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公開番号2024143081
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-11
出願番号2023055575
出願日2023-03-30
発明の名称荷室における防水構造
出願人ダイハツ工業株式会社
代理人個人
主分類B60J 7/00 20060101AFI20241003BHJP(車両一般)
要約【課題】跳ね上げ式ドアを採用する荷室内への雨水の侵入を抑制できる荷室における防水構造を提供する。
【解決手段】荷室3をなす箱体3に形成された開口部4と、開口部4の上部側において、箱体3の幅方向に設けたヒンジ部5と、開口部4周縁において幅方向両側に立設された立設枠6,6と、開口部4の周縁上部において幅方向に設けられたウェザーストリップ7と、ウェザーストリップ7よりも箱体3の外側に配置され、ヒンジ部5を介して上下に開閉可能に設けた跳ね上げ式ドア8と、を有する防水構造1であり、開口部4の幅方向に沿って延びるように形成されると共に、ヒンジ部5の下方側、及び互いのヒンジ部5の間を覆うカバー部材10を有し、カバー部材10は、両端側が立設枠6,6に向けて、開口部4の幅方向に沿って延長されており、カバー部材10の延長端14A及び立設枠6の間に隙間dが設けられている。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
荷室をなす箱体の複数の側面のうちの少なくとも1つに形成された開口部と、
前記開口部の上部側において、前記箱体の幅方向に沿って設けられた少なくとも1つのヒンジ部と、
前記開口部の周縁において幅方向両側に立設された一対の立設枠と、
前記開口部の周縁上部において幅方向に沿って延びるように設けられたウェザーストリップと、
前記ウェザーストリップよりも前記箱体の外側に配置され、前記ヒンジ部を介して上下方向に開閉可能に設けられた跳ね上げ式ドアと、
を有する荷室における防水構造であって、
前記開口部の幅方向に沿って延びるように形成されると共に、前記ヒンジ部の下方側、及び互いの前記ヒンジ部の間を覆うカバー部材を有しており、
前記カバー部材は、両端側が、前記立設枠に向けて、前記開口部の幅方向に沿って延長されており、
前記カバー部材の延長端及び前記立設枠の間に所定の隙間が設けられていること、を特徴とする荷室における防水構造。
続きを表示(約 160 文字)【請求項2】
前記カバー部材が、耐水性及び可撓性を有する素材で形成されていること、
を特徴とする請求項1に記載の荷室における防水構造。
【請求項3】
前記カバー部材が、前記開口部の幅方向に沿って谷折り形成された折り目を有していること、を特徴とする請求項1又は2に記載の荷室における防水構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、荷室における防水構造に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
従来、車両等における荷室に、跳ね上げ式ドアや観音式ドア等が設けられている。前記のような、荷室は、雨天時にドアを開けた際に、雨水が荷室内に侵入しないよう、庇等の雨除けが設けられることがある(例えば、特許文献1)。
【0003】
しかしながら、上述した特許文献1に記載の雨除け庇は、別途に板体を設ける必要があり、前記板体を収容するスペースも必要とする問題がある。そのため、別途に板体や収容スペースを設けることなく、防水することが求められている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
実開平5-49437号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ここで、本発明者らは、図5に示すように、トラック等の車両80においては、荷室84の後部に跳ね上げ式ドア86(単に、ドア86とも称する)を設けた構成とすることについて検討した。前記のような跳ね上げ式ドア86を採用した車両80では、ドア86の上面を流れた水81が、互いのヒンジ部82の間やヒンジ部82から流れ落ちないように、ヒンジ部82の間やヒンジ部82の下方側にカバー部材87が設けられる。
【0006】
しかしながら、本発明者らが鋭意検討したところ、上述した車両80では、水81がカバー部材87の幅方向両端(両端に位置するヒンジ部82,82における幅方向外側)の隙間83,83から、下方に流れ落ちて荷室84の内部に降り注ぐ可能性があるとの知見に至った。すなわち、ドア86の上面を流れた水81が、特にドア86の幅方向両端の隙間83,83から、勢い良く流れ落ちることがあり得るとの知見に至った。これにより、本発明者らは、跳ね上げ式ドアを採用する荷室においては、上述した課題を解決する防水構造を備えたものとすることが好ましいとの知見を得た。
【0007】
そこで、本発明は、跳ね上げ式ドアを採用する荷室において、荷室内への水の侵入を抑制できる荷室における防水構造を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
(1)上述した課題を解決すべく提供される本発明の荷室における防水構造は、荷室をなす箱体の複数の側面のうちの少なくとも1つに形成された開口部と、前記開口部の上部側において、前記箱体の幅方向に沿って設けられた少なくとも1つのヒンジ部と、前記開口部の周縁において幅方向両側に立設された一対の立設枠と、前記開口部の周縁上部において幅方向に沿って延びるように設けられたウェザーストリップと、前記ウェザーストリップよりも前記箱体の外側に配置され、前記ヒンジ部を介して上下方向に開閉可能に設けられた跳ね上げ式ドアと、を有する荷室における防水構造であって、前記開口部の幅方向に沿って延びるように形成されると共に、前記ヒンジ部の下方側、及び互いの前記ヒンジ部の間を覆うカバー部材を有しており、前記カバー部材は、両端側が、前記立設枠に向けて、前記開口部の幅方向に沿って延長されており、前記カバー部材の延長端及び前記立設枠の間に所定の隙間が設けられていること、を特徴とする荷室における防水構造。
を特徴とするものである。
【0009】
上述した荷室における防水構造(以下、単に「防水構造」とも称する)は、前記開口部の幅方向に沿って延びるように形成されると共に、ヒンジ部の下方側、及び互いのヒンジ部の間を覆うカバー部材を有しており、前記カバー部材は、両端側が、立設枠に向けて、前記開口部の幅方向に沿って延長されている。これにより、上述した防水構造は、跳ね上げ式ドア(以下、単に「ドア」とも称する)を開けた状態において、ドア表面を伝って流れ落ちる水(例えば、雨水)が、ヒンジ部の下方側や互いのヒンジ部の間から、下方に落下することを抑制できる。また、カバー部材がヒンジ部の下方側に設けられているので、ドアを閉じた際に、カバー部材がドアと開口部周縁との空間に収容される。したがって、上述した防水構造は、ドアを閉じた際に、カバー部材が、外部に露出することを抑制できる。そのため、上述した防水構造は、外観の見栄えを損なうことを抑制できる。
【0010】
(2)上述した本発明の荷室における防水構造は、前記カバー部材が、耐水性及び可撓性を有する素材で形成されていること、を特徴とするとよい。
(【0011】以降は省略されています)

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