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公開番号2024140812
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-10
出願番号2023052153
出願日2023-03-28
発明の名称土砂搬送車および土砂搬送システム
出願人株式会社奥村組,植村技研工業株式会社,株式会社東京機械製作所,株式会社KKS
代理人個人
主分類E21D 9/06 20060101AFI20241003BHJP(地中もしくは岩石の削孔;採鉱)
要約【課題】鋼管内での土砂搬送において土砂を積み込む作業および降ろす作業を効率的に行えるようにする。
【解決手段】非開削推進工法で箱型ルーフを形成するために地山に圧入される矩形断面の鋼管1内の坑口側と切羽側との間を走行する土砂搬送車SVに載置される荷台Cであり、四角形の底板40および底板40を取り囲むように立設された側板41~44からなり、切羽側の側板44には上方が開口した切り欠き部44aが形成され、坑口側の側板43および切羽側の側板44の幅方向の中央のそれぞれ1箇所には吊り具45が取り付けられ、土砂搬送車に載置される。また、坑口側の側板43の吊り具45は荷台Cの高さの半分以上の位置に取り付けられており、切羽側の側板44の吊り具45は切り欠き部44aの下であって荷台Cの高さの半分よりも低い位置に取り付けられている。
【選択図】図11
特許請求の範囲【請求項1】
非開削推進工法で箱型ルーフを形成するために地山に圧入される矩形断面の鋼管内の坑口側と切羽側との間を走行する土砂搬送車に載置される荷台であって、
前記荷台は、
四角形の底板および前記底板を取り囲むように立設された4枚の側板からなり、
切羽側の前記側板には、上方が開口した切り欠き部が形成され、
坑口側の前記側板および切羽側の前記側板の幅方向の中央のそれぞれ1箇所には、吊り具が取り付けられ、
前記土砂搬送車に載置されている、
ことを特徴とする荷台。
続きを表示(約 210 文字)【請求項2】
前記切り欠き部は、切羽側の前記側板の幅方向中央から所定の幅をもって形成されている、
ことを特徴とする請求項1記載の荷台。
【請求項3】
坑口側の前記側板の前記吊り具は荷台の高さの半分以上の位置に取り付けられており、切羽側の前記側板の前記吊り具は前記切り欠き部の下であって荷台の高さの半分よりも低い位置に取り付けられている、
ことを特徴とする請求項1または2記載の荷台。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、土砂搬送車および土砂搬送システムに関し、特に、矩形断面の鋼管内で土砂の搬送をする土砂搬送車および土砂搬送システムに関するものである。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
鉄道や道路など供用中の施設の下の地山に、本体構造物である函体(トンネル本体)を非開削で設置する施工法として、非開削推進工法が知られている。非開削推進工法は、地上の施設を使用したまま、その直下にトンネルを形成する技術であることから、地上面とトンネル上面の間隔が狭く、シールド工法等を使用できない場合に用いられる。
【0003】
非開削推進工法に分類される技術の中に、例えば、R&C工法(Roof & Culverts Method)やSFT工法(Simple and Face-Less Method of Construction of Tunnel)がある。両工法は、地山の発進側から到達側までの函体設置予定領域の外周に沿って矩形断面の鋼管を複数本隣接するように設置して箱形ルーフ(パイプルーフ)を形成した後、箱形ルーフを地山から押し出しながら函体を進入させて函体設置予定領域に設置する工法である。
【0004】
非開削推進工事においては、工期やコストを大きく左右する箱型ルーフ推進の合理的・効率的な施工が求められている。そのため、箱型ルーフを構築するために複数本の鋼管を地山に打設する際において、鋼管の閉塞端である切羽を掘削して発生する土砂を鋼管の開口端である坑口へ搬送して外部へ排出する坑内搬送を効率よく且つ低コストで行うことが重要となる。そして、土砂の坑内搬送では、土砂搬送車にワイヤを付けて人力で牽引したり、土砂搬送車そのものを人力で押すという作業が行われている。
【0005】
なお、搬送車については、例えば特許文献1に開示がある。この特許文献1では、車体の前部左右および後部左右の4か所に旋回可能な自在車輪を配設し、車体の前部および後部側に前進用駆動ユニットおよび後退用駆動ユニットを別個に設け、前進時には前進用駆動ユニットの作動に応じて後部側自在車輪の旋回を不能にし、後退時には後退用駆動ユニットの作動に応じて前部側自在車輪の旋回を不能にする旋回禁止手段を取り付けた無人運搬車が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開平11-171010公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
ここで、鋼管内での土砂搬送においては、切羽で掘削した土砂を土砂搬送車の荷台に積載して坑口まで搬送し、坑口で降ろすという作業が行われる。よって、切羽側で土砂を荷台に積み込む作業を効率的に行え、坑口側で土砂を荷台から降ろす作業を効率的に行えることが求められる。
【0008】
本発明は、上述の技術的背景からなされたものであって、鋼管内での土砂搬送において土砂を積み込む作業および降ろす作業を効率的に行うことのできる荷台を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記課題を解決するため、請求項1記載の本発明の荷台は、非開削推進工法で箱型ルーフを形成するために地山に圧入される矩形断面の鋼管内の坑口側と切羽側との間を走行する土砂搬送車に載置される荷台であって、前記荷台は、四角形の底板および前記底板を取り囲むように立設された4枚の側板からなり、切羽側の前記側板には、上方が開口した切り欠き部が形成され、坑口側の前記側板および切羽側の前記側板の幅方向の中央のそれぞれ1箇所には、吊り具が取り付けられ、前記土砂搬送車に載置されている、ことを特徴とする。
【0010】
請求項2記載の本発明の荷台は、上記請求項1記載の発明において、前記切り欠き部は、切羽側の前記側板の幅方向中央から所定の幅をもって形成されている、ことを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)

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