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公開番号
2024147362
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-16
出願番号
2023060325
出願日
2023-04-03
発明の名称
送風装置
出願人
株式会社デンソー
代理人
弁理士法人ゆうあい特許事務所
主分類
B60H
1/00 20060101AFI20241008BHJP(車両一般)
要約
【課題】複数の旋回流抑制部26bによって生じる騒音を低減する。
【解決手段】複数の旋回流抑制部26bは、それぞれ、送風ファン201の回転によって生じる空気の旋回流の旋回を抑えてファン軸線方向DRaの他方側に流れるように旋回流を案内する。複数の旋回流抑制部26bは、それぞれ、ファン軸線CL1を中心とする径方向Kc1の内側から径方向Kc1の外側に進むほど、ファン軸線方向DRaの他方側に向かう後傾形状に形成されている。このため、径方向Kc1の外側の旋回流は、径方向Kc1の内側の旋回流に比べて複数の旋回流抑制部26bに衝突する際の風速が遅くなる。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
送風装置であって、
空気を通過させる空気通路(123)を形成する内壁(12a)を有する空調ケース(12)と、
軸線(CL1)が延びる方向を軸線方向(DRa)としたとき、前記空気通路内に配置され、かつ前記軸線を中心として回転して前記軸線方向の一方側から前記空気を吸い込んで前記軸線を中心とする径方向の外側に吹き出す送風ファン(201)と、
前記空気通路のうち前記送風ファンに対して前記軸線方向の他方側に配置されて前記送風ファンの前記軸線方向の他方側を覆うように形成され、かつ前記内壁との間に前記送風ファンから吹き出される前記空気を前記軸線方向の他方側に流通させる通過通路(130)を形成するカバー部(26a)と、
前記通過通路内に配置され、かつ前記径方向に亘って形成されて前記送風ファンの回転によって生じる前記空気の旋回流を抑制して前記軸線方向の他方側に流れる空気流を生じさせる少なくとも1つの旋回流抑制部(26b)と、を備え、
前記少なくとも1つの旋回流抑制部のうち前記軸線方向の一方側端部(270)は、前記径方向の内側から前記径方向の外側に進むほど、前記軸線方向の他方側に向かうように形成されている送風装置。
続きを表示(約 3,800 文字)
【請求項2】
送風装置であって、
空気を通過させる空気通路(123)を形成する内壁(12a)を有する空調ケース(12)と、
軸線(CL1)が延びる方向を軸線方向(DRa)としたとき、前記空気通路内に配置され、かつ前記軸線を中心として回転して前記軸線方向の一方側から前記空気を吸い込んで前記軸線を中心とする径方向の外側に吹き出す送風ファン(201)と、
前記空気通路のうち前記送風ファンに対して前記軸線方向の他方側に配置されて前記送風ファンの前記軸線方向の他方側を覆うように形成され、かつ前記内壁との間に前記送風ファンから吹き出される前記空気を前記軸線方向の他方側に流通させる通過通路(130)を形成するカバー部(26a)と、
前記通過通路内に配置され、かつ前記径方向に亘って形成されて前記送風ファンの回転によって生じる前記空気の旋回流を抑制して前記軸線方向の他方側に流れる空気流を生じさせる少なくとも1つの旋回流抑制部(26b)と、を備え、
前記少なくとも1つの旋回流抑制部のうち前記軸線方向の一方側端部(270)は、前記径方向の内側から前記径方向の外側に進むほど、前記軸線方向の一方側に向かうように形成されている送風装置。
【請求項3】
前記少なくとも1つの旋回流抑制部において前記軸線方向の端部(270)のうち、最も前記径方向の内側に位置する端部を径方向内側端部(272)とし、
前記少なくとも1つの旋回流抑制部において前記軸線方向の端部のうち、最も前記径方向の外側に位置する端部を径方向外側端部(271)とし、
前記径方向内側端部および前記径方向外側端部の間の前記軸線方向の距離を軸線方向距離(dDR)としたとき、
前記少なくとも1つの旋回流抑制部は、それぞれ前記軸線方向距離が異なる2つ以上の旋回流抑制部を含む複数の旋回流抑制部である請求項1または2に記載の送風装置。
【請求項4】
送風装置であって、
空気を通過させる空気通路(123)を形成する内壁(12a)を有する空調ケース(12)と、
軸線(CL1)が延びる方向を軸線方向(DRa)としたとき、前記空気通路内に配置され、かつ前記軸線を中心として回転方向(Ka1)の一方側に回転して前記軸線方向の一方側から前記空気を吸い込んで前記軸線を中心とする径方向の外側に吹き出す送風ファン(201)と、
前記空気通路のうち前記送風ファンに対して前記軸線方向の他方側に配置されて前記送風ファンの前記軸線方向の他方側を覆うように形成され、かつ前記内壁との間に前記送風ファンから吹き出される前記空気を前記軸線方向の他方側に流通させる通過通路(130)を形成するカバー部(26a)と、
前記通過通路内に配置され、かつ前記径方向に亘って形成されて前記送風ファンの回転によって生じる前記空気の旋回流を抑制して前記軸線方向の他方側に流れる空気流を生じさせる少なくとも1つの旋回流抑制部(26b)と、を備え、
前記少なくとも1つの旋回流抑制部のうち前記回転方向の他方側端部(270A)は、前記径方向の内側から前記径方向の外側に進むほど、前記回転方向の一方側に向かうように形成されている送風装置。
【請求項5】
送風装置であって、
空気を通過させる空気通路(123)を形成する内壁(12a)を有する空調ケース(12)と、
軸線(CL1)が延びる方向を軸線方向(DRa)としたとき、前記空気通路内に配置され、かつ前記軸線を中心として回転方向(Ka1)の一方側に回転して前記軸線方向の一方側から前記空気を吸い込んで前記軸線を中心とする径方向の外側に吹き出す送風ファン(201)と、
前記空気通路のうち前記送風ファンに対して前記軸線方向の他方側に配置されて前記送風ファンの前記軸線方向の他方側を覆うように形成され、かつ前記内壁との間に前記送風ファンから吹き出される前記空気を前記軸線方向の他方側に流通させる通過通路(130)を形成するカバー部(26a)と、
前記通過通路内に配置され、かつ前記径方向に亘って形成されて前記送風ファンの回転によって生じる前記空気の旋回流を抑制して前記軸線方向の他方側に流れる空気流を生じさせる少なくとも1つの旋回流抑制部(26b)と、を備え、
前記少なくとも1つの旋回流抑制部のうち前記回転方向の他方側端部(270A)は、前記径方向の内側から前記径方向の外側に進むほど、前記回転方向の他方側に向かうように形成されている送風装置。
【請求項6】
前記少なくとも1つの旋回流抑制部において前記回転方向の端部(270A)のうち、最も前記径方向の内側に位置する端部を径方向内側端部(274)とし、
前記少なくとも1つの旋回流抑制部において前記回転方向の端部のうち、最も前記径方向の外側に位置する端部を径方向外側端部(273)とし、
前記径方向内側端部および前記径方向外側端部の間の前記回転方向の距離を回転方向距離(dDk)としたとき、
前記少なくとも1つの旋回流抑制部は、前記回転方向距離が異なる2つ以上の旋回流抑制部を含む複数の旋回流抑制部である請求項4または5に記載の送風装置。
【請求項7】
送風装置であって、
空気を通過させる空気通路(123)を形成する内壁(12a)を有する空調ケース(12)と、
軸線(CL1)が延びる方向を軸線方向(DRa)としたとき、前記空気通路内に配置され、かつ前記軸線を中心として回転して前記軸線方向の一方側から前記空気を吸い込んで前記軸線を中心とする径方向の外側に吹き出す送風ファン(201)と、
前記空気通路のうち前記送風ファンに対して前記軸線方向の他方側に配置されて前記送風ファンの前記軸線方向の他方側を覆うように形成され、かつ前記内壁との間に前記送風ファンから吹き出される前記空気を前記軸線方向の他方側に流通させる通過通路(130)を形成するカバー部(26a)と、
前記通過通路内に配置され、かつ前記径方向に亘って形成されて前記送風ファンの回転によって生じる前記空気の旋回流を抑制して前記軸線方向の他方側に流れる空気流を生じさせる少なくとも1つの旋回流抑制部(26b)と、を備え、
前記少なくとも1つの旋回流抑制部は、前記径方向の内側から前記径方向の外側に向かうほど、前記送風ファンの回転方向(Ka1)の寸法(dDa)が大きくなる送風装置。
【請求項8】
送風装置であって、
空気を通過させる空気通路(123)を形成する内壁(12a)を有する空調ケース(12)と、
軸線(CL1)が延びる方向を軸線方向(DRa)としたとき、前記空気通路内に配置され、かつ前記軸線を中心として回転して前記軸線方向の一方側から前記空気を吸い込んで前記軸線を中心とする径方向の外側に吹き出す送風ファン(201)と、
前記空気通路のうち前記送風ファンに対して前記軸線方向の他方側に配置されて前記送風ファンの前記軸線方向の他方側を覆うように形成され、かつ前記内壁との間に前記送風ファンから吹き出される前記空気を前記軸線方向の他方側に流通させる通過通路(130)を形成するカバー部(26a)と、
前記通過通路内に配置され、かつ前記径方向に亘って形成されて前記送風ファンの回転によって生じる前記空気の旋回流を抑制して前記軸線方向の他方側に流れる空気流を生じさせる少なくとも1つの旋回流抑制部(26b)と、を備え、
前記少なくとも1つの旋回流抑制部は、前記径方向の内側から前記径方向の外側に向かうほど、前記送風ファンの回転方向(Ka1)の寸法(dDa)が小さくなる送風装置。
【請求項9】
前記軸線方向に交差して、かつ前記送風ファンの回転方向(Ka1)に交差し、前記軸線方向の他方側から一方側に向かうほど前記回転方向の他方側から一方側に向かう方向を交差方向(Kd1)としたとき、
前記少なくとも1つの旋回流抑制部は、前記交差方向のうち前記回転方向の一方側端面(290)が前記交差方向のうち前記回転方向の一方側に凸となる湾曲状に形成され、
さらに前記少なくとも1つの旋回流抑制部は、前記交差方向のうち前記回転方向の他方側端面(291)が前記交差方向のうち前記回転方向の一方側に凸となる湾曲状に形成されている請求項1、2、4、5、7、8のいずれか1つに記載の送風装置。
【請求項10】
前記少なくとも1つの旋回流抑制部のうち前記軸線方向には、前記送風ファンの回転方向(Ka1)に亘って形成されている端面(27a、27b)が設けられており、
前記回転方向に平行で、かつ前記軸線方向に直交する仮想面(Sa)と前記端面との間で形成される狭角(θ2、θ3)が前記径方向の内側から外側に向かうほど小さくなるように前記端面が形成されている請求項1、2、4、5、7、8のいずれか1つに記載の送風装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、送風装置に関するものである。
続きを表示(約 930 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、送風装置において、空調ケース内の空気通路に配置されている送風ファンと、空気通路のうち送風ファンから吹き出される空気流を通過させる旋回流抑制部とを備えるものがある(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
送風ファンは、軸線を中心とする回転することにより軸線方向一方側から空気を吸い込んで軸線を中心とする径方向外側に吹き出す。
【0004】
旋回流抑制部は、送風ファンに対して軸線方向他方側に配置されて、送風ファンから吹き出される空気を軸線方向他方側に通過させる空気通路を構成する。旋回流抑制部は、送風ファンの回転によって生じる旋回流が流れることを抑える。
【0005】
このため、送風ファンの回転による旋回流を原因とした吹出し風量の偏りを回避することができる。よって、吹出し風量の偏りの回避のために、吹出口の配置を過剰に制限する必要がなくなる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特許6747469号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
上記特許文献1の送風装置の旋回流抑制部は、送風ファンから吹き出される空気流の旋回流が流れることを抑制する。しかし、旋回流抑制部には、送風ファンから吹き出される高速な旋回流が衝突するために、この衝突に伴って騒音が生じる。
【0008】
また、旋回流抑制部のうち送風ファンに対して軸線方向他方側に送風ファンを軸線方向他方側から塞ぐカバー部が設けられている場合には、空気通路がカバー部に対して径方向外側に設けられることになる。
【0009】
この場合、空気流路の流路断面の面積は、空調ケース内のうち旋回流抑制部に対して下流側流路の空気流路の断面の面積に比べて、小さくなる。
【0010】
ここで、空気流路のうち空気流の主流が流れる方向を主流方向としたとき、空気流路の流路断面とは、空気流路を主流方向に直交する仮想面で切断した断面である。
(【0011】以降は省略されています)
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