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公開番号2024112211
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-20
出願番号2023017130
出願日2023-02-07
発明の名称ビット及び削孔機
出願人日特建設株式会社
代理人個人,個人
主分類E21B 10/00 20060101AFI20240813BHJP(地中もしくは岩石の削孔;採鉱)
要約【課題】削孔水や注入材の流路を十分に大きく確保することができるビット及びこれを備える削孔機を提供する。
【解決手段】内部に流路21が設けられ、外周面に収容凹部22が設けられた中空筒状のビット本体部2と、一端部31が収容凹部22において回転可能に軸支され、他端部32に爪部321が設けられた板状の拡径翼3と、を備え、拡径翼3は、収容凹部22内に収容された閉状態と、収容凹部22内から突出した開状態との間で変位可能であり、閉状態において爪部321が収容凹部22内から突出した状態になるビット1。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
内部に流路が設けられ、外周面に収容凹部が設けられた中空筒状のビット本体部と、
一端部が前記収容凹部において回転可能に軸支され、他端部に爪部が設けられた板状の拡径翼と、
を備え、
前記拡径翼は、前記収容凹部内に収容された閉状態と、前記収容凹部内から突出した開状態との間で変位可能であり、前記閉状態において前記爪部が前記収容凹部内から突出した状態になるビット。
続きを表示(約 390 文字)【請求項2】
前記爪部は前記閉状態において前記ビット本体部の径方向外側に向く面が傾斜面になっている請求項1に記載のビット。
【請求項3】
複数の前記拡径翼が前記ビット本体部に対して周方向に等間隔で配置されている請求項1に記載のビット。
【請求項4】
前記拡径翼を貫通する窓部が設けられている請求項1に記載のビット。
【請求項5】
請求項1乃至4の何れか1項に記載のビットと、
内部に流路が設けられ、一端側に前記ビットを取り付け可能なロッドパイプと、
前記ロッドパイプの他端側が固定され、前記ロッドパイプを第1方向及び前記第1方向と逆の方向である第2方向に回転可能であり、前記ロッドパイプを前後方向に移動可能であり、更に前記ロッドパイプ及び前記ビットに液体を供給可能である装置本体と、
を備える削孔機。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、地盤の削孔時に用いられるビット及びこれを備える削孔機に関する。
続きを表示(約 1,100 文字)【背景技術】
【0002】
地盤を削孔し地盤改良材等を地中に注入する工法では、一般的に、削孔深度に応じて所定の本数が繋ぎ合わされるロッドパイプと、ロッドパイプの先端に取り付けられるビットを備える削孔機が用いられている。こうした削孔機を用いた地盤の削孔や地盤改良は、ロッドパイプ及びビットを回転させると共に、これらの中に形成された流路を経て削孔水や、セメントミルク等の注入材を孔内に導入することにより行われる。
【0003】
また、こうした削孔機では、例えば特許文献1に記載されているように、開閉可能な拡径翼を備え、拡径翼を開くことで削孔の途中で拡径することが可能なビットやロッドパイプが用いられる場合がある。このような拡径可能なビット等を用いることにより、例えば削孔内で改良材と破砕された地盤とを攪拌混合することが行われている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第5746577号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、ビットに拡径翼を設ける場合には、ビットの内部に拡径翼を開閉する油圧式等の開閉機構を設けるスペースを確保する必要があるため、削孔水や注入材の流路を設けるためのスペースが狭くなってしまい、削孔水や注入材の導入を十分に行えないおそれがあった。
【0006】
本発明はこのような問題を解決することを課題とするものであって、削孔水や注入材の流路を十分に大きく確保することができるビット及びこれを備える削孔機を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、内部に流路が設けられ、外周面に収容凹部が設けられた中空筒状のビット本体部と、一端部が前記収容凹部において回転可能に軸支され、他端部に爪部が設けられた板状の拡径翼と、を備え、前記拡径翼は、前記収容凹部内に収容された閉状態と、前記収容凹部内から突出した開状態との間で変位可能であり、前記閉状態において前記爪部が前記収容凹部内から突出した状態になるビットであることを特徴とする。
【0008】
上記発明において、前記爪部は前記閉状態において前記ビット本体部の径方向外側に向く面が傾斜面になっていることが好ましい。
【0009】
上記発明において、複数の前記拡径翼が前記ビット本体部に対して周方向に等間隔で配置されていることが好ましい。
【0010】
上記発明において、前記拡径翼を貫通する窓部が設けられていることが好ましい。
(【0011】以降は省略されています)

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