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公開番号2024150241
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-23
出願番号2023063559
出願日2023-04-10
発明の名称回転速センサ
出願人株式会社プロテリアル
代理人弁理士法人筒井国際特許事務所
主分類G01P 3/487 20060101AFI20241016BHJP(測定;試験)
要約【課題】回転速センサの検出精度が確保しつつ、エアギャップの範囲を大きくする。
【解決手段】一実施形態である回転速センサRSS1は、磁気検出素子21,22を有するセンサ部品20と、センサ部品20の下面20b側に配置される磁石10と、センサ部品20の下面20bと磁石10との間に配置され、磁性体材料からなる磁性板30と、を備える。磁性板30には、センサ部品20、磁性板30、及び磁石10の配列方向である第1方向AR1に貫通する開口部30Hが形成される。開口部30Hの壁面34は、径が一定の内壁33、及び、内壁33よりもセンサ部品20側に設けられ、径が変化する縁部31を有する。縁部31は、第1方向AR1に沿って下面20bから離間するほど、開口部30Hの中心に接近する。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
第1面、前記第1面の反対側の第2面、前記第1面と前記第2面との間に配置される第1磁気検出素子、及び前記第1面と前記第2面との間に前記第1磁気検出素子と離間して配置される第2磁気検出素子、を有するセンサ部品と、
前記センサ部品の前記第2面側に配置される磁石と、
前記センサ部品の前記第2面と前記磁石との間に配置される磁性板と、を備え、
前記磁性板には、前記センサ部品、前記磁性板、及び前記磁石の配列方向である第1方向に沿って貫通する開口部が形成され、
前記開口部の壁面は、径が一定の内壁、及び、前記内壁よりも前記センサ部品側に形成され、径が変化する縁部を有し、
前記縁部は、前記第1方向に沿って前記第2面から離間するほど、前記開口部の中心に接近する、回転速センサ。
続きを表示(約 250 文字)【請求項2】
請求項1に記載の回転速センサにおいて、
前記縁部は、前記センサ部品と対向する面における前記開口部の端部と、前記縁部と前記内壁とが接続する接続部と、を連結する面であり、
前記開口部の端部の径は、前記接続部の径よりも大きい、回転速センサ。
【請求項3】
請求項1または2に記載の回転速センサにおいて、
前記第2面側における前記磁性板の外縁部は、前記第1方向に沿って前記第2面から離間するほど、前記開口部の中心から離間する、回転速センサ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、回転速センサに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
回転速センサは、例えば、車輪の回転速度を検出する目的で車両に搭載される。このような目的で車両に搭載される回転速センサは、一般的に「車輪速センサ」と呼ばれる。車輪速センサとしての回転速センサは、車両のブロックを防止するアンチロックブレーキシステム(ABSシステム)や、車輪のスリップを防止するトラクションコントロールシステム等の構成要素の1つとして車両に搭載される。
【0003】
特許文献1には、車輪と共に回転する歯車の回転による磁界の変動を検知する回転速センサが記載されている。この回転速センサでは、磁気検出素子を用いて、被計測物である歯車等が回転することによる磁界の変動が検出される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2021-43139号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
磁気検出素子を利用した回転速センサの場合、被計測物と回転速センサとの離間距離(エアギャップと呼ぶ)を小さくすることにより、回転速センサの磁気検出素子に検出される磁束密度が大きくなる。この結果、回転速センサの計測精度を向上させることができる。しかし、回転速センサの取り付け作業の容易性、回転速センサの設計の自由度等を考慮すると、エアギャップは大きい方が好ましい。
【0006】
特許文献1の回転速センサでは、磁気検出素子と磁石との間に開口部を有する磁性板が配置されることにより、回転速センサの計測精度を確保しつつ、エアギャップを大きくしている。しかしながら、回転速センサの計測精度が確保された状態で、エアギャップをさらに大きくすることが望まれている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
一実施の形態による回転速センサは、第1面、前記第1面の反対側の第2面、前記第1面と前記第2面との間に配置される第1磁気検出素子、及び前記第1面と前記第2面との間に前記第1磁気検出素子と離間して配置される第2磁気検出素子、を有するセンサ部品と、前記センサ部品の前記第2面側に配置される磁石と、前記センサ部品の前記第2面と前記磁石との間に配置される磁性板と、を備える。前記磁性板には、前記センサ部品、前記磁性板、及び前記磁石の配列方向である第1方向に沿って貫通する開口部が形成される。前記開口部の壁面は、径が一定の内壁、及び、前記内壁よりも前記センサ部品側に設けられ、径が変化する縁部を有する。前記開口部の縁部は、前記第1方向に沿って前記第2面から離間するほど、前記開口部の中心に接近する。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、回転速センサの検出精度が確保されるエアギャップの範囲を大きくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
実施の形態の回転速センサの構成を示す図である。
図1に示されるA-A線における回転速センサの断面図である。
センサヘッドに内蔵される磁石、センサ部品、磁性板及びケーブルの外観図である。
図3に示されるB-B線における断面図である。
図4に示されるC-C線における断面図である。
図5に示されるセンサ部品周辺に形成される磁束線を模式的に示す図である。
比較例における回線速センサの断面図である。
実施の形態の回転速センサと比較例の回転速センサとの検出精度を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下に、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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