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公開番号
2024139207
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-09
出願番号
2023050045
出願日
2023-03-27
発明の名称
集塵装置、樹脂成形装置及び樹脂成形品の製造方法
出願人
TOWA株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
H02P
29/00 20160101AFI20241002BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約
【課題】樹脂成形装置に用いられる集塵装置の消費電力量を低減する。
【解決手段】樹脂成形装置100に設けられた1又は複数の集塵口21H~25Hから塵埃を集塵する集塵装置30であって、モータ31aで駆動される送風機31と、モータ31aの回転数を制御するインバータ32とを備え、インバータ32は、モータ31aの回転数を第1回転数R
H
に制御し、第1回転数R
H
から回転数を下げる場合にモータ31aへの電気的な接続を解除してモータ31aを惰性回転させる。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
樹脂成形装置に設けられた1又は複数の集塵口から塵埃を集塵する集塵装置であって、
モータで駆動される送風機と、
前記モータの回転数を制御するインバータとを備え、
前記インバータは、前記モータの回転数を第1回転数に制御し、前記第1回転数から回転数を下げる場合に前記モータへの電気的な接続を解除して前記モータを惰性回転させる、集塵装置。
続きを表示(約 1,200 文字)
【請求項2】
前記インバータは、前記第1回転数と、前記第1回転数よりも低い回転数である第2回転数との間で前記モータの回転数を切り替えるものであり、前記第1回転数から前記第2回転数に切り替える場合に前記モータへの電気的な接続を解除して前記モータを惰性回転させる、請求項1に記載の集塵装置。
【請求項3】
前記インバータは、前記モータの回転数が惰性回転により前記第2回転数に到達した後に、前記モータを前記第2回転数に制御する、請求項2に記載の集塵装置。
【請求項4】
前記樹脂成形装置の樹脂材料供給モジュールに設けられた集塵口から塵埃を集塵するものである、請求項1乃至3の何れか一項に記載の集塵装置。
【請求項5】
前記インバータは、前記モータを前記第1回転数に制御して、前記樹脂材料供給モジュールに設けられた集塵口から塵埃を集塵する第1集塵状態と、前記モータを前記第2回転数に制御して、前記樹脂材料供給モジュールに設けられた集塵口から塵埃を集塵する第2集塵状態とを切り替える、請求項4に記載の集塵装置。
【請求項6】
前記樹脂材料供給モジュールは、樹脂材料又は離型フィルムを搬送するための搬送用部材を清掃する清掃ステージ部を有し、
前記インバータは、前記清掃ステージ部による前記搬送用部材の清掃時に、前記モータを前記第1回転数に制御する、請求項4又は5に記載の集塵装置。
【請求項7】
前記樹脂材料供給モジュールは、前記搬送用部材を移動させる移動ステージ部と、当該移動ステージ部を清掃するステージ清掃部とを有し、
前記インバータは、前記ステージ清掃部による前記移動ステージ部の清掃時に、前記モータを前記第1回転数に制御する、請求項4乃至6の何れか一項に記載の集塵装置。
【請求項8】
前記樹脂材料供給モジュールは、前記搬送用部材に樹脂材料を供給する樹脂材料供給部をさらに備え、
前記インバータは、前記樹脂材料供給部による前記トレイへの樹脂材料供給時に、前記モータを惰性回転させる、又は、前記モータを前記第2回転数に制御する、請求項4乃至7の何れか一項に記載の集塵装置。
【請求項9】
前記樹脂材料供給モジュールは、樹脂材料又は使用済みの離型フィルムを廃棄する廃棄部をさらに備え、
前記インバータは、前記廃棄部に樹脂材料又は使用済みの離型フィルムを廃棄する時に、前記モータを惰性回転させる、又は、前記モータを前記第2回転数に制御する、請求項4乃至8の何れか一項に記載の集塵装置。
【請求項10】
複数の前記集塵口と前記送風機とを接続する接続配管と、
前記接続配管に設けられ、前記送風機により集塵する前記集塵口を切り替える切り替え機構とを備える、請求項1乃至9の何れか一項に記載の集塵装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、集塵装置、樹脂成形装置及び樹脂成形品の製造方法に関するものである。
続きを表示(約 1,100 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、特許文献1に示すように、樹脂封止装置において生じる塵埃を集塵装置により集塵することが行われている。この樹脂封止装置では、枚葉フィルム及び樹脂を搬送する外枠治具又は内枠治具をクリーニングするクリーナー部を有している。そして、このクリーナー部には、駆動源により回転駆動されるクリーニングブラシやエアーブロー、集塵機構等が設けられており、外枠治具又は内枠治具に付着した樹脂粉塵等を除去している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-61238号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、樹脂成形装置の消費電力量において、集塵装置の消費電力量が占める割合は小さくない。
【0005】
しかしながら、従来の樹脂成形装置における集塵装置の送風機は、集塵箇所又は集塵タイミング等に関わらず一定の回転数で運転されている。
【0006】
そこで本発明は、上記問題点を解決すべくなされたものであり、樹脂成形装置に用いられる集塵装置の消費電力量を低減することをその主たる課題とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
すなわち本発明に係る集塵装置は、樹脂成形装置に設けられた1又は複数の集塵口から塵埃を集塵する集塵装置であって、モータで駆動される送風機と、前記モータの回転数を制御するインバータとを備え、前記インバータは、前記モータの回転数を第1回転数に制御し、前記第1回転数から回転数を下げる場合に前記モータへの電気的な接続を解除して前記モータを惰性回転させることを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
このように構成した本発明によれば、樹脂成形装置に用いられる集塵装置の消費電力量を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の一実施形態に係る樹脂成形装置の構成を模式的に示す平面図である。
同実施形態の集塵装置の構成を示す模式図である。
同実施形態における送風機のモータの制御内容を示す模式図である。
各モードにおけるモータ回転数及び消費電力量を示す模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
次に、本発明に係る技術について、例を挙げてさらに詳細に説明する。ただし、本発明は、以下の技術により限定されない。
(【0011】以降は省略されています)
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