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公開番号2024146300
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-15
出願番号2023059107
出願日2023-03-31
発明の名称美観及び防汚性に優れた陶器
出願人TOTO株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人
主分類C04B 41/86 20060101AFI20241004BHJP(セメント;コンクリート;人造石;セラミックス;耐火物)
要約【課題】 美観に優れ、とりわけ光沢及び発色が向上し、汚物付着に影響のない程度の傷であっても美観への影響が抑えられた陶器の提供。
【解決手段】 素地と、釉薬層とを少なくとも備える陶器であって、釉薬層における乳濁剤、さらに珪砂の存在を、その層中において三次元的に制御する。この陶器は、美観、とりわけ光沢及び発色が向上され、また汚物付着に影響のない程度の傷であっても、美観への影響を抑えることができ、また防汚性にも優れるものとなる、
【選択図】 なし



特許請求の範囲【請求項1】
素地と、釉薬層とを少なくとも備える陶器であって、
前記釉薬層が乳濁剤を含み、
前記釉薬層の表面の乳濁剤隠蔽率が0.45%以上22.1%以下である、衛生陶器。
続きを表示(約 570 文字)【請求項2】
前記釉薬層の表層部断面の乳濁剤隠蔽率が4.0%以上20%以下である、請求項1に記載の陶器。
【請求項3】
前記釉薬層の中心部断面の乳濁剤隠蔽率が3.5%以上16%以下である、請求項1又は2に記載の陶器。
【請求項4】
前記釉薬層の素地界面部断面の乳濁剤隠蔽率が3.0%以上11%以下である、請求項1又は2に記載の陶器。
【請求項5】
前記断面表層部の乳濁剤隠蔽率が、前記断面素地境界部のそれよりも大である、請求項1又は2に記載の陶器。
【請求項6】
衛生陶器である、請求項1又は2に記載の陶器。
【請求項7】
その表面のL*が84以上である、請求項1又は2に記載の陶器。
【請求項8】
その表面の表面粗さRaが0.10μm以下である、請求項1又は2に記載の陶器。
【請求項9】
陶器の表面美観の評価方法であって、
釉薬層が乳濁剤を含む陶器を用意し、
前記釉薬層の表面の乳濁剤隠蔽率を測定・算出する工程を含んでなる、方法。
【請求項10】
前記釉薬層の表面の乳濁剤隠蔽率が0.45%以上22.1%以下である場合、陶器の表現が美観に優れると評価する、請求項9に記載の方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は釉薬層を有する陶器に関し、詳しくは美観陶器に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
衛生陶器、タイルなどの陶器には、近時、空間の美観要望の高まりにより、その外観には高い美観が求められてきている。さらに、スマートフォンの利用などトイレ空間の活用様式の変化に伴い、陶器に重量物が落とされるなど、陶器表面に傷がつく機会が増えている。
【0003】
乳濁剤により釉薬層を不透明化することが行われており、この乳濁剤を制御することで陶器の美観や、表面凹凸を制御して汚れの付着を防止し、または汚れを容易に落とすことができる工夫が行われている(例えば、特開2003-238274号公報(特許文献1)、特開2002-316885号公報(特許文献2)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2003-238274号公報
特開2002-316885号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明者らは、今般、釉薬層における乳濁剤、さらに珪砂の存在を、その層中において三次元的に制御することで、陶器の美観、とりわけ光沢及び発色を向上させ、汚物付着に影響のない程度の傷であっても、美観への影響を抑えることができ、また防汚性にも優れるものとすることができる、との知見を得た。さらに釉薬層中における乳濁剤及び珪砂の三次元的制御は、釉薬原料の調製、その陶器素地への適用条件などの製造条件を適切に管理することで効率よく行うことができた。本発明はこれら知見に基づくものである。
【0006】
したがって、本発明は美観及び防汚性に優れた陶器の提供をその目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
そして、本発明による陶器は、その第1の態様によれば、陶器素地と、釉薬層とを少なくとも備えてなる陶器であって、釉薬層の表面の乳濁剤隠蔽率が0.45%以上22.1%以下であることを特徴とするものである。
【0008】
本発明による陶器は、その第2の態様によれば、陶器素地と、釉薬層とを少なくとも備えてなる陶器であって、釉薬層の表面の乳濁剤隠蔽量が5μm以上25 μm以下であることを特徴とするものである。
【0009】
本発明による陶器は、その第3の態様によれば、陶器素地と、釉薬層とを少なくとも備えてなる陶器であって、釉薬層の表面の乳濁剤及び珪砂隠蔽率が4%以上24%以下 であることを特徴とするものである。
【0010】
本発明による陶器は、その第4の態様によれば、陶器素地と、釉薬層とを少なくとも備えてなる陶器であって、釉薬層の表面の乳濁剤及び珪砂隠蔽量が14μm以上41μm以下ことを特徴とするものである。
(【0011】以降は省略されています)

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