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公開番号2024147645
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-16
出願番号2024111195,2023121580
出願日2024-07-10,2017-06-23
発明の名称車両用回路体
出願人矢崎総業株式会社
代理人弁理士法人栄光事務所
主分類B60R 16/02 20060101AFI20241008BHJP(車両一般)
要約【課題】幹線部分の構成を簡素化し、新たな電線の追加も容易にできる車両用回路体を提供すること。
【解決手段】車両の前後方向に延伸する幹線と、幹線に設置される制御ボックスと、制御ボックスと補機とを接続する枝線と、を備え、制御ボックス(650)は、幹線(661)に接続され、かつ、タブ端子(656)を有する制御ボックス本体(658)と、制御ボックス本体(658)のタブ端子(656)に着脱自在、かつ、枝線のモジュールコネクタが接続される枝線接続部を構成するコネクタ口(652)を備えるカートリッジ(653,655)を備える車両用回路体。
【選択図】図37
特許請求の範囲【請求項1】
車両に設置される車両用回路体であって、
少なくとも車両の前後方向に延伸する幹線と、
前記幹線に設置される制御ボックスと、
前記制御ボックスと補機とを接続する枝線と、を備える車両用回路体であって、
前記制御ボックスは、
前記幹線に接続され、かつ、タブ端子を有する制御ボックス本体と、
前記制御ボックス本体の前記タブ端子に着脱自在、かつ、前記枝線のモジュールコネクタが接続される枝線接続部を構成するコネクタ口を備えるカートリッジを備える、
車両用回路体。
続きを表示(約 500 文字)【請求項2】
請求項1に記載の車両用回路体において、
前記制御ボックス本体は、異なる数のコネクタ口を備えるカートリッジから選択された一つのカートリッジを装着するように構成される、
車両用回路体。
【請求項3】
請求項1又は2に記載の車両用回路体において、
前記制御ボックス本体は、異なる電圧を有する電源に対応するカートリッジから選択された一つのカートリッジを装着するように構成される、
車両用回路体。
【請求項4】
請求項3に記載の車両用回路体において、
前記異なる電圧を有する電源に対応するカートリッジは、48ボルト電源に対応したコネクタ口を有するカートリッジと、12ボルト電源に対応したコネクタ口を有するカートリッジと、を含む、
車両用回路体。
【請求項5】
請求項3に記載の車両用回路体において、
前記異なる電圧を有する電源に対応するカートリッジは、4.8端子に対応したコネクタ口を有するカートリッジと、1.5端子に対応したコネクタ口を有するカートリッジと、を含む、
車両用回路体。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車両に配索される車両用回路体に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
車両上においては、例えば主電源であるオルタネータ(発電機)やバッテリから膨大な数の様々な電装品のそれぞれに対して電源電力を適切に供給する必要がある。また、このような電源電力の供給に用いるシステムにおいては、必要に応じて電力供給のオンオフを切り替える機能や、電装品に過大な電流が流れた場合に系統毎に電流を遮断するための機能も搭載する必要がある。
【0003】
一般的な車両においては、多数の電線の集合体であるワイヤハーネスを車両上に配索し、このワイヤハーネスを介して、主電源と各部の電装品との間を接続し電力の供給を行っている。また、電源電力を複数系統に分配するためにジャンクションブロックを用いたり、電力供給のオンオフを系統毎に制御するためにリレーボックスを用いたり、ワイヤハーネスの各電線や負荷を保護するためにヒューズボックスを用いることが一般的である。
【0004】
また、車両には、これらの電装品を制御するための制御部も複数備えており、制御部と電装品とはワイヤハーネスにより接続され、互いに通信可能となっている。
特許文献1に示されているワイヤハーネスは、ネットワーク伝送路と、電源やGND、その他の信号を供給するための回路とを備えている。また、このワイヤハーネスは、ワイヤハーネス幹線と、サブワイヤハーネスと、オプションサブワイヤハーネスと、ネットワークハブ装置とを備えている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2005-78962号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
近年、このような電源系や通信系を含む車両システムは、搭載される電装品の増加や制御の複雑化などにより高度化が進んでいる。また、自動運転技術も急速に進化しており、この自動運転に対応するために各種機能に対する安全要求も高まっている。
これに伴い、車体上に配索されるワイヤハーネスの構造が複雑化する傾向にある。したがって、例えば特許文献1のようにワイヤハーネス幹線と、サブワイヤハーネスと、オプションサブワイヤハーネスとを組み合わせ、全体として複雑な形状のワイヤハーネスを構成し、車体上の様々な箇所に配置される様々な電装品との接続を可能にしている。
【0007】
また、車両に搭載される電装品の増加に伴い、ワイヤハーネスを構成する各電線の径が太くなったり、電線本数が増えることになるため、ワイヤハーネス全体が大型化したり、重量が増大する傾向にある。また、ワイヤハーネスを搭載する車種の違いや車両に搭載するオプション電装品の種類の増加に伴って、製造すべきワイヤハーネスの種類および品番が増えるため、ワイヤハーネスを構成する部品の共通化が難しく、部品コストや製造コストが増大してしまう。
【0008】
また、ワイヤハーネスを制作する作業工程においては、所定の配索形状に仕上げるために、ワイヤハーネスを構成する多数の電線の束を事前に指定された経路に沿うように長い距離に亘り引き回すことになり、作業時間が長くかかる。また、ワイヤハーネスの幹線部分では、ほぼすべての電線が集まるため、束ねられる電線本数が多くなり、重くなる。
【0009】
また、例えば当初の設計時に想定していなかった新たな電装品を車両に搭載する場合には、当該電装品と他の電装品との間で特別な信号を伝送する経路を確保したり、電源電力を供給するために、新たな電線をワイヤハーネスに追加しなければならない。しかし、ワイヤハーネスは構造や形状が複雑であり、既存のワイヤハーネスに対して後から別の電線を追加することは非常に難しい。したがって、種類や品番が異なる新たなワイヤハーネスを設計し、別の製品として作り直す必要がある。
【0010】
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、様々な電装品と車両上の電源との間および電装品同士の電気接続のための構造、特に幹線部分の構成を簡素化し、新たな電線の追加も容易にできる車両用回路体を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)

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