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公開番号2024147831
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-17
出願番号2021097977
出願日2021-06-11
発明の名称たばこ製剤
出願人日本たばこ産業株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類A24B 15/24 20060101AFI20241009BHJP(たばこ;葉巻たばこ;紙巻たばこ;喫煙具)
要約【課題】たばこ分野に有用なたばこ製剤を提供する。
【解決手段】(1)たばこ原料と、(2)前記(1)のたばこ原料または他のたばこ原料から抽出された糖類と、(3)媒体と、を含有するたばこ製剤。前記糖類は好ましくはペクチンである。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
(1)たばこ原料と、
(2)前記(1)のたばこ原料または他のたばこ原料から抽出された糖類と、
(3)媒体と、
を含有するたばこ製剤。
続きを表示(約 500 文字)【請求項2】
前記糖類が、前記(1)のたばこ原料から抽出された糖類である、請求項1に記載のたばこ製剤。
【請求項3】
前記糖類が、ペクチンを含む、請求項1または2に記載のたばこ製剤。
【請求項4】
前記媒体が水を含む、請求項1~3のいずれかに記載のたばこ製剤。
【請求項5】
前記たばこ製剤中、30重量%以下の前記たばこ原料を含む、請求項1~4のいずれかに記載のたばこ製剤。
【請求項6】
前記糖類がα化した多糖類を含む、請求項1~5のいずれかに記載のたばこ製剤。
【請求項7】
たばこ原料を媒体中で加熱して、前記糖類を抽出する工程を備える、請求項1~6のいずれかに記載のたばこ製剤の製造方法。
【請求項8】
前記抽出を60~90℃で実施する、請求項7に記載の製造方法。
【請求項9】
前記抽出工程を閉鎖系で実施する、請求項7または8に記載の製造方法。
【請求項10】
前記媒体が水を含む、請求項7~9のいずれかに記載の製造方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明はたばこ製剤に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)【背景技術】
【0002】
通常、たばこ材料は、たばこ原料と機能を付与するための添加剤とから製造される。例えば、たばこ原料と水のみで構成されるたばこ材料からシートを製造することが知られている。しかしこのようにして得られるシートは強度が不足するので、製造が困難であった。そのため、バインダーやパルプなどの補強のための添加剤を用いる必要があった(例えば特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開第2010/110227号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
発明者らは、たばこ原料にはバインダーとして機能する糖類、および補強材として機能するセルロースが含まれており、これらを有効活用すれば新たな材料が得られるとの着想を得た。かかる事情に鑑み、本発明は、たばこ分野に有用なたばこ製剤を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
前記課題は以下の本発明によって解決される。
態様1
(1)たばこ原料と、
(2)前記(1)のたばこ原料または他のたばこ原料から抽出された糖類と、
(3)媒体と、
を含有するたばこ製剤。
態様2
前記糖類が、前記(1)のたばこ原料から抽出された糖類である、態様1に記載のたばこ製剤。
態様3
前記糖類が、ペクチンを含む、態様1または2に記載のたばこ製剤。
態様4
前記媒体が水を含む、態様1~3のいずれかに記載のたばこ製剤。
態様5
前記たばこ製剤中、30重量%以下の前記たばこ原料を含む、態様1~4のいずれかに記載のたばこ製剤。
態様6
前記糖類がα化した多糖類を含む、態様1~5のいずれかに記載のたばこ製剤。
態様7
たばこ原料を媒体中で加熱して、前記糖類を抽出する工程を備える、態様1~6のいずれかに記載のたばこ製剤の製造方法。
態様8
前記抽出を60~90℃で実施する、態様7に記載の製造方法。
態様9
前記抽出工程を閉鎖系で実施する、態様7または8に記載の製造方法。
態様10
前記媒体が水を含む、態様7~9のいずれかに記載の製造方法。
態様11
前記抽出工程が、前記原料を湿式粉砕することを含む、態様7~10のいずれかに記載の製造方法。
態様12
前記抽出工程において、粉末のたばこ原料を抽出に供する、態様7~10のいずれかに記載の製造方法。
態様13
態様1~6のいずれかに記載のたばこ製剤を含むたばこ材料。
態様14
前記たばこ製剤から成形されたシート、刻、顆粒、またはストランドである、態様13に記載のたばこ材料。
態様15
前記たばこ製剤が添加されたシート、刻、顆粒、またはストランドである、態様13に記載のたばこ材料。
態様16
態様7~12のいずれかに記載の方法で前記たばこ製剤を調製する工程、および
当該たばこ製剤を基材の上に展開し、そして乾燥させる工程を備える、態様14に記載のたばこ材料の製造方法。
態様17
態様7~12のいずれかに記載の方法で前記たばこ製剤を調製する工程、
当該たばこ製剤をベース材の上に塗布する、噴霧する、またはベース材に含浸させる工程を備える、態様15に記載のたばこ材料の製造方法。
態様18
前記たばこ製剤に、バインダーまたは補強材を添加しない、態様16または17に記載の製造方法。
【発明の効果】
【0006】
本発明によって、たばこ分野に有用なたばこ製剤を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
たばこ製剤中のたばこ原料粒子の粒度分布
たばこ製剤から成形されたシート
【発明を実施するための形態】
【0008】
たばこ製剤は、たばこ原料と、当該たばこ原料から抽出された糖類と、媒体とを含有する。以下、本発明を詳細に説明する。本発明において「X~Y」はその端値であるXおよびYを含む。
【0009】
1.たばこ製剤
(1)たばこ原料
たばこ原料とは、タバコ属植物由来の原料であり、例えば、たばこ葉、熟成済みたばこ葉、たばこ刻、たばこ粉末、中骨や残幹等の葉以外の部位等のたばこ原料、およびたばこ原料を処理に供して得た処理物または排出物が挙げられる。たばこ葉とは、収穫されたたばこの葉が、熟成を経る前のものの総称である。熟成の一態様にはキュアリングが含まれる。たばこ刻は、熟成済たばこ葉等が、所定の大きさに刻まれたものである。たばこ粉末はたばこ葉等を粉砕したものである。
【0010】
たばこ原料におけるたばこの品種としては、種々のものを用いることができる。例えば、タバコの品種として、黄色種、バーレー種、オリエント種、在来種、その他のニコチアナ-タバカム系品種、ニコチアナ-ルスチカ系品種を挙げることができる。これらの品種は、単独で用いることもできるが、目的とする香味を得るために、たばこ葉の収穫から、熟成済たばこ葉を非燃焼加熱式たばこ製品で利用される種々の形態(すなわち、加工済たばこ葉)とするまでの過程でブレンドして用いることもできる。前記たばこの品種の詳細は、「たばこの事典、たばこ総合研究センター、2009.3.31」に開示されている。
(【0011】以降は省略されています)

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