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公開番号2024087434
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-01
出願番号2022202258
出願日2022-12-19
発明の名称止水装置
出願人六菱ゴム株式会社
代理人弁理士法人あーく事務所
主分類E21F 17/103 20060101AFI20240624BHJP(地中もしくは岩石の削孔;採鉱)
要約【課題】労力や手間を軽減しながら十分な止水性能を確保可能とする止水装置の提供。
【解決手段】止水装置2は、トンネル1の内周面に固定される反力受け3と、トンネル1の内周面寄りの環状領域を除く他領域を塞ぐように反力受け3の一側に配置される止水蓋4と、トンネル1の内周面との間に所定の空間を作るように止水蓋4の外周に設けられる筒状のシールケース5と、このシールケース5の中心軸線方向の一端側と他端側とにそれぞれ径方向外向きに延出してトンネル1の内周面に近接するように設けられる第1、第2側壁51,52と、シールケース5の外周面において第1側壁51寄りの領域と第2側壁52寄りの領域とに嵌め合わされてトンネル1の内周面に接触させられるリング状の第1、第2チューブシール6,7と、第1、第2チューブシール6,7の中空部に流体を加圧供給する加圧装置10と、を備えている。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
トンネル内の所定位置に設置されることにより、前記トンネルの上流側領域と下流側領域とを分断する止水装置であって、
前記トンネルの内周面に固定される反力受けと、
前記トンネルの内周面寄りの環状領域を除く他領域を塞ぐように前記反力受けの一側に配置される止水蓋と、
前記トンネルの内周面との間に所定の空間を作るように前記止水蓋の外周に設けられる筒状のシールケースと、
このシールケースの中心軸線方向の一端側と他端側とにそれぞれ径方向外向きに延出して前記トンネルの内周面に近接するように設けられる第1、第2側壁と、
前記シールケースの外周面において前記第1側壁寄りの領域と前記第2側壁寄りの領域とに嵌め合わされて前記トンネルの内周面に接触させられるリング状の第1、第2チューブシールと、
前記第1、第2チューブシールの中空部に流体を加圧供給する加圧装置と、を備えていることを特徴とする止水装置。
続きを表示(約 360 文字)【請求項2】
請求項1に記載の止水装置において、
前記シールケースの外周面には、前記第1側壁との間に第1環状溝を作る第1中間壁と、前記第2側壁との間に第2環状溝を作る第2中間壁と、が設けられており、
前記第1環状溝には、前記第1チューブシールが収納されており、前記第2環状溝には、前記第2チューブシールが収納されていることを特徴とする止水装置。
【請求項3】
請求項2に記載の止水装置において、
前記第1中間壁と前記第2中間壁とは、それらの間に第3環状溝を作るように離隔されており、
前記第3環状溝には、流体を加圧供給することにより前記トンネルの内周面に対する前記第1、第2チューブシールの接触部分の止水試験を行う止水試験装置が接続されていることを特徴とする止水装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、トンネル内の所定位置に設置されることにより、前記トンネルの上流側領域と下流側領域とを分断する止水装置に関する。
続きを表示(約 1,100 文字)【背景技術】
【0002】
例えば大雨などにより円筒形状のトンネル内に水が流れ込むような場合、前記トンネル内の所定位置で止水する必要がある。
【0003】
例えば特許文献1には、円筒形状のトンネル内の所定位置に止水壁を設置することにより、前記トンネル内の所定位置より先に水が流れ込むことを防止するということが記載されている。この特許文献1では、前記止水壁を複数の鋼板で構成しており、それらの連結部分に止水ゴムを設けている。
【0004】
例えば特許文献2には、円筒形状のトンネル内の所定位置に遮水壁を設置することにより、前記トンネル内の所定位置より先に水が流れ込むことを防止するということが記載されている。
【0005】
例えば特許文献3には、管路内における流水その他を閉塞するための管路用閉塞栓において、受板と押板との間に介装した断面U形の環状パッキングを、基板に螺合された緊締杆によって回動することによって前記押板を押進して円周方向に弯曲膨出させて、前記パッキングの中間部を管体の内面に圧接させるということが記載されている。
【0006】
例えば特許文献4には、管への水、土砂の進入防止用盲蓋において、円板の側面に円筒を固設し、該円筒の外周に柔軟材製で、断面がV字状でシールリングの2個を向い合わせてはめ、前記円板に挿通した多数のボルトを前記シールリングの孔を貫通してフランジのスリーブに螺合してなるということが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特許第4588232号公報
特開平10-299400号公報
実開平5-61287号公報
実公昭55-7481号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
上記特許文献1,2では、トンネルの内周と止水壁の外周との間の止水性能が不十分であることが懸念される。
【0009】
また、上記特許文献3,4では、円周方向の複数ヶ所に螺合される緊締杆、ボルトを個別に締め込む作業が必要になるなど、労力と手間がかかり過ぎるとともに、管、管体の内周面に対するパッキン、シールリングの接触状態を円周方向で均等に調整することが困難であることが懸念される。
【0010】
このような事情に鑑み、本発明は、労力や手間を軽減しながら十分な止水性能を確保可能とする止水装置の提供を目的としている。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)

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