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公開番号
2024106055
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-08-07
出願番号
2023010128
出願日
2023-01-26
発明の名称
プレキャスト部材の継手構造
出願人
日本ヒューム株式会社
代理人
個人
主分類
E21D
11/04 20060101AFI20240731BHJP(地中もしくは岩石の削孔;採鉱)
要約
【課題】薄型のRCセグメント等のプレキャスト部材にも適用可能な薄型のプレキャスト部材の継手構造の提供。
【解決手段】このプレキャスト部材の継手部構造は、雄継手部材5が先端部に頭部8を有する板棒状に形成され、雌継手部材6が一対の挟み板16,16を有する外殻部12と、外殻部12の接合端面側端板13,13の背面側に回動可能に配置された一対の係合駒10,10と、係合駒10,10を接合端面側端板側に付勢する付勢手段14と、先端部が係合駒10,10に当接される一対の回動制御部材15,15とを備え、回動制御部材15,15で係合駒10,10の回動動作が制御されるようにしている。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
互いに連結される一方のプレキャスト部材の接合部端面より突出した雄継手部材と、他方のプレキャスト部材の接合部に固定された雌継手部材とを備え、前記両接合部端面を突き合わせて前記雄継手部材を前記雌継手部材内に挿入し、前記雌継手部材に前記雄継手部材を抜け出し不能に保持させることにより前記両プレキャスト部材が連結されるようにしてなるプレキャスト部材の継手部構造において、
前記雄継手部材は、先端部に両側部が外向きに張り出した頭部を有する板棒状に形成され、
前記雌継手部材は、接合端面側の雄継手挿入口より挿入された前記雄継手部材の表面と対向する一対の挟み板を有する中空箱状に形成された外殻部と、該外殻部の接合端面側端板の背面側に雄継手挿入口を挟んで回動可能に配置された一対の係合駒と、該係合駒を前記接合端面側端板側に付勢する付勢手段と、基端部で前記外殻部の内側面に反力をとって先端部が前記係合駒に当接される一対の回動制御部材とを備え、該回動制御部材で前記係合駒の回動動作が制御されるようにしたことを特徴とするプレキャスト部材の継手構造。
続きを表示(約 390 文字)
【請求項2】
前記係合駒は、前記回動制御部材の先端部が挿入されるガイド凹部を備え、前記回動制御部材に案内されつつ回動動作するようにした請求項1に記載のプレキャスト部材の継手構造。
【請求項3】
一対の前記回動制御部材の端部が連結棒により連結され、該連結棒が前記外殻部の奥側端板に当接するようにした請求項1又は2に記載のプレキャスト部材の継手構造。
【請求項4】
前記回動制御部材の基端部が前記外殻部の奥側端板又は側板に固定されている請求項1又は2に記載のプレキャスト部材の継手構造。
【請求項5】
前記プレキャスト部材は、互いに部材厚み方向に間隔をおいて部材軸方向に並列配置される上下の鉄筋群を備え、前記雄継手部材及び前記雌継手部材が前記上下の鉄筋群間に配置されている請求項1又は2に記載のプレキャスト部材の継手構造。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、主にトンネルの内部覆工に用いられるセグメントや床版用のプレキャストコンクリート版等の薄型のプレキャスト部材間を接合するプレキャスト部材の継手構造に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
シールド工法よるトンネル構築においては、シールド掘削機の後方側で掘削孔の内周面に沿って円弧版状のセグメントを周方向に連結してセグメントリングを組み立て、このセグメントリングをシールド掘削機の進行に合わせて順次トンネル軸方向に連設することによりトンネル内に覆工がなされている。
【0003】
従来、このセグメントリング相互の連結は、セグメントリングを構成するセグメントをトンネル軸方向で相互に連結することによりなされ、このセグメント相互間を連結する継手部構造には、互いに連結される一方のセグメントの接合端面より突出したピン状の雄継手部材と、他方のセグメントの接合部に固定された雌継手部材部材とを備え、両接合部端面同士を突き合わせるとともに雄継手部材を挿入口より雌継手部材に挿入し、雌継手部材に雄継手部材を抜け出し不能に保持させることによりセグメント相互を連結する構造のものが知られている。
【0004】
このような継手部構造には、雌継手部材内に雄継手部材の軸径方向で移動可能な係合駒を備え、雄継手部材を雌継手部材内に挿入した際に、この係合駒が雄継手部材の外周部に形成された係合溝にバネやゴム等の弾性材の付勢力により係合してピンの軸方向の移動を規制するようにしたもの(例えば特許文献1)等がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2003-328693号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
近年、RCセグメント等のプレキャスト部材では、薄型化されたものも多く開発されている。
【0007】
これに対し、上述の如き従来の技術では、係合駒が雄継手部材の軸径方向に移動する構造であるため、その分、雌継手部材が大型化せざるを得ず、薄型のRCセグメント等のプレキャスト部材に適用する場合、雌継手部材を避けるために内部鉄筋の端部を切欠かなければならない場合があった。
【0008】
また、上述の如き従来の技術では、雄継手部材の軸径方向に作用するバネ部材の付勢力に抗して雄継手部材を雌継手部材内に挿入するため、高い挿入力を必要とし、一方、係合駒は、その移動方向と略直角を成す方向から雄継手部材が挿入される構造であるため、雄継手部材に押圧されて変形してしまうおそれがあった。
【0009】
そこで、本発明は、このような従来の問題に鑑み、薄型のRCセグメント等のプレキャスト部材にも適用可能な薄型のプレキャスト部材の継手構造の提供を目的としてなされたものである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上述の如き従来の問題を解決するための請求項1に記載の発明の特徴は、互いに連結される一方のプレキャスト部材の接合部端面より突出した雄継手部材と、他方のプレキャスト部材の接合部に固定された雌継手部材とを備え、前記両接合部端面を突き合わせて前記雄継手部材を前記雌継手部材内に挿入し、前記雌継手部材に前記雄継手部材を抜け出し不能に保持させることにより前記両プレキャスト部材が連結されるようにしてなるプレキャスト部材の継手部構造において、前記雄継手部材は、先端部に両側部が外向きに張り出した頭部を有する板棒状に形成され、前記雌継手部材は、接合端面側の雄継手挿入口より挿入された前記雄継手部材の表面と対向する一対の挟み板を有する中空箱状に形成された外殻部と、該外殻部の接合端面側端板の背面側に雄継手挿入口を挟んで回動可能に配置された一対の係合駒と、該係合駒を前記接合端面側端板側に付勢する付勢手段と、基端部で前記外殻部の内側面に反力をとって先端部が前記係合駒に当接される一対の回動制御部材とを備え、該回動制御部材で前記係合駒の回動動作が制御されるようにしたことにある。
(【0011】以降は省略されています)
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