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公開番号2024143959
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-11
出願番号2023093572
出願日2023-06-06
発明の名称バックアップ装置
出願人株式会社ワイ・イー・シー
代理人個人
主分類G06F 3/06 20060101AFI20241003BHJP(計算;計数)
要約【課題】バックアップ対象コンピュータの動作を中断させることなく、該コンピュータの記憶装置のバックアップを行う
【解決手段】バックアップ対象コンピュータ15の動作に必要なデータを有するマスター記憶装置15Dから諸元情報を抽出して記憶しておき、バックアップ対象コンピュータ15が対応する通信規格と異なる、より新しい通信規格に対応した第1の記憶装置42、第2の記憶装置44を設け、バックアップ対象コンピュータ15と第1の記憶装置42、第2の記憶装置44との間に本発明のバックアップ装置10を介在させる。マスター記憶装置15Dから抽出した諸元情報をバックアップ対象コンピュータ15に送ることで、第1の記憶装置42、第2の記憶装置44をマスター記憶装置15Dと認識させることにより、バックアップ対象コンピュータの動作を中断させることなく、第1第2の記憶装置42、44間でデータのバックアップを行う。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
第1の通信規格に対応したバックアップ対象コンピュータと、
該バックアップ対象コンピュータの動作に必要なデータが記憶され、前記第1の通信規格とは異なる第2の通信規格に対応した第1の記憶装置との間に介在する制御装置であって、
該制御装置は、
前記バックアップ対象コンピュータの動作に必要なデータが記憶されたマスター記憶装置から、前記マスター記憶装置の諸元データを読み取って記憶した諸元データ記憶手段と、
前記第1の通信規格に対応し、前記バックアップ対象コンピュータと通信する第1のインターフェースと、
前記第2の通信規格に対応し、前記第1の記憶装置と通信する第2のインターフェースと、
前記第1のインターフェースと前記第2のインターフェースとの間で、一方のインターフェースを介して供給されたデータを、他方のインターフェースの通信規格に対応する内容に、前記マスターデータ記憶手段に記憶されているデータに基づき変更する変更手段と、
前記第2のインターフェースと同じ通信規格に対応した第2の記憶装置が接続される第3のインターフェースと、
前記第1の記憶装置に書き込まれるデータと同じ情報を前記第2の記憶装置に書き込む書込み手段とを有するバックアップ装置。
続きを表示(約 760 文字)【請求項2】
前記変更手段は、前記第1の記憶装置において書き換えられた諸元データと、前記諸元データ記憶手段から書き換えられていない諸元データとをそれぞれ抽出して合成されたデータを、前記バックアップ対象コンピュータに供給する請求項1に記載のバックアップ装置。
【請求項3】
前記第1の記憶装置の故障を予測する予測手段と、
前記予測手段が前記第1の記憶装置の故障を予測した場合、又は前記第1の記憶装置が故障した場合には、前記第2の記憶手段を、バックアップ対象コンピュータと通信する主記憶装置として切換える切換え手段を有する請求項1に記載のバックアップ装置。
【請求項4】
前記予測手段は、前記第1の記憶装置の読み出し時間又は書込み時間を計測し、その計測した時間が、所定時間を越えた場合に、故障の可能性があるものと判断する請求項3に記載のバックアップ装置。
【請求項5】
前記制御装置は、
第3の記憶装置と、
所定時間毎に前記第3の記憶装置に前記第1の記憶装置のデータのバックアップ処理を繰り返すバックアップ手段と、
前記予測手段が前記第1の記憶手段の故障を予測した場合には、前記所定期間を短く設定する請求項3に記載のバックアップ装置。
【請求項6】
前記制御装置は、
前記バックアップ対象コンピュータと前記第1の記憶装置との間の通信の合間に、前記第1の記憶装置に記録されているデータを前記第2の記憶装置にコピーするコピー手段を有する請求項1に記載のバックアップ装置。
【請求項7】
前記第1のインターフェースは、IDEインターフェース又はSCSIインターフェースである請求項1に記載のバックアップ装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示の技術は、バックアップ装置に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)【背景技術】
【0002】
従来から稼働している製造工場などでは、工場の各部の製造装置や工作機械などの稼働を制御又は管理等する制御装置として、コンピュータが導入されている。このようなコンピュータは、工場建設時や、新しい生産ラインが導入され際に設置され、その後交換されることなく長期間に渡って用い続けられている。このような工場の稼働を制御・管理するために導入されたコンピュータは、略昼夜を問わず稼働し続けるため、コンピュータを停めてしまうと、工場全体のラインを止める必要があるなど、工場全体に与える影響が大きい。例えば、製鉄工場などでは、一度工場の稼働を停めて、炉が冷えてしまうと、炉の温度を元に戻す為に多大な時間を要するなど、エネルギー効率が極端に悪化するといった問題がある。このような支障が発生するために、コンピュータの交換やソフトの書き換えなどのメンテナンスを実施することが避けられる傾向があった。
一方、一般的に、コンピュータの新陳代謝は速く、十数年経つとコンピュータの性能が大きく進歩し、これに対応してコンピュータの周辺機器の諸元(記憶容量や通信速度など)も大きく進歩している。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
上記通り、工場などで稼働しているコンピュータは、既に古いバージョンとなりつつあり、コンピュータが故障して止まることによる生産ライン等に対する悪影響が懸念されている。ところで、コンピュータに内蔵されている装置において、最も故障する頻度が高いのがハードディスクドライブ装置である。そこで、ハードディスクドライブ装置の交換が急務となるのであるが、現在では、新世代のハードディスクドライブ装置が市場を占めており、工場で稼働している古い世代のコンピュータに対応する古い世代のハードディスクドライブ装置を手に入れることができない、といった問題があった。
また、ハードディスクドライブ装置を交換するには、コンピュータを一旦止める必要があるため、既述のとおり、ハードディスクドライブ装置の交換時に、工場の稼働を停めなければならない、といった問題もあった。
【0004】
本開示の技術は、古い世代のコンピュータに対して新しい世代の記憶装置を接続でき、かつコンピュータの動作を停めることなくデータのバックアップが可能なバックアップ装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記目的を達成するためバックアップ装置は、以下の構成を有する。
(1)第1の通信規格に対応したバックアップ対象コンピュータと、
該バックアップ対象コンピュータの動作に必要なデータが記憶され、前記第1の通信規格とは異なる第2の通信規格に対応した第1の記憶装置との間に介在する制御装置であって、
該制御装置は、
前記バックアップ対象コンピュータの動作に必要なデータが記憶されたマスター記憶装置から、前記マスター記憶装置の諸元データを読み取って記憶した諸元データ記憶手段と、
前記第1の通信規格に対応し、前記バックアップ対象コンピュータと通信する第1のインターフェースと、
前記第2の通信規格に対応し、前記第1の記憶装置と通信する第2のインターフェースと、
前記第1のインターフェースと前記第2のインターフェースとの間で、一方のインターフェースを介して供給されたデータを、他方のインターフェースの通信規格に対応する内容に、前記マスターデータ記憶手段に記憶されているデータに基づき変更する変更手段と、
前記第2のインターフェースと同じ通信規格に対応した第2の記憶装置が接続される第3のインターフェースと、
前記第1の記憶装置に書き込まれるデータと同じ情報を前記第2の記憶装置に書き込む書込み手段とを有するバックアップ装置。
【0006】
(2) 前記変更手段は、前記第1の記憶装置において書き換えられた諸元データと、前記諸元データ記憶手段から書き換えられていない諸元データとをそれぞれ抽出して合成されたデータを、前記バックアップ対象コンピュータに供給する上記(1)に記載のバックアップ装置。
【0007】
(3) 前記第1の記憶装置の故障を予測する予測手段と、
前記予測手段が前記第1の記憶装置の故障を予測した場合、又は前記第1の記憶装置が故障した場合には、前記第2の記憶手段を、バックアップ対象コンピュータと通信する主記憶装置として切換える切換え手段を有する上記(1)に記載のバックアップ装置。
【0008】
(4) 前記予測手段は、前記第1の記憶装置の読み出し時間又は書込み時間を計測し、その計測した時間が、所定時間を越えた場合に、故障の可能性があるものと判断する上記(3)に記載のバックアップ装置。
【0009】
(5) 前記制御装置は、
第3の記憶装置と、
所定時間毎に前記第3の記憶装置に前記第1の記憶装置のデータのバックアップ処理を繰り返すバックアップ手段と、
前記予測手段が前記第1の記憶手段の故障を予測した場合には、前記所定期間を短く設定する上記(3)に記載のバックアップ装置。
【0010】
(6) 前記制御装置は、
前記バックアップ対象コンピュータと前記第1の記憶装置との間の通信の合間に、前記第1の記憶装置に記録されているデータを前記第2の記憶装置にコピーするコピー手段を有する上記(1)に記載のバックアップ装置。
(【0011】以降は省略されています)

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