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公開番号2024146488
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-15
出願番号2023059418
出願日2023-03-31
発明の名称音響システム
出願人TOA株式会社,株式会社otonoha
代理人弁理士法人新樹グローバル・アイピー
主分類H04R 27/00 20060101AFI20241004BHJP(電気通信技術)
要約【課題】プライベートスペースの利用者にはなるべく大きな自由度を与え、パブリックスペースでは、調和のとれた音楽環境を提供する音響システム及びプログラムを提供する。
【解決手段】音響システム1は、パブリックスペースに配置された1台以上の第1スピーカー10aとプライベートスペースに配置された1台以上の第2スピーカー10bとを含む複数のスピーカーと、複数のスピーカーそれぞれにネットワークを介して接続され、各スピーカーがパブリックスペースに配置されているか、プライベートスペースに配置されているかを識別して管理する管理サーバー20とを備える。管理サーバー20は、第1スピーカー10a及び第2スピーカー10bに対して操作指示が可能な第1ウェブページを生成し、かつ、プライベートスペースを利用する利用者の利用者端末から第2スピーカー10bの操作指示が可能な第2ウェブページを生成する。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
複数の利用者が利用可能なパブリックスペースと、制限された利用者が利用可能な1つ以上のプライベートスペースとを有する施設において用いられる音響システムであって、
前記施設に配置されたスピーカーであって、前記パブリックスペースに配置された1台以上の第1スピーカーと、前記プライベートスペースに配置された1台以上の第2スピーカーとを含む、スピーカーと、
前記スピーカーに接続され、各スピーカーが前記パブリックスペースに配置されているか、前記プライベートスペースに配置されているかを識別して管理する、管理サーバーと、を備え、
前記管理サーバーは、前記第1スピーカー及び前記第2スピーカーに対して操作指示が可能な第1ウェブページを作成し、かつ、
前記管理サーバーは、プライベートスペースを利用する利用者の利用者端末からそのプライベートスペースに配置された第2スピーカーの操作指示入力が可能な第2ウェブページを作成する、音響システム。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記第1ウェブページ及び前記第2ウェブページのスピーカーの操作指示入力項目は、どの音源を選択するかという音源選択と、音量設定とを含む、請求項1に記載の音響システム。
【請求項3】
前記第2ウェブページが、前記第2スピーカーに対して操作指示が可能な範囲は、前記第1ウェブページが、前記第2スピーカーに対して操作指示が可能な範囲よりも狭い、請求項1に記載の音響システム。
【請求項4】
前記第1ウェブページは、管理者用の管理者端末から前記第1スピーカー及び前記第2スピーカーに対して操作指示可能であり、
前記管理サーバーは、パブリックスペースを利用する利用者の利用者端末からそのパブリックスペースに配置された第1スピーカーの操作指示入力が可能な第3ウェブページを作成する、請求項1に記載の音響システム。
【請求項5】
前記第3ウェブページが、前記第1スピーカーに対して操作指示が可能な範囲は、前記第1ウェブページが、前記第1スピーカーに対して操作指示が可能な範囲よりも狭い、請求項1に記載の音響システム。
【請求項6】
前記第2スピーカーは複数であり、
前記第2ウェブページは、各第2スピーカーに対応して個別に作成される、請求項1に記載の音響システム。
【請求項7】
前記プライベートスペースは複数あり、少なくとも1のプライベートスペースに複数の第2スピーカーが配置され、
前記第2ウェブページは、プライベートスペースごとに、当該プライベートスペースに配置された複数の第2スピーカーに対して操作指示可能に作成される、請求項1に記載の音響システム。
【請求項8】
前記第2スピーカーは複数であり、
前記第2ウェブページは、各第2スピーカーに対応して、複数作成され、
前記管理サーバーは、各第2スピーカーの前記第2ウェブページのURLに相当する二次元コードを作成し、
前記二次元コードは、対応する第2スピーカーの配置されたプライベートスペースに表示される、請求項1に記載の音響システム。
【請求項9】
前記第1ウェブページでは、各スピーカーに対して再生スケジュールの設定が可能であり、
前記スピーカーは前記再生スケジュールに従って音声を再生する
請求項1に記載の音響システム。
【請求項10】
前記第2スピーカーは複数であり、
前記第2ウェブページは、各第2スピーカーに対応して、複数作成され、
各第2ウェブページへの前記利用者端末のアクセスは、対応する第2スピーカーの配置されているプライベートスペースの利用予約に対応して制限される、請求項1に記載の音響システム。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、施設に複数のスピーカーを配置して用いる音響システムに関する。
続きを表示(約 3,200 文字)【背景技術】
【0002】
複数のスピーカーを、ネットワークを介してコンピューターに接続して一元管理するシステムが知られている(例えば、特許文献1参照。)。近年、オフィスにおいて、複数のスピーカーを配置し、作業効率のアップやリラックス効果を狙って、音楽を流す試みがされている。ここで、音楽とは、たとえば、JPOPやクラシックなどの楽曲や、川の水の流れる音や小鳥のさえずりなど自然音が収録されたものなど様々である。
【0003】
オフィスには、会議室や休憩室、食堂、応接室、個室など、様々な空間が存在する。特に、シェアオフィスでは、多くの人が利用するパブリックスペースと、特定の利用者が利用するプライベートスペースとが共存する。このような複雑な環境においては、多くの人に最適な音響環境を提供することは困難である。人それぞれに好き嫌いや嗜好があり、個人がそれぞれの音響機器を自由に設定できるようにすると、他の人には必ずしも快適な音響環境であるとは言えない。たとえば、一人だけ大音量の音楽を再生する、一人だけ場にそぐわない音楽を流す、といった問題が生じうる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2020-95064号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本開示は、施設の様々な空間に配置された複数のスピーカーを管理して、最適な音楽環境を提供できる音響システムである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の音響システムは、複数の利用者が利用可能なパブリックスペースと、制限された利用者が利用可能な1つ以上のプライベートスペースとを有する施設において用いられる音響システムであって、
前記施設に配置されたスピーカーであって、前記パブリックスペースに配置された1台以上の第1スピーカーと、前記プライベートスペースに配置された1台以上の第2スピーカーとを含む、スピーカーと
前記スピーカーに接続され、各スピーカーが前記パブリックスペースに配置されているか、前記プライベートスペースに配置されているかを識別して管理する、管理サーバーと、を備え、
前記管理サーバーは、前記第1スピーカー及び前記第2スピーカーに対して操作指示が可能な第1ウェブページを作成し、かつ、
前記管理サーバーは、前記管理サーバーの外の利用者端末から前記第2スピーカーの操作指示が可能な第2ウェブページを作成する。
【0007】
本開示のコンピュータープログラムは、複数の利用者が利用可能なパブリックスペースと、制限された利用者が利用可能な1つ以上のプライベートスペースとを有する施設に配置されたスピーカーを制御するコンピュータープログラムであって、
前記スピーカーは、前記パブリックスペースに配置された1台以上の第1スピーカーと、前記プライベートスペースに配置された1台以上の第2スピーカーとを含み、
前記コンピュータープログラムは、管理者端末から前記第1スピーカー及び前記第2スピーカーに対して操作指示が可能な第1ウェブページと、プライベートスペースを利用する利用者の利用者端末からそのプライベートスペースに配置された第2スピーカーの操作指示が可能な第2ウェブページを生成する。
【発明の効果】
【0008】
本開示の音響システムは、施設に配置された複数のスピーカーと、前記複数のスピーカーに接続された管理サーバーとを備えており、管理サーバーは、管理者向けに、全てのスピーカーを操作指示できる第1ウェブページと、各プライベートスペース利用者向けに、そのスペースに配置されているスピーカーだけを操作指示可能な第2ウェブページとを提供する。したがって、管理者は施設内全体の調和のとれた音楽環境を提供することができ、各プライベートスペース利用者は、各プライベートスペースを希望の音楽環境とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、第1実施形態に係る音響システム1の概略構成を示す図である。
図2は、スピーカー10の概略構成図である。
図3(表1)は、第1実施形態に係る各スピーカー10の設置場所、第1及び第2ウェブページ接続用のURLを示す図である。
図4は、第1ウェブページの操作指示入力画面51の一例を示す図である。
図5は、各スピーカー10の再生タイムスケジュールを示す図である。
図6Aは、施設内で各スピーカー10の配置を示すレイアウト図である。
図6Bは、施設内で各スピーカー10の配置を示すレイアウト図である。図6Bは、図6Aに配置された各スピーカーの属性を符号で示している。
図6Cは、施設内で各スピーカー10の配置を示すレイアウト図である。図6Cは、図6Aに配置された各スピーカーのアイコンの符号を示している。
図7は、施設内で各スピーカー10の配置を示すレイアウト表示画面53と再生タイムスケジュールを示すスケジュール表示画面52を並べて表示したものである。
図8は、施設内で各スピーカー10の配置を示すレイアウト表示画面53と、スピーカー10の操作指示入力画面51を重ねて表示した図である。
図9は、第2ウェブページの操作指示入力画面55の一例を示す図である。
図10は、端末22、24から管理サーバー20を経てスピーカー10に制御指令を送って音楽再生を実行するフローを示す図である。
図11は、管理サーバー20がスピーカー10に音楽再生を開始させ終了させる制御フローを示す図である。
図12は、変形実施形態1Aに係る音響システム1と施設予約サーバー30の概略構成を示す図である。
図13(表2)は、第2実施形態に係る各スピーカー10の設置場所、第1、第2及び第3ウェブページ接続用のURLを示す図である。
図14(表3)は、第2実施形態に係る各スピーカー10の設置場所、第2及び第3ウェブページ接続用のURL、施設の利用者の第2及び第3ウェブページ利用の制限を示す図である。
図15(表4)は、各スピーカー10の設置場所、第1ウェブページ接続用のURL、施設の管理者の第1ウェブページ利用の制限を示す図である。
図16は、第1ウェブページの初期設定として、施設内の各スピーカーのアイコンを、レイアウトの設定画面54に配置する方法を説明する図である。
図17は、スピーカーの停止時のスピーカーアイコン、スピーカーの再生中のスピーカーアイコン及び音圧アイコンを説明する図である。
図18は、スピーカーアイコンに付随する音圧アイコンの、音量レベルによる変化を示す図である。
図19は、第3実施形態の第1ウェブページにおける、操作指示入力を説明する図である。
図20は、第1ウェブページにおいて、レイアウト表示画面53bとスケジュール表示画面52を並べて表示した例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
1.第1実施形態
(1)第1実施形態の音響システム1の構成
本実施形態の音響システム1は、図1に示すように、施設に配置された複数のスピーカー10と、管理サーバー20と、管理者端末22と、を備えている。ここで施設とは、オフィス、工場、役場、公共施設、百貨店などの商業施設、スタジアム、コンサートホール、ホテルなど、様々である。
(【0011】以降は省略されています)

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