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公開番号
2024145273
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-15
出願番号
2023057553
出願日
2023-03-31
発明の名称
銅合金板およびその製造方法
出願人
株式会社神戸製鋼所
代理人
個人
,
個人
主分類
C22C
9/06 20060101AFI20241004BHJP(冶金;鉄または非鉄合金;合金の処理または非鉄金属の処理)
要約
【課題】NiおよびSiの添加量を合計で6.50質量%以下にしつつ、十分な強度が得られる銅合金板を提供する。
【解決手段】成分組成が、Ni:2.00~5.00質量%、Si:0.50~1.50質量%、および残部:Cuおよび不可避不純物からなり、X線小角散乱法で測定する析出物粒子の平均粒子直径が1.0nm~4.5nmであり、圧延方向および厚さ方向に平行な断面から得られる電子線後方散乱回折パターンにおける(111)面の面積率が3%以上である、銅合金板。
【選択図】図2A
特許請求の範囲
【請求項1】
成分組成が、
Ni:2.00~5.00質量%、
Si:0.50~1.50質量%、および
残部:Cuおよび不可避不純物からなり、
X線小角散乱法で測定する析出物粒子の平均粒子直径が1.0nm~4.5nmであり、
圧延方向および厚さ方向に平行な断面から得られる電子線後方散乱回折パターンにおける(111)面の面積率が3%以上である、銅合金板。
続きを表示(約 940 文字)
【請求項2】
Al、Mn、Cr、Ti、Zr、P、AgおよびMgからなる群から選択される少なくとも1種以上を、夫々0.10質量%以下としつつ、合計で0質量%超0.50質量%以下さらに含有する、請求項1に記載の銅合金板。
【請求項3】
成分組成が、Ni:2.00~5.00質量%、Si:0.50~1.50質量%、および残部:Cuおよび不可避不純物からなる銅合金鋳塊を用意する工程と、
前記銅合金鋳塊を800~1050℃に加熱する工程と、
加熱された前記銅合金鋳塊に対し、総圧下率55%以上で熱間圧延して銅合金板を得る工程と、
熱間圧延された前記銅合金板に対し、第1の冷間圧延を行う工程と、
第1の冷間圧延がなされた前記銅合金板を溶体化処理する工程と、
溶体化処理された前記銅合金板を400~500℃の温度で30分~10時間時効処理を行う工程と、
時効処理された前記銅合金板に対し、50%以上90%未満の総圧下率で第2の冷間圧延を行う工程と、
を含む、請求項1に記載の銅合金板の製造方法。
【請求項4】
成分組成が、Ni:2.00~5.00質量%、Si:0.50~1.50質量%、およびAl、Mn、Cr、Ti、Zr、P、AgおよびMgからなる群から選択される少なくとも1種以上を、夫々0.10質量%以下としつつ、合計で0質量%超0.50質量%以下含有し、且つ残部がCuおよび不可避不純物からなる銅合金鋳塊を用意する工程と、
前記銅合金鋳塊を800~1050℃に加熱する工程と、
加熱された前記銅合金鋳塊に対し、総圧下率55%以上で熱間圧延して銅合金板を得る工程と、
熱間圧延された前記銅合金板に対し、第1の冷間圧延を行う工程と、
第1の冷間圧延がなされた前記銅合金板を溶体化処理する工程と、
溶体化処理された前記銅合金板を400~500℃の温度で30分~10時間時効処理を行う工程と、
時効処理された前記銅合金板に対し、50%以上90%未満の総圧下率で第2の冷間圧延を行う工程と、
を含む、請求項2に記載の銅合金板の製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は銅合金板およびその製造方法に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
例えば特許文献1に記載されるような、CuにNiおよびSiを添加したCu-Ni-Si系銅合金(以下、「コルソン系銅合金」ともいう)からなる板材は、ばね性、耐応力緩和特性、端子成型に必要な加工性、および通電で発生する熱を放散させる熱伝導性特性のバランスに優れるため、自動車に搭載される電子機器の端子用材料として広く使用されている。
【0003】
コルソン系銅合金は、Ni-Si系化合物(例えばNi
2
Si化合物)を析出させることにより強度を向上させることが可能である。例えばNiおよびSiの添加量が合計で6.50質量%以下の場合には、用途によっては強度が不十分となる場合があり得るが、例えばNiおよびSiの添加量を増加させて、析出物の量を増やすことにより十分な強度を得ることが可能となる
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2002-266042
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、NiおよびSiの添加量の増加は、材料コストの増加を招くことに加え、コルソン系銅合金の特徴でもある加工性を低下させてしまう。このため、NiおよびSiの添加量を増加させることなく(例えばNiおよびSiの添加量を合計で6.50質量%以下にした上で)、十分な強度が得られる方法が望まれている。
【0006】
本開示はこのような状況に鑑みてなされたものであり、その目的の1つは、NiおよびSiの添加量を合計で6.50質量%以下にしつつ、十分な強度が得られる銅合金板およびその製造方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の態様1は、
成分組成が、
Ni:2.00~5.00質量%、
Si:0.50~1.50質量%、および
残部:Cuおよび不可避不純物からなり、
X線小角散乱法で測定する析出物粒子の平均粒子直径が1.0nm~4.5nmであり、
圧延方向および板厚方向に平行な断面から得られる電子線後方散乱回折パターンにおける(111)面の面積率が3%以上である、銅合金板である。
【0008】
本発明の態様2は、
Al、Mn、Cr、Ti、Zr、P、AgおよびMgからなる群から選択される少なくとも1種以上を、夫々0.10質量%以下としつつ、合計で0質量%超0.50質量%以下さらに含有する、態様1に記載の銅合金板である。
【0009】
本発明の態様3は、
成分組成が、Ni:2.00~5.00質量%、Si:0.50~1.50質量%、および残部:Cuおよび不可避不純物からなる銅合金鋳塊を用意する工程と、
前記銅合金鋳塊を800~1050℃に加熱する工程と、
加熱された前記銅合金鋳塊に対し、総圧下率55%以上で熱間圧延して銅合金板を得る工程と、
熱間圧延された前記銅合金板に対し、第1の冷間圧延を行う工程と、
第1の冷間圧延がなされた前記銅合金板を溶体化処理する工程と、
溶体化処理された前記銅合金板を400~500℃の温度で30分~10時間時効処理を行う工程と、
時効処理された前記銅合金板に対し、50%以上90%未満の総圧下率で第2の冷間圧延を行う工程と、
を含む、態様1に記載の銅合金板の製造方法である。
【0010】
本発明の態様4は、
成分組成が、Ni:2.00~5.00質量%、Si:0.50~1.50質量%、およびAl、Mn、Cr、Ti、Zr、P、AgおよびMgからなる群から選択される少なくとも1種以上を、夫々0.10質量%以下としつつ、合計で0質量%超0.50質量%以下含有し、且つ残部がCuおよび不可避不純物からなる銅合金鋳塊を用意する工程と、
前記銅合金鋳塊を800~1050℃に加熱する工程と、
加熱された前記銅合金鋳塊に対し、総圧下率55%以上で熱間圧延して銅合金板を得る工程と、
熱間圧延された前記銅合金板に対し、第1の冷間圧延を行う工程と、
第1の冷間圧延がなされた前記銅合金板を溶体化処理する工程と、
溶体化処理された前記銅合金板を400~500℃の温度で30分~10時間時効処理を行う工程と、
時効処理された前記銅合金板に対し、50%以上90%未満の総圧下率で第2の冷間圧延を行う工程と、
を含む、態様2に記載の銅合金板の製造方法である。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
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