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公開番号
2024157066
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-07
出願番号
2021149087
出願日
2021-09-14
発明の名称
内燃機関のバルブタイミング制御装置
出願人
日立Astemo株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
F01L
1/356 20060101AFI20241030BHJP(機械または機関一般;機関設備一般;蒸気機関)
要約
【課題】制御弁の交換作業性と、ロータと制御弁の搬送作業能率の向上を図り得る内燃機関のバルブタイミング制御装置を提供する。
【解決手段】ロータ14のバルブ収容孔14aの内周に一対の周方向係り止め部20,21と軸方向係り止め部22と、を有し、バルブボディ31の外周に嵌合溝35が設けられ、弾性クリップは、嵌合溝の軸方向抜け止め部と非円形溝35aに保持される円形状部36aと、円形状部の対向端末から径方向外側に突出し、軸方向係り止め部と前記各周方向係り止め部に係り止めする一対の突起部36b、36cと、を有し、両突起部が軸方向係り止め部と各周方向係り止め部に対して弾性的に係り止めし、あるいは係り止めが解除されて、制御弁をバルブ収容孔に対して着脱可能に取り付けるようになっている。
【選択図】図8
特許請求の範囲
【請求項1】
カムシャフトの端部にボルト固定されるロータを有し、前記ロータに作用する油圧によって吸気弁あるいは排気弁の開閉時期を可変にする内燃機関のバルブタイミング制御装置であって、
前記ロータに設けられたバルブ収容孔に収容され、前記ロータに作用する油圧を制御するための制御弁と、
前記バルブ収容孔の内周に設けられた係り止め部と、
前記制御弁の外周に配置されて、拡径方向へ弾性変形することで前記係り止め部に対して軸方向と周方向に係り止めし、縮径方向へ弾性変形することで前記係り止め部に対して軸方向と周方向の係り止めを解除して、前記制御弁を前記ロータのバルブ収容孔に対して着脱可能に取り付ける弾性クリップと、
を備えたことを特徴とする内燃機関のバルブタイミング装置。
続きを表示(約 1,400 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の内燃機関のバルブタイミング装置であって、
前記バルブ収容孔の内周に有する前記係り止め部は、軸方向係り止め部と一対の周方向係り止め部と、を有し、
前記制御弁の外周に前記弾性クリップが嵌合する嵌合溝が設けられ、
前記嵌合溝は、軸方向抜け止め部および周方向位置決め部と、を有し、
前記弾性クリップは、前記軸方向抜け止め部と周方向位置決め部に保持される円形状部と、前記円形状部の対向端末から径方向外側に突出し、前記軸方向係り止め部と前記各周方向係り止め部に係り止めする一対の突起部と、を有し、縮径方向あるいは拡径方向へ弾性変形することで前記両突起部が前記軸方向係り止め部と各周方向係り止め部に対して係り止めし、あるいは係り止めが解除されて、前記制御弁を前記バルブ収容孔に対して着脱可能に取り付けることを特徴とする内燃機関のバルブタイミング装置。
【請求項3】
請求項2に記載の内燃機関のバルブタイミング装置であって、
前記バルブ収容孔の内周面に凹部が形成され、
前記一対の周方向係り止め部のうち、一方の周方向係り止め部が、前記凹部の前記バルブ収容孔の内側孔縁から周方向に切り欠いた溝部の一端縁に有し、他方の周方向係り止め部が、前記一方の周方向係り止め部と周方向で反対側の前記凹部の内面によって形成され、
前記軸方向係り止め部は、前記凹部の前記一方の周方向係り止め部側の端面から前記他方の周方向係り止め部の方向へ突出した突出部によって形成されていることを特徴とする内燃機関のバルブタイミング制御装置。
【請求項4】
請求項3に記載の内燃機関のバルブタイミング制御装置であって、
前記軸方向係り止め部は、前記突出部の前記一方の周方向係り止め部に対して直角あるいはほぼ直角に切り欠かれた端面に有することを特徴とする内燃機関のバルブタイミング制御装置。
【請求項5】
請求項4に記載の内燃機関のバルブタイミング制御装置であって、
前記凹部は、前記一方の周方向係り止め部側の壁面が前記ロータの周方向に円弧状に切り欠かれた空間部になっていることを特徴とする内燃機関のバルブタイミング制御装置。
【請求項6】
請求項3に記載の内燃機関のバルブタイミング制御装置であって、
前記ロータは、前記バルブ収容孔の内側孔縁に前記一方の周方向係り止め部と周方向から連続する環状溝部を有することを特徴とする内燃機関のバルブタイミング制御装置。
【請求項7】
請求項2に記載の内燃機関のバルブタイミング制御装置であって、
前記嵌合溝の周方向位置決め部は、前記嵌合溝の内壁面に設けられた非円形溝によって形成され、
前記弾性クリップの円形状部は、前記非円形溝に嵌合する非円形部を有することを特徴とする内燃機関のバルブタイミング制御装置。
【請求項8】
請求項2に記載の内燃機関のバルブタイミング制御装置であって、
前記ロータは、複数のボルトによって前記カムシャフトに固定され、
前記軸方向係り止め部は、前記各ボルトの頭部に対して周方向に離れていることを特徴とする内燃機関のバルブタイミング制御装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、内燃機関のバルブタイミング制御装置に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
例えば、特許文献1に記載された従来のバルブタイミング制御装置は、内燃機関のカムシャフトの一端部に複数のボルトによって固定され、ハウジングの内部に相対回転可能に配置されたベーンロータと、ベーンロータのロータの内部軸心方向に有する収容孔に設けられて、ハウジングの内部に有する複数の油圧室に供給される油圧の流れを制御する制御弁と、を有している。前記制御弁は、前記複数のボルトのうち1本のボルトによって前記ロータの収容孔内に固定されている。
【0003】
これによって、制御弁を交換する際に、ロータをカムシャフトから取り外す必要がなく、一本のボルトを取り外すことにより制御弁を単独で取り外すことが可能になる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第6408438号公報(図1、図3)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、前記従来のバルブタイミング制御装置にあっては、制御弁がロータに対してボルトによって固定されて、このボルトを取り外すと制御弁もロータから外れるようになっている。このため、ロータをカムシャフトに取り付ける前の搬送時には、ロータから制御弁を取り外した状態で別々に搬送しなければならない。したがって、これらロータと制御弁の搬送作業が煩雑になり、搬送作業能率の低下を招くそれがある。
【0006】
本発明は、搬送時には、予め制御弁をロータの収容孔内に弾性クリップにより安定かつ確実に取り付けておくことが可能になるので、搬送作業が簡素化されて搬送作業能率の向上を図り得る内燃機関のバルブタイミング制御装置を提供することを一つの目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の好ましい態様によれば、とりわけ、ロータに設けられたバルブ収容孔に収容され、前記ロータに作用する油圧を制御するための制御弁と、
前記バルブ収容孔の内周に設けられた係り止め部と、
前記制御弁の外周に配置されて、拡径方向へ弾性変形することで前記係り止め部に対して軸方向と周方向に係り止めし、縮径方向へ弾性変形することで前記係り止め部に対して軸方向と周方向の係り止めを解除して、前記制御弁を前記ロータのバルブ収容孔に対して着脱可能に取り付ける弾性クリップと、を備えたことを特徴としている。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、制御弁の交換作業性が良好になると共に、ロータと制御弁の搬送作業が簡素化されて該搬送作業能率の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明に係る内燃機関のバルブタイミング制御装置の縦断面図である。
バルブタイミング制御装置の主要部品の分解斜視図である。
バルブタイミング制御装置のハウジング側の主要部品の分解斜視図である。
(a)は図3のA部を拡大して示す係り止め部の斜視図、(b)は係り止め部を別の方向から視た斜視図である。
本実施形態に供される制御弁の分解斜視図である。
本実施形態に供される弾性クリップを示し、(a)は弾性クリップを示す斜視図、(b)弾性クリップを逆さまにして示す斜視図である。
制御弁に弾性クリップが取り付けられた状態を示し、(a)は制御弁の側面図、(b)は(a)のB-B線断面図、(c)は(b)のC-C線断面図である。
本実施形態に供されるバルブボディをバルブ収容孔内で弾性クリップによって固定されている状態を示し、(a)は弾性クリップが係り止めしている状態をフロントカバー側から視た斜視図、(b)は(a)に示すD部の拡大図、(c)は(b)のD部方向とは反対側から視た斜視図である。
弾性クリップの両突起部が各係り止め部に係り止めされている状態を示す要部拡大図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明に係る内燃機関のバルブタイミング制御装置の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、本実施形態では、内燃機関のバルブタイミング制御装置を排気弁側に適用したものを示しているが、吸気弁側に適用することも可能である。
(【0011】以降は省略されています)
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