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公開番号
2024143327
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-11
出願番号
2023055943
出願日
2023-03-30
発明の名称
個装吸収性物品
出願人
大王製紙株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
A61F
13/15 20060101AFI20241003BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】紙製包装シートによって吸収性物品が包まれてなる個装吸収性物品において、ヒートシールによるシール部の形成をより確実に形成できる技術を提供する
【解決手段】吸収性物品が紙製の包装シートに包まれてなる個装吸収性物品であって、前記包装シートが、当該包装シートの縦方向に内面側に折り畳まれ、前記縦方向に直交する横方向の両縁部がシールされてシール部が形成されており、前記包装シートの前記内面及び外面の一方の、少なくとも前記シール部に含まれる領域に、ヒートシール剤が設けられており、前記包装シートが、目止め剤非塗工シートであるか、又は目止め剤塗工シートであるが、前記目止め剤の塗工目付が、前記ヒートシール剤が設けられた後の包装シートの総坪量に対し10%以下である。
【選択図】図5
特許請求の範囲
【請求項1】
吸収性物品が紙製の包装シートに包まれてなる個装吸収性物品であって、
前記包装シートが、当該包装シートの縦方向に内面側に折り畳まれ、前記縦方向に直交する横方向の両縁部がシールされてシール部が形成されており、
前記包装シートの前記内面及び外面の一方の、少なくとも前記シール部に含まれる領域に、ヒートシール剤が設けられており、
前記包装シートが、目止め剤非塗工シートであるか、又は目止め剤塗工シートであるが、前記目止め剤の塗工目付が、前記ヒートシール剤が設けられた後の包装シートの総坪量に対し10%以下である、個装吸収性物品。
続きを表示(約 700 文字)
【請求項2】
前記包装シートが、目止め剤非塗工包装シートである、請求項1に記載の個装吸収性物品。
【請求項3】
前記包装シートの密度が0.42~0.74g/cm
3
である、請求項1又は2に記載の個装吸収性物品。
【請求項4】
前記包装シートの坪量が15~30g/m
2
である、請求項1又は2に記載の個装吸収性物品。
【請求項5】
前記ヒートシール剤が、前記包装シートの前記内面に設けられている、請求項1又は2に記載の個装吸収性物品。
【請求項6】
前前記包装シートの、前記ヒートシール剤が塗布された塗布面同士を対向させてシールされた部分のシール強度をSaa、前記包装シートの、前記ヒートシール剤が塗布された塗布面と前記ヒートシール剤が塗布されていない非塗布面とを対向させてシールされた部分のシール強度をSanとして、
(Saa-San)/Saa×100≦20(%)である、請求項1又は2に記載の個装吸収性物品。
【請求項7】
吸収性物品が紙製の包装シートに包まれてなる個装吸収性物品であって、
前記包装シートが、当該包装シートの縦方向に内面側に折り畳まれ、前記縦方向に直交する横方向の両縁部がシールされてシール部が形成されており、
前記包装シートの前記内面及び外面の一方の、少なくとも前記シール部に含まれる領域に、ヒートシール剤が設けられており、
前記包装シートの密度が0.42~0.74g/cm
3
である、個装吸収性物品。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、個装吸収性物品に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
生理用ナプキン、パンティライナー、失禁パッド等の多くの吸収性物品は、保管時の衛生、持ち運びの際の利便性等の理由から、包装シートによって個別に包装されて封止された状態で個装吸収性物品(個別包装体)として提供されている。個装吸収性物品の包装構造としては、例えば、包装シートの内面に吸収性物品を配置し、吸収性物品と共に包装シートを内面側に折り畳んだ後、両縁部をシールした形態が一般的である。
【0003】
包装シートの材質としては、依然として樹脂フィルム、不織布等が主流であるが、紙製の包装シートも知られている。紙製の包装シートの場合、シート材料そのものが熱融着しないため、シール部のシール強度を高めるための工夫が必要となる。例えば特許文献1には、第1歯列と当該第1歯列に噛み合う第2歯列とをそれぞれ表面に備えた一対のロール間で、折り畳み後の包装シートの両縁部を加圧することによってシール部を形成する技術が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2022-24624号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1に記載の技術であっても、シール部のシール強度は、熱融着により形成されたシール部のシール強度に比べて左程大きくはできない。そのため、ヒートシール剤を利用したシール部の形成が考えられる。その場合、ヒートシール剤という材料が増えて追加コストがかかることに鑑みると、ヒートシール剤を効率的に利用すること、すなわち比較的少量であってもより確実にシール部を形成できることが望まれている。
【0006】
上記に鑑みて、本発明の一態様は、紙製包装シートによって吸収性物品が包まれてなる個装吸収性物品において、ヒートシールによるシール部の形成をより確実にできる技術を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の第一の態様は、吸収性物品が紙製の包装シートに包まれてなる個装吸収性物品であって、前記包装シートが、当該包装シートの縦方向に内面側に折り畳まれ、前記縦方向に直交する横方向の両縁部がシールされてシール部が形成されており、前記包装シートの前記内面及び外面の一方の、少なくとも前記シール部に含まれる領域に、ヒートシール剤が設けられており、前記包装シートが、目止め剤非塗工シートであるか、又は目止め剤塗工シートであるが、前記目止め剤の塗工目付が、前記ヒートシール剤が設けられた後の包装シートの総坪量に対し10%以下である。
【0008】
上記第一の態様によれば、包装シートの内面及び外面の一方の、少なくともシール部に含まれる領域にヒートシール剤が設けられている。このため、紙製の包装シートであっても、両縁部のシール部の形成のためにヒートシールという手段を利用できるので、従来のような噛み合う歯列間での包装シートの加圧等による、ヒートシールを利用しないシールに比べて、より確実にシール可能である(シール性が高い)。
【0009】
また、一般に、紙製のシートには目止め剤が塗布されているものが多い。すなわち、目止め剤塗工シートが利用されることが多い。目止め剤は、例えば、シート表面に所定の剤(例えばインク、インク以外の機能剤等)が塗布される工程において、所定の剤が、当該剤が塗布された側から反対側へと浸み出すこと(裏抜け)を防止するために予め塗布される。しかしながら、個装吸収性物品のシール部をヒートシールによって形成する場合、上述のヒートシール剤を紙製の包装シートに浸み込ませた方が、さらには包装シートの反対側へと浸み出させた方が、より確実なシールが可能である。本態様では、包装シートとして、目止め剤非塗工シートであるか、又は目止め剤塗工シートであっても目止め剤の塗工目付が抑えられたものを使用する。より具体的には、目止め剤の塗工目付が、ヒートシール剤塗布後の包装シートの総坪量に対し10%以下であるものを使用する。これにより、ヒートシール手段による加熱加圧時に軟化又は溶融されたヒートシール剤が紙製包装シートの繊維間に浸み込みやすくなり、包装シートとヒートシール剤との結合がより強固になる。さらに、軟化又は溶融されたヒートシール剤を、包装シートの、当該ヒートシールを塗布した側とは反対側へと浸み出させた場合には、包装シートの厚み方向に一方の側から他方の側にわたってヒートシール剤を連続して存在させることができるので、包装シートとヒートシール剤との結合は一層強くなる。また、包装シートの反対側にもヒートシール剤を出現させることができるので、当該反対側でのシール強度を向上できる。したがって、本態様によれば、ヒートシール剤の量が比較的少量であっても、個装吸収性物品の両縁部においてより高いシール強度のシール部を形成できる。
【0010】
本発明の第二の態様では、前記包装シートが、目止め剤非塗工包装シートである。
(【0011】以降は省略されています)
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