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公開番号
2025105684
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-10
出願番号
2025068563,2023580818
出願日
2025-04-18,2022-07-07
発明の名称
管状エアロゾル形成基体を備える物品
出願人
フィリップ・モーリス・プロダクツ・ソシエテ・アノニム
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
A24F
40/40 20200101AFI20250703BHJP(たばこ;葉巻たばこ;紙巻たばこ;喫煙具)
要約
【課題】エアロゾル発生基体のより効率的なエアロゾル化を提供するように適合され、たばこなどの基体材料の無駄を低減する、エアロゾル発生基体を有するエアロゾル発生物品を提供する。
【解決手段】加熱時に、吸入可能なエアロゾルを生成するためのエアロゾル発生物品は、エアロゾル形成基体を含む複数の構成要素を備える。エアロゾル形成基体は、エアロゾル形成基体の上流端とエアロゾル形成基体の下流端との間に延びる基体くぼみを画定する中空の管状セグメントの形態である。エアロゾル形成基体は、複数の熱伝導性粒子およびエアロゾル形成体を含む。管状形状と熱伝導性粒子を組み合わせることで、最初の吸煙までの時間の短縮、エアロゾル抽出の効率の改善、およびエアロゾル発生物品の一層の軽量化が可能になる。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
加熱時に、吸入可能なエアロゾルを生成するためのエアロゾル発生物品であって、エアロゾル形成基体を含む複数の構成要素を備え、前記エアロゾル形成基体は、前記エアロゾル形成基体の上流端と前記エアロゾル形成基体の下流端との間に延びる基体くぼみを画定する中空の管状セグメントの形態であり、前記エアロゾル形成基体は、複数の熱伝導性粒子およびエアロゾル形成体を備える、エアロゾル発生物品。
続きを表示(約 1,000 文字)
【請求項2】
前記エアロゾル形成基体は、乾燥重量基準で、5~95重量%、例えば、10~90重量%の熱伝導性粒子を含み、前記熱伝導性粒子の各熱伝導性粒子が、摂氏25度で少なくとも一方向に、少なくとも1W/(mK)の熱伝導率を有する、請求項1に記載のエアロゾル発生物品。
【請求項3】
前記エアロゾル形成基体は、摂氏25度で少なくとも一方向に、少なくとも0.12W/(mK)の熱伝導率を有する、請求項1または2に記載のエアロゾル発生物品。
【請求項4】
前記熱伝導性粒子の各々は、黒鉛、膨張黒鉛、グラフェン、カーボンナノチューブ、木炭、およびダイヤモンドのうちの一つ以上からなる、請求項1~3のいずれかに記載のエアロゾル発生物品。
【請求項5】
エアロゾル形成基体は、乾燥重量基準で、10~90重量%の熱伝導性粒子と、7~60重量%のエアロゾル形成体と、2~20重量%の繊維と、2~10重量%の結合剤と、を含み、熱伝導性粒子の各々は、黒鉛、膨張黒鉛、グラフェン、カーボンナノチューブ、木炭、およびダイヤモンドのうちの一つ以上からなる、請求項1~4のいずれかに記載のエアロゾル発生物品。
【請求項6】
前記熱伝導性粒子は、エアロゾル形成基体全体にわたって、実質的に均質に分布される、請求項1~5のいずれかに記載のエアロゾル発生物品。
【請求項7】
エアロゾル形成基体は、たばこなどの一つ以上の有機材料を含む、請求項1~6のいずれかに記載のエアロゾル発生物品。
【請求項8】
前記エアロゾル形成基体は、たばこを含まないエアロゾル形成基体である、請求項1~6のいずれかに記載のエアロゾル発生物品。
【請求項9】
前記エアロゾル形成基体は、外径、内径、および長さを有する管の形態であり、前記管の前記長さは、5mm~100mmであり、前記外径は、3mm~20mmであり、前記内径は、2.5mm~19.5mmである、請求項1~8のいずれかに記載のエアロゾル発生物品。
【請求項10】
前記管の前記長さは、8mm~25mmであり、前記管の前記外径は、6mm~8mmであり、前記管の前記内径は、5mm~7.9mmである、請求項9に記載のエアロゾル発生物品。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、管状エアロゾル形成基体を備えたエアロゾル発生物品に関する。本開示はまた、このような物品のためのエアロゾル形成基体を作製する方法、およびエアロゾル発生システムに関する。
続きを表示(約 2,800 文字)
【背景技術】
【0002】
たばこ含有基体などのエアロゾル発生基体が燃焼されるのではなく加熱されるエアロゾル発生物品は、当該技術分野で公知である。典型的に、このような加熱式喫煙物品において、エアロゾルは、熱源からの熱を、物理的に分離されたエアロゾル発生基体または材料に伝達することによって発生され、このエアロゾル発生基体または材料は、熱源に接触して、または熱源内に、または熱源の周囲に、または熱源の下流に位置してもよい。エアロゾル発生物品の使用中、揮発性化合物は、熱源からの熱伝達によってエアロゾル発生基体から放出され、エアロゾル発生物品を通って引き出された空気中に同伴される。放出された化合物は冷却されるにつれて凝縮して、エアロゾルを形成する。
【0003】
数多くの先行技術文書では、エアロゾル発生物品を消費するためのエアロゾル発生装置が開示される。このような装置としては、例えば、エアロゾル発生装置の一つ以上の電気ヒーター要素から加熱式エアロゾル発生物品のエアロゾル発生基体への熱伝達によってエアロゾルが発生される、電気加熱式のエアロゾル発生装置が挙げられる。例えば、エアロゾル発生基体に挿入されるように適合される内部ヒーターブレードを備える、電気加熱式のエアロゾル発生装置が提案されている。エアロゾル発生物品を、外部加熱システムと組み合わせて使用することも、周知である。例えば、国際出願公開第2020/115151号公報には、エアロゾル発生物品が、エアロゾル発生装置の空洞内に受容される場合、エアロゾル発生物品の周辺の周りに配置された、外部発熱体の提供が記載されている。代替として、エアロゾル発生基体と、エアロゾル発生基体内に配設されたサセプタと、を含む、誘導性発熱性エアロゾル発生物品が、国際出願公開第2015/176898号公報によって提案されている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
一般に、エアロゾル発生基体の効率的な加熱を、基体のロッド全体にわたって提供することは、困難であり得る。発熱体に最近の基体の部分が、必然的に最も効果的に加熱される一方、熱伝達が基体を通して不完全であれば、発熱体から最遠の基体の部分が、効果的に加熱されない場合があることを意味する。従って、効果的に加熱されない基体のこれらの部分からのエアロゾルの発生は、最適ではなく、一部の事例では、基体の部分は、使用中に、エアロゾルを発生させるための十分に高い温度に全く達しない場合がある。例えば、上述のように、外部発熱体が、エアロゾル発生基体のロッドを加熱するために使用される場合、エアロゾル発生基体のロッドの中央部分は、ロッドの外側部分ほど多くのエアロゾルを発生させる可能性が低く、一部の事例では、いかなるエアロゾルも発生させない場合がある。したがって、全体として、エアロゾル発生ロッドからのエアロゾルの発生は、非効率である可能性があり、エアロゾル発生基体の一部分が、潜在的に無駄になる。
【0005】
加えて、エアロゾルは、一般的に、発熱体の作動時に、エアロゾル発生基体によって直ちに発生されない。これは、発熱体の作動後に予熱時間があり、その間にエアロゾル発生基体が、エアロゾル発生に必要な温度に加熱されるためである。したがって、発熱体の作動とユーザーによる吸入のための感覚的に許容可能なエアロゾルの発生との間には、比較的長い持続時間があり得る。
【0006】
したがって、エアロゾル発生基体のより効率的なエアロゾル化を提供するように適合され、たばこなどの基体材料の無駄を低減する、エアロゾル発生基体を有するエアロゾル発生物品を提供することが望ましい。また、比較的短い予熱時間を達成し得る、このようなエアロゾル発生物品を提供することも望ましく、その結果、感覚的に許容可能なエアロゾルを、エアロゾル発生基体の加熱の開始直後に、ユーザーに送達することができる。エアロゾル発生基体からのエアロゾルの最適化された送達を提供し得る、このようなエアロゾル発生物品を提供することは、望ましいであろう。このようなエアロゾル発生物品を、費用対効果の高い方法で製造し、既存の製品設計に組み込み得るように、比較的単純な設計で提供することは、特に望ましいであろう。誘導加熱装置および抵抗加熱装置を含む様々な種類の加熱装置で加熱することができるように、容易に適合され得るこのような物品を提供することは、さらに望ましいことになろう。
【0007】
周知のエアロゾル形成基体は、典型的に、比較的低い熱伝導率を有する。エアロゾル形成基体の熱伝導率が低いため、使用中に、エアロゾル形成基体に比較的大きい温度勾配がもたらされ得る。これは、ヒーター要素から最遠に位置するエアロゾル形成基体の部分が高温に達さず、そのため、エアロゾル形成基体がより高い熱伝導率を有し得る場合ほど、多量の揮発性化合物を放出しないことを意味し得る。言い換えれば、熱伝導率のエアロゾル形成基体が低いことで、望ましくないことに、エアロゾル形成基体の使用が低効率になり得る。
【図面の簡単な説明】
【0008】
エアロゾル発生物品の第一の実施形態の概略断面図を示す。
図1の物品を備えたエアロゾル発生システムの第一の実施形態の概略断面図を示す。
図1の物品を備えたエアロゾル発生システムの第二の実施形態の概略断面図を示す。
図1の物品を備えたエアロゾル発生システムの第三の実施形態の概略断面図を示す。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本開示によれば、加熱時に、吸入可能なエアロゾルを生成するためのエアロゾル発生物品が提供される。加熱式エアロゾル発生物品は、エアロゾル形成基体を含む複数の構成要素を備え得る。エアロゾル形成基体は、中空の管状セグメントの形態であってもよく、エアロゾル形成基体の上流端とエアロゾル形成基体の下流端との間に延びる基体くぼみを画定することが好ましい。エアロゾル形成基体は、複数の熱伝導性粒子およびエアロゾル形成体を含むことが好ましい。
【0010】
例えば、加熱時に、吸入可能なエアロゾルを生成するためのエアロゾル発生物品が提供され得、エアロゾル発生物品が、エアロゾル形成基体を含む複数の構成要素を備え、エアロゾル形成基体は、エアロゾル形成基体の上流端とエアロゾル形成基体の下流端との間に延びる基体くぼみを画定する中空の管状セグメントの形態であり、エアロゾル形成基体は、複数の熱伝導性粒子およびエアロゾル形成体を備える。
(【0011】以降は省略されています)
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