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公開番号2024150711
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-23
出願番号2024121195,2019111546
出願日2024-07-26,2019-06-14
発明の名称積層体および包装袋
出願人大日本印刷株式会社
代理人個人,個人
主分類B32B 27/32 20060101AFI20241016BHJP(積層体)
要約【課題】十分な強度および耐熱性を有し、かつリサイクル性および内容物隠蔽性にも優れる包装袋などの作製を可能とする、積層体の提供。
【解決手段】第1の態様において、本発明の積層体は、基材と、シーラント層とを備える積層体であって、基材およびシーラント層は、同一の材料により構成され、基材は、延伸処理および電子線照射処理の少なくとも一方が施されており、同一材料が、ポリエチレンまたはポリプロピレンであり、基材およびシーラント層の少なくとも一方が、白色顔料を含むことを特徴とする。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
多層の基材と、シーラント層とを備える積層体であって、
前記基材および前記シーラント層は、同一の材料により構成され、
前記基材は、延伸処理および電子線照射処理の少なくとも一方が施されており、
前記同一材料が、ポリエチレンまたはポリプロピレンであり、
前記基材および前記シーラント層の少なくとも一方が、白色顔料を含むことを特徴とする、積層体。
続きを表示(約 660 文字)【請求項2】
前記基材は、前記白色顔料を含み、
前記基材における前記白色顔料の含有量が、2質量%以上20質量%以下である、請求項1に記載の積層体。
【請求項3】
前記基材の厚さが、15μm以上40μm以下である、請求項2に記載の積層体。
【請求項4】
前記シーラント層は前記白色顔料を含み、
前記シーラント層における前記白色顔料の含有量が、2質量%以上15質量%以下である、請求項1に記載の積層体。
【請求項5】
前記シーラント層の厚さが、40μm以上180μm以下である、請求項4に記載の積層体。
【請求項6】
多層の基材と、中間層と、シーラント層とを備える積層体であって、
前記基材、前記中間層および前記シーラント層が同一の材料により構成され、
前記基材は、延伸処理および電子線照射処理の少なくとも一方が施されており、
前記同一材料が、ポリエチレンまたはポリプロピレンであり、
前記中間層が、白色顔料を含むことを特徴とする、積層体。
【請求項7】
包装袋用途に用いられる、請求項1~6のいずれか一項に記載の積層体。
【請求項8】
請求項1~7のいずれか一項に記載の積層体により構成されることを特徴とする、包装袋。
【請求項9】
抽出用ノズル部を備える、請求項8に記載の包装袋。
【請求項10】
スパウトを備える、請求項8に記載の包装袋。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、包装袋などの作製に使用される積層体に関する。また、本発明は、該積層体から構成される包装袋に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【0002】
従来、包装袋を構成する材料として、樹脂材料から構成される樹脂フィルムが使用されている。例えば、ポリオレフィンから構成される樹脂フィルムは、適度な柔軟性、透明性を有すると共に、ヒートシール性に優れるため、包装袋に広く使用されている。
【0003】
通常、ポリオレフィンから構成される樹脂フィルムは、強度や耐熱性の面で劣るため、包装袋などを構成するための基材としては使用できず、ポリエステルやポリアミドなどから構成される樹脂フィルムなどと貼り合わせて使用されており、そのため、通常の包装袋は、基材とシーラント層とが異種の樹脂材料からなる積層体から構成されている(例えば、特許文献1)。
【0004】
近年、循環型社会の構築を求める声の高まりとともに、包装袋などには高いリサイクル性が求められている。しかしながら、従来の包装袋は上記したように異種の樹脂材料から構成されており、樹脂材料ごとに分離するのが困難であるため、リサイクルされていないのが現状である。
【0005】
また、このような包装袋には、種々の内容物が充填されるが、洗剤などその内容物
によっては、包装袋から透けてその色が確認できてしまい、基材表面に形成された画像などが不鮮明になってしまうという問題があった。
このような問題を解決すべく、基材と、シーラント層との間に白色顔料を含むインキにより背景層を形成し、内容物を隠蔽することが行われている。
しかしながら、背景層を形成した場合、基材とヒートシールとのラミネート強度が低下してしまったり、包装袋の手切れ性を低下させてしまったりという新たな問題が生じていた。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2009-202519号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明者らは、ポリエチレンフィルムまたはポリプロピレンフィルムに対し、延伸処理および電子線照射処理の少なくとも一方を施すことにより、その強度および耐熱性を著しく改善することができ、包装袋などの作製に使用される積層体が備える基材としての使用が可能となるとの知見を得た。そして、基材と同様に、シーラント層をポリオレフィンから構成することにより、積層体のリサイクル性を顕著に高めることができるとの知見を得た。
さらに、本発明者らは、基材およびシーラント層の少なくとも一方、または基材とシーラント層との間に設けた中間層に白色顔料を含有させることにより、層間のラミネート強度および包装袋の手切れ性を低下させることなく、内容物を効果的に隠蔽することができるとの知見を得た。
【0008】
本発明は、上記知見に鑑みてなされたものであり、その解決しようとする課題は、十分な強度および耐熱性を有し、かつリサイクル性および内容物隠蔽性にも優れる包装袋などの作製を可能とする、積層体を提供することである。
【0009】
また、本発明の解決しようとする課題は、該積層体から構成される包装袋を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
第1の態様において、本発明の積層体は、基材と、シーラント層とを備える積層体であって、
基材およびシーラント層は、同一の材料により構成され、
基材は、延伸処理および電子線照射処理の少なくとも一方が施されており、
同一材料が、ポリエチレンまたはポリプロピレンであり、
基材およびシーラント層の少なくとも一方が、白色顔料を含むことを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)

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