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公開番号
2024151052
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-24
出願番号
2023064168
出願日
2023-04-11
発明の名称
オイル流通構造
出願人
株式会社豊田自動織機
代理人
弁理士法人深見特許事務所
主分類
F01M
5/00 20060101AFI20241017BHJP(機械または機関一般;機関設備一般;蒸気機関)
要約
【課題】エンジン始動時に油温を早期に上昇できるオイル流通構造を提供する。
【解決手段】オイル流通構造1は、エンジン10と、エンジン10に設けられたオイルパン20と、オイルパン20に接続され、エンジン10を潤滑するためのエンジンオイルOLを溜めるサブタンク40と、オイルパン20に接続され、エンジン10を潤滑するためのエンジンオイルOLの一部を内部に貯留して保温する保温タンク45と、を備えている。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
エンジンと、
前記エンジンに設けられたオイルパンと、
前記オイルパンに接続され、前記エンジンを潤滑するためのオイルを溜めるサブタンクと、
前記オイルパンに接続され、前記エンジンを潤滑するためのオイルの一部を内部に貯留して保温する保温タンクと、を備える、オイル流通構造。
続きを表示(約 690 文字)
【請求項2】
前記保温タンクの容量が前記オイルパンの容量以上である、請求項1に記載のオイル流通構造。
【請求項3】
前記サブタンクの容量が前記保温タンクの容量よりも大きい、請求項2に記載のオイル流通構造。
【請求項4】
前記オイルパンに対して、前記サブタンクと前記保温タンクとが並列に接続されている、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のオイル流通構造。
【請求項5】
前記オイルパンと前記保温タンクとを連通する連通管と、
前記連通管に設けられ、前記連通管を流れるオイルの流量を制御する制御バルブと、を備える、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のオイル流通構造。
【請求項6】
前記制御バルブが閉じられた状態で、前記エンジンの内部でオイルが循環し、
前記制御バルブを開くことにより、前記保温タンク内の保温されたオイルが前記オイルパンへ流れる、請求項5に記載のオイル流通構造。
【請求項7】
前記制御バルブを開くことにより、前記オイルパンと前記保温タンクとの間をオイルが循環する、請求項6に記載のオイル流通構造。
【請求項8】
前記制御バルブが開かれた状態で、さらに、前記オイルパンと前記サブタンクとの間をオイルが循環する、請求項7に記載のオイル流通構造。
【請求項9】
前記オイルパン内のオイルを吸い上げるオイルポンプをさらに備え、
前記連通管は、前記オイルポンプの吸込口に向いて開口している、請求項6に記載のオイル流通構造。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、オイル流通構造に関する。
続きを表示(約 1,000 文字)
【背景技術】
【0002】
特開2006-77601号公報(特許文献1)には、エンジン本体側のオイルパンと、オイルパンに接続されるサブタンクと、を設けて、使用オイルの総量を増加させることによって、オイルの劣化を遅延させてメンテナンスを行うスパンを長期化する効果が見込める、と記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2006-77601号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
エンジンの冷間始動時などの、エンジンオイルの温度が低いときには、エンジンオイルの粘度が高く、機械損失(フリクションロス)が増加し燃費悪化の原因となる。エンジンの始動直後から適温のエンジンオイルをエンジンの潤滑に使用できることが求められている。
【0005】
本開示では、エンジン始動時に油温を早期に上昇できる、オイル流通構造が提案される。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示に従うと、エンジンと、エンジンに設けられたオイルパンと、オイルパンに接続され、エンジンを潤滑するためのオイルを溜めるサブタンクと、オイルパンに接続され、エンジンを潤滑するためのオイルの一部を内部に貯留して保温する保温タンクと、を備える、オイル流通構造が提案される。
【0007】
このオイル流通構造においては、エンジンの始動時に、保温タンク内に貯留され保温されたオイルをオイルパンに供給することができ、エンジンに供給されるオイルの温度を早期に上昇することができる。
【0008】
上記のオイル流通構造において、保温タンクの容量がオイルパンの容量以上であってもよい。オイルパン内のオイルの全量を、保温タンク内に溜められたオイルで置換することができるので、オイルをより早く昇温することができる。
【0009】
上記のオイル流通構造において、サブタンクの容量が保温タンクの容量よりも大きくてもよい。サブタンク内に多量のオイルを溜めることができ、エンジンの潤滑に使われるオイルの量を増加できるので、オイルの劣化を抑制することができる。
【0010】
上記のオイル流通構造において、オイルパンに対して、サブタンクと保温タンクとが並列に接続されていてもよい。これにより、オイル流通構造の構造を簡略化でき、オイル流通構造の全体を小型化することができる。
(【0011】以降は省略されています)
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