熱板と、を備え、前記排ガスパイプの排出口には、前記車両の後方、及び下方に向けて傾斜された第1整流部が設けられ、前記遮熱板は、前記第1整流部に沿って排出された排ガスに沿って傾斜された第2整流部、前記第2整流部に沿った排ガスを車両下方へ誘導可能に、前記第2整流部から車両下方へ延在された第3整流部を有し、前記第2整流部は、前記排出口より車両後方且つ下方に位置し、前記第2整流部及び前記第3整流部の車幅方向内側端部と、前記第1整流部の車幅方向内側端部が略同一平面上に配置されている、ことを特徴とする。
【0008】
本適用例によれば、排ガスが排ガスパイプの排出口から排出される際に、まず第1整流部に沿って車両後方、及び下方に誘導され、続いて同様に傾斜した遮熱板の第2整流部に誘導され、第3整流部により車両下方に誘導される。このように排ガスを誘導することで、排ガスパイプの後方に位置する車両部品が排ガスに直接晒されるのを抑制することができる。これにより排ガスによる車両部品への熱害を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本実施形態の排ガス誘導構造を有する車両の構成を示す概略図である。
図1の一部を拡大した概略図である。
遮熱板の周辺を車幅方向に沿って車両の内側から見た概略図である。
遮熱板の周辺を車両の前方内側から見た斜視図である。
遮熱板の周辺を車両の後方外側から見た斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
1.車両の構成
図1は、本実施形態の排ガス誘導構造100を有する車両10の構成を示す概略図である。図2は、図1の一部を拡大した概略図である。図2は、具体的に、後述する遮熱板90の周辺を拡大した概略図である。以下、図1、及び図2を参照して車両10の構成について説明する。なお、車両10の各種コンポーネントに関し、任意の方向での内側とは、その方向において車両10の中心に近い側を指し、任意の方向での外側とは、その方向において、車両10の中心から遠い側を指す。
(【0011】以降は省略されています)

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