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公開番号
2024146294
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-15
出願番号
2023059097
出願日
2023-03-31
発明の名称
マルチコアファイバ、光デバイス、ファンイン/ファンアウトデバイス、及びマルチコアファイバ集合体
出願人
株式会社フジクラ
代理人
弁理士法人 HARAKENZO WORLD PATENT & TRADEMARK
主分類
G02B
6/02 20060101AFI20241004BHJP(光学)
要約
【課題】端面の傾斜方向が接続を考慮して適切に設定されたマルチコアファイバを実現する。
【解決手段】マルチコアファイバ(MF)において、第1端面(σ1)及び第2端面(σ2)の傾斜方向(v1,v2)は、第1端面(σ1)におけるコア(a1~an)の延在方向と第2端面(σ2)におけるコア(a1~an)の延在方向との成す角を最小化するように第1端面(σ1)と第2端面(σ2)とを面接触させた場合に、第1端面(σ1)におけるコア(a1~an)の各々が第2端面(σ2)におけるコア(a1~an)の何れかと少なくとも部分的に重なり合うように設定されている。各端面(σ1,σ2)において、コア(a1~an)は、略線対称に配置されており、略線対称の軸は、その端面の傾斜方向(v1,v2)に直交する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
クラッド、当該クラッド内に形成された複数のコア、並びに、当該複数のコアの延在方向と直交しないように傾斜した第1端面及び第2端面を有するマルチコアファイバにおいて、
前記第1端面における前記複数のコアの延在方向と前記第2端面における前記複数のコアの延在方向との成す角を最小化するように前記第1端面と前記第2端面とを面接触させた場合に、前記第1端面における前記複数のコアの各々が前記第2端面における前記複数のコアの何れかと少なくとも部分的に重なり合い、
前記第1端面において、前記複数のコアは、略線対称に配置されており、略線対称の軸になる仮想直線は、前記第1端面の傾斜方向に略直交する仮想直線のみであり、
前記第2端面において、前記複数のコアは、略線対称に配置されており、略線対称の軸になる仮想直線は、前記第2端面の傾斜方向に略直交する仮想直線のみである、
ことを特徴とするマルチコアファイバ。
続きを表示(約 1,900 文字)
【請求項2】
クラッド、当該クラッド内に形成された複数のコア、及び、当該複数のコアの延在方向と直交しないように傾斜した第1端面を有するマルチコアファイバであって、クラッド、当該クラッド内に形成された複数のコア、及び、当該複数のコアの延在方向と直交しないように傾斜した第2端面を有する他のマルチコアファイバと接続可能なマルチコアファイバにおいて、
前記第1端面における前記複数のコアの延在方向と前記第2端面における前記複数のコアの延在方向との成す角を最小化するように前記第1端面と前記第2端面とを面接触させた場合に、前記第1端面における前記複数のコアの各々が前記第2端面における前記複数のコアの何れかと少なくとも部分的に重なり合い、
前記第1端面において、前記複数のコアは、略線対称に配置されており、略線対称の軸になる仮想直線は、前記第1端面の傾斜方向に略直交する仮想直線のみであり、
前記第2端面において、前記複数のコアは、略線対称に配置されており、略線対称の軸になる仮想直線は、前記第2端面の傾斜方向に略直交する仮想直線のみである、
ことを特徴とするマルチコアファイバ。
【請求項3】
前記第1端面内の仮想直線であって、その仮想直線に対して前記第1端面を反転させた場合、前記複数のコアの各々が前記複数のコアの何れかと少なくとも部分的に重なり合うという条件を満たす仮想直線は、前記第1端面の傾斜方向との成す角が15°以下になる仮想直線のみであり、
前記第2端面内の仮想直線であって、その仮想直線に対して前記第2端面を反転させた場合、前記複数のコアの各々が前記複数のコアの何れかと少なくとも部分的に重なり合うという条件を満たす仮想直線は、前記第2端面の傾斜方向との成す角が15°以下になる仮想直線のみである、
ことを特徴とする請求項1に記載のマルチコアファイバ。
【請求項4】
前記第1端面において、前記複数のコアは、線対称に配置されており、線対称の軸になる仮想直線は、前記第1端面の傾斜方向に直交する仮想直線のみであり、
前記第2端面において、前記複数のコアは、線対称に配置されており、線対称の軸になる仮想直線は、前記第2端面の傾斜方向に直交する仮想直線のみである、
ことを特徴とする請求項1に記載のマルチコアファイバ。
【請求項5】
前記第1端面の傾斜角と前記第2端面の傾斜角とが実質的に等しい、
ことを特徴とする請求項1に記載のマルチコアファイバ。
【請求項6】
前記第1端面及び前記第2端面において前記複数のコアのコア番号を特定可能であり、
前記成す角を最小化するように前記第1端面と前記第2端面とを面接触させた場合に、少なくとも部分的に重なり合うコアの前記コア番号が一致する、
ことを特徴とする請求項1に記載のマルチコアファイバ。
【請求項7】
前記第1端面及び前記第2端面において前記複数のコアのコア番号を特定可能であり、
前記成す角を最小化するように前記第1端面と前記第2端面とを面接触させた場合に、少なくとも部分的に重なり合うコアの前記コア番号が相違する、
ことを特徴とする請求項2に記載のマルチコアファイバ。
【請求項8】
前記第1端面において前記略線対称の軸になる第1直線が前記複数のコアの何れとも交わらず、
前記第2端面において前記略線対称の軸になる第2直線が前記複数のコアの何れとも交わらない、
ことを特徴とする請求項1に記載のマルチコアファイバ。
【請求項9】
前記クラッド内に形成されたマーカを更に有し、
前記第1端面において、前記マーカの中心が、前記第1直線と、前記複数のコアのうち前記第1直線から最も遠いコアの中心を通り前記第1直線と平行な直線との間に含まれ、
前記第2端面において、前記マーカの中心が、前記第2直線と、前記複数のコアのうち前記第2直線から最も遠いコアの中心を通り前記第2直線と平行な直線との間に含まれる、
ことを特徴とする請求項8に記載のマルチコアファイバ。
【請求項10】
前記複数のコアには、前記第1端面において前記略線対称の軸になる第1直線と交わり、且つ、前記第2端面において前記略線対称の軸になる第2直線と交わる通信用のコアが含まれる、
ことを特徴とする請求項1に記載のマルチコアファイバ。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、マルチコアファイバに関する。また、本発明は、マルチコアファイバを含む光デバイス、ファンイン/ファンアウトデバイス、及びマルチコアファイバ集合体に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
光通信の分野においては、複数のコアを備えたマルチコアファイバが広く利用されている。マルチコアファイバを開示した文献としては、例えば、特許文献1が挙げられる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
日本国特開2019-152866号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
光ファイバにおいては、端面における反射を低減するために、コアの延在方向と直交しないように端面を傾斜させることが広く行われている。しかしながら、マルチコアファイバの端面を傾斜させる場合、例えば、以下のような問題を生じ得る。
【0005】
すなわち、端面が傾斜している2本のマルチコアファイバを、それぞれのマルチコアファイバの端面におけるコアの延在方向が一致するように接続しようとすると、一方のマルチコアファイバのコアを他方のマルチコアファイバのコアと重ね合わせることができない場合がある。これは、それぞれのマルチコアファイバの端面の傾斜方向が接続を考慮して適切に設定されていないためである。
【0006】
本発明の一態様は、上記の問題に鑑みてなされたものであり、その目的は、接続を考慮して端面の傾斜方向が適切に設定されたマルチコアファイバ、そのようなマルチコアファイバを含む光デバイス、そのようなマルチコアファイバを含むファンイン/ファンアウトデバイス、又は、そのようなマルチコアファイバを含むマルチコアファイバ集合体を実現することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
態様1に係るマルチコアファイバは、クラッド、当該クラッド内に形成された複数のコア、並びに、当該複数のコアの延在方向と直交しないように傾斜した第1端面及び第2端面を有するマルチコアファイバにおいて、前記第1端面における前記複数のコアの延在方向と前記第2端面における前記複数のコアの延在方向との成す角を最小化するように前記第1端面と前記第2端面とを面接触させた場合に、前記第1端面における前記複数のコアの各々が前記第2端面における前記複数のコアの何れかと少なくとも部分的に重なり合い、前記第1端面において、前記複数のコアは、略線対称に配置されており、略線対称の軸になる仮想直線は、前記第1端面の傾斜方向に略直交する仮想直線のみであり、前記第2端面において、前記複数のコアは、略線対称に配置されており、略線対称の軸になる仮想直線は、前記第2端面の傾斜方向に略直交する仮想直線のみである。
【0008】
態様2に係るマルチコアファイバは、クラッド、当該クラッド内に形成された複数のコア、及び、当該複数のコアの延在方向と直交しないように傾斜した第1端面を有するマルチコアファイバであって、クラッド、当該クラッド内に形成された複数のコア、及び、当該複数のコアの延在方向と直交しないように傾斜した第2端面を有する他のマルチコアファイバと接続可能なマルチコアファイバにおいて、前記第1端面における前記複数のコアの延在方向と前記第2端面における前記複数のコアの延在方向との成す角を最小化するように前記第1端面と前記第2端面とを面接触させた場合に、前記第1端面における前記複数のコアの各々が前記第2端面における前記複数のコアの何れかと少なくとも部分的に重なり合い、前記第1端面において、前記複数のコアは、略線対称に配置されており、略線対称の軸になる仮想直線は、前記第1端面の傾斜方向に略直交する仮想直線のみであり、前記第2端面において、前記複数のコアは、略線対称に配置されており、略線対称の軸になる仮想直線は、前記第2端面の傾斜方向に略直交する仮想直線のみである。
【0009】
態様3に係るマルチコアファイバは、態様1又は2に係るマルチコアファイバにおいて、前記第1端面内の仮想直線であって、その仮想直線に対して前記第1端面を反転させた場合、前記複数のコアの各々が前記複数のコアの何れかと少なくとも部分的に重なり合うという条件を満たす仮想直線は、前記第1端面の傾斜方向との成す角が15°以下になる仮想直線のみであり、前記第2端面内の仮想直線であって、その仮想直線に対して前記第2端面を反転させた場合、前記複数のコアの各々が前記複数のコアの何れかと少なくとも部分的に重なり合うという条件を満たす仮想直線は、前記第2端面の傾斜方向との成す角が15°以下になる仮想直線のみである。
【0010】
態様4に係るマルチコアファイバは、態様1~3の何れかに係るマルチコアファイバにおいて、前記第1端面において、前記複数のコアは、線対称に配置されており、線対称の軸になる仮想直線は、前記第1端面の傾斜方向に直交する仮想直線のみであり、前記第2端面において、前記複数のコアは、線対称に配置されており、線対称の軸になる仮想直線は、前記第2端面の傾斜方向に直交する仮想直線のみである。
(【0011】以降は省略されています)
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