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公開番号2024142044
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-10
出願番号2023054004
出願日2023-03-29
発明の名称インテークマニホールド及び吸気装置
出願人株式会社ミクニ
代理人個人
主分類F02M 35/104 20060101AFI20241003BHJP(燃焼機関;熱ガスまたは燃焼生成物を利用する機関設備)
要約【課題】小型化、機械的強度の確保、成形性の向上を図りつつ、良好な組付性及びシール性が得られるインテークマニホールド及び吸気装置を提供する。
【解決手段】所定の軸線Sの方向に長尺な筒状をなすサージタンク10と、サージタンクから延出する複数の分岐管20と、サージタンクの上流側に連続する上流側筒状部50と、上流側筒状部の上流端に開口する開口部60と、開口部の周りに形成されたフランジ部70と、開口部の周りにおいてフランジ部に形成された環状シール溝80と、スロットルユニットを締結するべく環状シール溝の周りにおいてフランジ部に形成された複数の締結部90を備えたインテークマニホールドM1において、環状シール溝80は、締結部の近傍において溝幅が狭くなるように形成されている。
【選択図】図11

特許請求の範囲【請求項1】
所定の軸線の方向に長尺な筒状をなすサージタンクと、前記サージタンクから延出する複数の分岐管と、前記サージタンクの上流側に連続する上流側筒状部と、前記上流側筒状部の上流端に開口する開口部と、前記開口部の周りに形成されたフランジ部と、前記開口部の周りにおいて前記フランジ部に形成された環状シール溝と、スロットルユニットを締結するべく前記環状シール溝の周りにおいて前記フランジ部に形成された複数の締結部と、を備え、
前記環状シール溝は、前記締結部の近傍において、溝幅が狭くなるように形成されている、
ことを特徴とするインテークマニホールド。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記環状シール溝は、前記締結部の近傍において、前記開口部に近づくように内側に凸状に湾曲して形成されている、
ことを特徴とする請求項1に記載のインテークマニホールド。
【請求項3】
前記フランジ部は、前記軸線の方向から視て、その外輪郭が前記上流側筒状部の外輪郭から突出しないように形成されている、
ことを特徴とする請求項1に記載のインテークマニホールド。
【請求項4】
前記締結部は、締結用のボルトを螺合するナットと、前記ナットをインサート又はアウトサートする固定穴を含み、
前記環状シール溝は、一定の溝幅をなす幅不変領域と、前記締結部に近づくにつれて徐々に狭くなると共に前記締結部から遠ざかるにつれて徐々に広くなるように溝幅が連続的に徐変する幅徐変領域を含む、
ことを特徴とする請求項1に記載のインテークマニホールド。
【請求項5】
前記開口部は、前記軸線を中心とする円形状であり、
前記固定穴は、円形状であり、
前記環状シール溝の幅不変領域は、前記軸線を中心とする円環状の一部をなす、
ことを特徴とする請求項4に記載のインテークマニホールド。
【請求項6】
前記環状シール溝を画定する内側壁と外側壁の両方の肉厚は、前記開口部と前記固定穴に挟まれる領域でかつ前記軸線に直交する直線上において、同一である、
ことを特徴とする請求項4に記載のインテークマニホールド。
【請求項7】
前記固定穴は、前記環状シール溝の幅不変領域の外径を通る仮想円と部分的に重なる位置に形成されている、
ことを特徴とする請求項5に記載のインテークマニホールド。
【請求項8】
前記複数の締結部は、前記軸線を中心とする円周方向において、等間隔で配置されている、
ことを特徴とする請求項4に記載のインテークマニホールド。
【請求項9】
内燃エンジンの吸気を制御する吸気装置であって、
請求項1ないし8いずれか一つに記載のインテークマニホールドと、
前記インテークマニホールドのフランジ部に締結されるスロットルユニットと、
前記フランジ部と前記スロットルユニットの間に介在するべく前記インテークマニホールドの前記環状シール溝に嵌め込まれるゴム製の環状シール部材と、を含む、
ことを特徴とする吸気装置。
【請求項10】
前記環状シール部材は、前記環状シール溝の最小の溝幅よりも小さい一定幅をなす環状シール部を含む、
ことを特徴とする請求項9に記載の吸気装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車両等に搭載される内燃エンジンの吸気システムに適用されるインテークマニホールド及び吸気装置に関し、特にサージタンクにスロットルユニットを取り付けるフランジ部を備えたインテークマニホールド及び吸気装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来のインテークマニホールドとしては、所定の軸線方向に長尺な筒状をなすサージタンクと、内燃エンジンの吸気ポートとサージタンクとを繋ぐ複数の分岐管と、サージタンクの上流側に連続する導入管と、導入管の端部に形成されてスロットルバルブ装置(スロットルユニット)を取り付けるフランジ部を備えた、樹脂製のインテークマニホールドが知られている(例えば、特許文献1を参照)。
【0003】
このインテークマニホールドにおいて、略矩形状をなすフランジ部は、その外輪郭が導入管及びサージタンクの外輪郭よりも大きく形成されており、又、その四隅において四つの締結孔、中央において円形状の流入開口部、流入開口部の周りでかつ四つの締結孔から十分離れた内側においてガスケット部材を挿入するための円環状で同一幅をなす凹溝部を備えている。
【0004】
ところで、上記のようなインテークマニホールドを含む吸気装置を車両に搭載する場合において、インテークマニホールドの配置スペースに制約があり、かつ、流入開口部の大きさを十分確保する必要がある場合は、流入開口部を所定の内径寸法に維持しつつフランジ部の外輪郭を小さく又四つの締結孔の離隔寸法を小さくする必要がある。
しかしながら、単にフランジ部の外輪郭及び締結孔の離隔寸法を小さくすると、局所的に肉厚が薄くなり、その結果、機械的強度が低くなり、又、樹脂材料等を用いて成型する場合は成形不良等を招く虞がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2011-127507号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、上記の事情に鑑みて成されたものであり、その目的とするところは、小型化、機械的強度の確保、成形性の向上を図りつつ、良好な組付性及びシール性が得られるインテークマニホールド及び吸気装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明のインテークマニホールドは、所定の軸線の方向に長尺な筒状をなすサージタンクと、サージタンクから延出する複数の分岐管と、サージタンクの上流側に連続する上流側筒状部と、上流側筒状部の上流端に開口する開口部と、開口部の周りに形成されたフランジ部と、開口部の周りにおいてフランジ部に形成された環状シール溝と、スロットルユニットを締結するべく環状シール溝の周りにおいてフランジ部に形成された複数の締結部とを備え、環状シール溝は、締結部の近傍において、溝幅が狭くなるように形成されている、構成となっている。
【0008】
上記インテークマニホールドにおいて、環状シール溝は、締結部の近傍において、開口部に近づくように内側に凸状に湾曲して形成されている、構成を採用してもよい。
【0009】
上記インテークマニホールドにおいて、フランジ部は、軸線の方向から視て、その外輪郭が上流側筒状部の外輪郭から突出しないように形成されている、構成を採用してもよい。
【0010】
上記インテークマニホールドにおいて、締結部は、締結用のボルトを螺合するナットと、ナットをインサート又はアウトサートする固定穴を含み、環状シール溝は、一定の溝幅をなす幅不変領域と、締結部に近づくにつれて徐々に狭くなると共に締結部から遠ざかるにつれて徐々に広くなるように溝幅が連続的に徐変する幅徐変領域を含む、構成を採用してもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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