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公開番号2024143480
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-11
出願番号2023056190
出願日2023-03-30
発明の名称コラム型ポンプ及びサポート
出願人新明和工業株式会社
代理人弁理士法人前田特許事務所
主分類F04D 29/66 20060101AFI20241003BHJP(液体用容積形機械;液体または圧縮性流体用ポンプ)
要約【課題】コラム型ポンプを吸水槽に設置するときの耐荷重を向上させるとともに吸水槽での渦流を抑制する。
【解決手段】コラム型ポンプ1は、上下方向Zに延びるように吸水槽70に配置され且つパイプ下端部10aから水を吸入するコラムパイプ10と、コラムパイプ10と吸水槽70の槽下壁部72との間に配置されるサポート50と、を備える。コラムパイプ10は、吸水槽70の槽上壁部71に支持される。コラムパイプ10のパイプ下端部10aは、サポート50を介して槽下壁部72に支持される。サポート50には、吸水槽70における水Wがサポート50を通ってパイプ下端部10aに吸入されるときの渦流Sを抑制する渦抑制部57が設けられる。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
上下方向に延びるように吸水槽に配置されかつ、パイプ下端部から水を吸入するコラムパイプと、
前記コラムパイプと前記吸水槽の槽下壁部との間に配置されるサポートと、を備え、
前記コラムパイプは、前記吸水槽の槽上壁部に支持されており、
前記コラムパイプの前記パイプ下端部は、前記サポートを介して前記槽下壁部に支持されており、
前記サポートには、前記吸水槽における水が前記サポートを通って前記パイプ下端部に吸入されるときの渦流を抑制する渦抑制部が設けられている、コラム型ポンプ。
続きを表示(約 820 文字)【請求項2】
前記サポートは、前記コラムパイプの周方向に並びかつ、前記パイプ下端部と前記槽下壁部との間で延びる複数の第1部分を有し、
前記水は、前記周方向に隣り合う前記第1部分同士の隙間を通って前記パイプ下端部に吸入されており、
前記第1部分は、前記コラムパイプにおける半径方向の寸法よりも前記周方向の寸法が短く構成されており、
前記渦抑制部は、複数の前記第1部分で構成されている、請求項1に記載のコラム型ポンプ。
【請求項3】
前記第1部分は、前記周方向を板厚方向とする板状である、請求項2に記載のコラム型ポンプ。
【請求項4】
前記サポートは、前記パイプ下端部に接触するリング状の第2部分を有し、
前記第1部分は、前記第2部分から下方に延びており、
前記水は、前記第2部分の穴を介して前記パイプ下端部に吸入される、請求項2又は3に記載のコラム型ポンプ。
【請求項5】
前記パイプ下端部と前記第2部分との接触面における一方は、前記上下方向の一方に凹となったすり鉢状であり、
前記パイプ下端部と前記第2部分との接触面における他方は、前記すり鉢状の接触面に対応するように前記上下方向の前記一方に凸となった凸状であり、
前記パイプ下端部の接触面と前記第2部分の接触面とは、凹凸係合した状態で互いに接触する、請求項4に記載のコラム型ポンプ。
【請求項6】
前記コラムパイプに収容されるインペラと、前記コラムパイプに収容され且つ前記インペラを回転させる原動機と、を有するポンプ本体を備え、
前記ポンプ本体は、前記コラムパイプの前記パイプ下端部に載置されている、請求項1に記載のコラム型ポンプ。
【請求項7】
請求項1に記載のコラム型ポンプの前記コラムパイプと前記槽下壁部との間に配置される、サポート。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、コラム型ポンプ及びサポートに関する。
続きを表示(約 1,100 文字)【背景技術】
【0002】
例えば特許文献1に示すように、コラム型ポンプについて、種々の技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2013-036429号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
この種のコラム型ポンプは、吸水槽に設置される。コラム型ポンプは、上下方向に延びるように吸水槽に配置されるコラムパイプを備える。コラムパイプは、吸水槽の槽上壁部に設けられた開口部を介して、吸水槽に挿入される。コラムパイプのパイプ上端部は、開口部において、槽上壁部に支持される。例えば、コラムパイプのフランジは、開口部の周縁部において、槽上壁部に基礎ボルトによって固定される。なお、コラムパイプのフランジと槽上壁部との間には、ソールプレートが配置されてもよい。
【0005】
ポンプ本体は、一般に、コラムパイプのパイプ下端部に載置されている。パイプ下端部と吸水槽の槽下壁部との間には、隙間がある。このように、コラムパイプは、通常、槽上壁部のみに支持される。
【0006】
ところで、既設のコラム型ポンプを、流量を増大させた新規のコラム型ポンプに、取り替えることがある。コラム型ポンプの流量を増大させると、一般に、コラム型ポンプの重量が増大する。
【0007】
コラム型ポンプの重量が増大すると、コラム型ポンプを吸水槽に設置するのに必要とされる耐荷重が増大する。例えば、コラム型ポンプの重量が増大すると、コラムパイプのフランジを(例えばソールプレートを介して)槽上壁部に固定するための基礎ボルトに与えられる荷重が増大する。
【0008】
例えば、鉛直地震力による基礎ボルトに対する引張力や、水平地震力による基礎ボルトに対するせん断力が、増大する。この場合、従前の基礎ボルトのサイズ(径)や配置直径では、増大したコラム型ポンプの重量での地震力に基礎ボルトが耐えられず、基礎ボルトのサイズや配置直径を従前よりも増大せざるを得ないことがある。
【0009】
また、吸水槽が深くてコラムパイプが長い場合、コラム型ポンプの重心位置とコラムパイプの支持位置との距離が長くなって、基礎ボルトにかかる力がさらに増大してしまう。
【0010】
このように、コラムパイプが槽上壁部のみに支持される従来の支持構造では、コラム型ポンプの重量が増大した場合、コラム型ポンプを吸水槽に設置するのに必要とされる耐荷重を得ることができない可能性がある。
(【0011】以降は省略されています)

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