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公開番号2024146959
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-16
出願番号2023059688
出願日2023-04-03
発明の名称製茶機械に用いる熱風発生器に備えたバーナの制御方法
出願人株式会社寺田製作所
代理人
主分類A23F 3/12 20060101AFI20241008BHJP(食品または食料品;他のクラスに包含されないそれらの処理)
要約【課題】熱風温度が設定値まで下がらないと、茶温を製茶に適した温度に下げたくても下がらず、設定した茶温より高くなってしまい、茶製品の品質劣化になってしまっていた。反対に、熱風温度を設定値まで上げられないと、茶葉を時間内に乾燥することができず、前後の工程に影響が出てしまった。
【解決手段】 製茶機械に用いる熱風発生器に備えたバーナの燃焼を異なる制御手段を用いて制御し、製茶機械へ送風する熱風温度又は製茶機械内の茶葉温度を制御することを特徴とする
製茶機械に用いる熱風発生器に備えたバーナの制御方法。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
製茶機械に用いる熱風発生器に備えたバーナの燃焼を異なる制御手段を用いて制御し、製茶機械へ送風する熱風温度又は製茶機械内の茶葉温度を制御することを特徴とする
製茶機械に用いる熱風発生器に備えたバーナの制御方法。
続きを表示(約 260 文字)【請求項2】
前記異なる制御手段に、
比例制御とON-OFF制御とを組み合わせて、製茶機械へ送風する熱風温度又は製茶機械内の茶葉温度を制御することを特徴とする
請求項1記載の製茶機械に用いる熱風発生器に備えたバーナの制御方法。
【請求項3】
通常は前記比例制御をおこない、
あらかじめ定めた熱風温度より低い場合に前記ON-OFF制御に切り替え、前記ON-OFF制御で制御することを特徴とする
請求項2記載の製茶機械に用いる熱風発生器に備えたバーナの制御方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、製茶機械に用いる熱風発生器に備えたバーナの制御方法に関するものである。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
従来、製茶機械に用いる熱風発生器に備えたバーナの燃焼量の制御は、比例制御用とON-OFF制御用の各仕様のものが販売されており、必要に応じて、いずれかを選択しなければならなかった。バーナの制御は、ON-OFF制御よりも比例制御をおこなう方が、熱風温度が安定するので、比例制御で温度制御をおこなうことを選択していた。
【0003】
更に、バーナの大きさを選択する場合、その製茶機械に対して最大風量から必要熱風温度を計算し、バーナを選択する。これは、4月の製茶の場合の、温度や湿度、茶葉の性状などによって、算出している。4月は特に夜間は、まだ気温がとても低く、製茶をするための熱風温度を得るためには、バーナの燃焼量がとても重要となる。それに対し、6~7月も製茶の時期であるが、昼間はとても気温が高くなり、製茶に適した茶温と気温の差がほとんどなくなり、製茶をするための熱風温度にするためのバーナの燃焼量はあまり必要としなくなる。しかし、比例制御用のバーナの場合、最大燃焼量だけでなく最小燃焼量も決まっていて、その最小値を使い続けなければならなかった。茶期によってはもっと低い熱風温度を設定したい場合があったが、もっと低い熱風温度を使用することはできなかった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2020-65489号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
比例制御で現在能力より低い設定温度が欲しい場合は、バーナノズルを小さくしたり、ガス圧を下げたりして物理的に対応するしかなかった。物理的に対応して低い温度を出すようにすると、そのバーナ本来の高い温度が出なくなってしまった。風量と燃焼量の比率も変わってしまい、不完全燃焼になってしまう。そのため、風量を下げて熱風温度を上げるか、風量を上げて熱風温度を下げるしかなかった。茶期毎に調整するか、熱風の高い温度か低い温度のどちらかを諦めるしかなかった。
【0006】
熱風温度が設定値まで下がらないと、茶温を製茶に適した温度に下げたくても下がらず、設定した茶温より高くなってしまい、茶製品の品質劣化になってしまっていた。反対に、熱風温度を設定値まで上げられないと、茶葉を時間内に乾燥することができず、前後の工程に影響が出てしまった。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の第1手段は、
製茶機械に用いる熱風発生器に備えたバーナの燃焼を異なる制御手段を用いて制御し、製茶機械へ送風する熱風温度又は製茶機械内の茶葉温度を制御することを特徴とする
製茶機械に用いる熱風発生器に備えたバーナの制御方法。
【0008】
本発明の第2手段は、前記第1手段の
前記異なる制御手段に、
比例制御とON-OFF制御とを組み合わせて、製茶機械へ送風する熱風温度又は製茶機械内の茶葉温度を制御する。
本発明の第3手段は、前記第2手段の
通常は前記比例制御をおこない、
あらかじめ定めた熱風温度より低い場合に前記ON-OFF制御に切り替え、前記ON-OFF制御で制御する。
【発明の効果】
【0009】
バーナの仕様を変更しなくても自動で異なる制御である比例制御とON-OFF制御とに切り替わるので、温度制御幅が広くなり、すべての茶期の温度設定に対応できるようになる。とくに、風量が多い場合はON-OFF制御だと熱風温度のハンチング(波型)が大きくなるが、比例制御では熱風温度が一定であり、安定した熱風の供給が可能となる。従来よりも低温側の温度制御幅を広くすることができる。そのため、気温が高い時期でも、熱風温度が高くなりすぎず、茶温を設定温度に安定して保つことができ、茶製品の向上を望むことができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1は製茶ラインの一例を示した説明図である。
図2は粗揉機の一例を示した斜視図である。
図3は図2の上面図である。
図4はフローチャートの説明図である。
図5は熱風性能曲線の1例の説明図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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