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公開番号2024140544
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-10
出願番号2023051725
出願日2023-03-28
発明の名称燃料電池式の建設機械
出願人日立建機株式会社
代理人弁理士法人相原国際知財事務所
主分類E02F 9/20 20060101AFI20241003BHJP(水工;基礎;土砂の移送)
要約【課題】水素タンクに安全にアクセス可能とすることにより、オペレータの安全を確保することができる燃料電池式の建設機械を提供する。
【解決手段】燃料電池式の建設機械(1)は、車体と、水素が貯留される水素タンク(42)と、水素タンク(42)から供給される水素により発電する燃料電池(44)と、水素タンク(42)及び燃料電池(44)が格納される燃料電池室(70)と、燃料電池室(70)に配置され、冷却風を生成するとともに燃料電池室(70)の内部を換気するファン装置(52)と、燃料電池(44)を冷却した冷却水をファン装置(52)により生成された冷却風と熱交換させる熱交換器(50)とを備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
車体と、
水素が貯留される水素タンクと、
前記水素タンクから供給される前記水素により発電する燃料電池と、
前記水素タンク及び前記燃料電池が格納される燃料電池室と、
前記燃料電池室に配置され、冷却風を生成するとともに前記燃料電池室の内部を換気するファン装置と、
前記燃料電池を冷却した冷却水を前記ファン装置により生成された前記冷却水と熱交換させる熱交換器と
を備える、ことを特徴とする燃料電池式の建設機械。
続きを表示(約 910 文字)【請求項2】
前記燃料電池室には、前記燃料電池が発電した電気を蓄電するバッテリが格納される、ことを特徴とする請求項1に記載の燃料電池式の建設機械。
【請求項3】
前記燃料電池により発電した電気により駆動される電動モータと、
前記電動モータにより駆動される油圧ポンプと、
前記油圧ポンプが吸入する作動油が貯留される作動油タンクと、
前記油圧ポンプが吐出する前記作動油が供給される油圧バルブと、
オペレータが搭乗する運転室と、
前記水素タンク、前記燃料電池、前記バッテリ、前記電動モータ、前記熱交換器、及び前記ファン装置が配置されるとともに、前記燃料電池室を構成する高電圧領域と、
前記油圧ポンプ、前記作動油タンク、及び前記油圧バルブが配置されるとともに、前記運転室が配置される非高電圧領域と、
前記高電圧領域と前記非高電圧領域とを仕切るとともに前記燃料電池室を画定する隔壁と
を備える、ことを特徴とする請求項2に記載の燃料電池式の建設機械。
【請求項4】
前記高電圧領域は、前記車体の前後方向において前記運転室よりも後側の後部領域に形成され、
前記非高電圧領域は、前記車体の前後方向において前記運転室を含む前部領域に形成され、
前記燃料電池室を構成する前記高電圧領域の前記車体の前後方向における後端部には、前記ファン装置による換気に伴い前記燃料電池室の内気を排出させる排気口が形成される、ことを特徴とする請求項3に記載の燃料電池式の建設機械。
【請求項5】
前記排気口は、前記車体の前後方向及び前記車体の幅方向における前記運転室の平面視対角線上に配置される、ことを特徴とする請求項4に記載の燃料電池式の建設機械。
【請求項6】
前記隔壁は、前記車体の幅方向において直線状をなす、ことを特徴とする請求項3に記載の燃料電池式の建設機械。
【請求項7】
前記作動油タンクは、前記油圧ポンプの上側に配置される、ことを特徴とする請求項3に記載の燃料電池式の建設機械。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、燃料電池式の建設機械に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、燃料電池式の建設機械としての油圧ショベルが開示されている。油圧ショベルは、水素を貯蔵する水素タンクと、水素タンクから供給される水素により発電する燃料電池とを収納した上部本体装置(上部旋回体)を備えている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-180565号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
水素は可燃性ガスであるため、オペレータがメンテナンス時に水素タンクにアクセスする際には安全に十分に配慮する必要がある。しかしながら、特許文献1の建設機械においてはオペレータの安全確保について格別な配慮がなされていないため、水素タンクに安全にアクセスすることができない。従って、オペレータの安全を確保することができる燃料電池式の建設機械が求められている。
【0005】
本発明は、このような課題に鑑みてなされたもので、オペレータの安全を確保することができる燃料電池式の建設機械を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記の目的を達成するべく、本発明の燃料電池式の建設機械は、車体と、水素が貯留される水素タンクと、水素タンクから供給される水素により発電する燃料電池と、水素タンク及び燃料電池が格納される燃料電池室と、燃料電池室に配置され、冷却風を生成するとともに燃料電池室の内部を換気するファン装置と、燃料電池室を冷却した冷却水をファン装置により生成された冷却風と熱交換させる熱交換器とを備える、ことを特徴としている。
【発明の効果】
【0007】
従って、本発明によれば、オペレータの安全を確保することができる燃料電池式の建設機械を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の一実施形態に係る油圧ショベルの側面図である。
本発明の第1実施形態に係る上部旋回体を上側から見た模式図である。
図2の上部旋回体を右側から見た模式図である。
本発明の第2実施形態に係る上部旋回体を上側から見た模式図である。
図4の上部旋回体を右側から見た模式図である。
本発明の第3実施形態に係る上部旋回体を上側から見た模式図である。
図6の上部旋回体を右側から見た模式図である。
本発明の第4実施形態に係る上部旋回体を上側から見た模式図である。
図8の上部旋回体を右側から見た模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の一実施形態に係る建設機械について図面を参照して説明する。なお、説明の便宜上、建設機械としての油圧ショベル1の進行方向を基準に、油圧ショベル1の運転室8に搭乗するオペレータから見て「前」、「後」、「左」、「右」をそれぞれ定義し、重力を基準に「上」、「下」を定義する。即ち、各図に示される矢印「前」及び「後」は油圧ショベル1の車体の前進方向及び後進方向を示し、矢印「左」及び「右」は油圧ショベル1の車体の左右(車幅)方向を示し、矢印「上」及び「下」は油圧ショベル1の車体の上下方向を示す。
【0010】
図1は本発明の一実施形態に係る油圧ショベル1の側面図を示す。油圧ショベル1は、燃料電池式の建設機械であって、下部走行体10と、下部走行体10に旋回可能に取り付けられた上部旋回体(本体部)20と、上部旋回体20に揺動可能に取り付けられたフロント作業機30とを備えている。下部走行体10は、前輪2A、後輪2B、センタフレーム12、及びセンタジョイント14(図2参照)等を備えている。
(【0011】以降は省略されています)

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