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公開番号2024137301
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-07
出願番号2023048770
出願日2023-03-24
発明の名称組成物および製品
出願人オルガノ株式会社
代理人弁理士法人YKI国際特許事務所
主分類A61K 8/49 20060101AFI20240927BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】安全性が高く、保存安定性および抗菌防腐効果に優れる組成物、およびその組成物を含有する化粧品を提供する。
【解決手段】下記一般式(1)で表される4-ブロモイソチアゾリノン誘導体と、アルコールと、を含有する組成物である。
<com:Image com:imageContentCategory="Drawing"> <com:ImageFormatCategory>JPEG</com:ImageFormatCategory> <com:FileName>2024137301000011.jpg</com:FileName> <com:HeightMeasure com:measureUnitCode="Mm">19</com:HeightMeasure> <com:WidthMeasure com:measureUnitCode="Mm">170</com:WidthMeasure> </com:Image> (式中、Rは、水素原子または炭素数1～12のアルキル基を表す。)
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項１】
下記一般式（１）で表される４－ブロモイソチアゾリノン誘導体と、アルコールと、を含有することを特徴とする組成物。
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2024137301000010.jpg
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（式中、Ｒは、水素原子または炭素数１～１２のアルキル基を表す。）
続きを表示（約 450 文字）【請求項２】
請求項１に記載の組成物であって、
前記アルコールが、多価アルコールであることを特徴とする組成物。
【請求項３】
請求項１または２に記載の組成物であって、
前記一般式（１）で表される４－ブロモイソチアゾリノン誘導体の前記アルコールに対する質量比が、１／１以下であることを特徴とする組成物。
【請求項４】
請求項１または２に記載の組成物であって、
前記組成物のｐＨが、１～９の範囲であることを特徴とする組成物。
【請求項５】
請求項１または２に記載の組成物であって、
さらにマグネシウムの塩化物塩およびマグネシウムの硝酸塩のうち少なくとも１つを含有することを特徴とする組成物。
【請求項６】
請求項１または２に記載の組成物を含有する製品であって、
前記製品が、化粧品、外用剤組成物、家庭用品、および日用消耗品からなる群より選ばれる少なくとも１つであることを特徴とする製品。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、例えば化粧品、外用剤組成物、家庭用品、日用消耗品などに用いられる組成物、およびその組成物を含有する製品に関する。
続きを表示（約 1,200 文字）【背景技術】
【０００２】
化粧品や日用品などの水性組成物などの組成物には、微生物が好む栄養分が含まれることが多いため、製品に微生物が混入した場合、製品の変質だけでなく、ヒトへの感染症を引き起こす可能性がある。そのため、水性組成物などの組成物には、一般的に抗菌剤または防腐剤（以下、「抗菌剤または防腐剤」を「抗菌防腐剤」と呼ぶ。）が用いられる。
【０００３】
このような抗菌防腐剤として、イソチアゾリン系の化合物が用いられることがある。例えば、特許文献１には、イソチアゾリン系の化合物の製法と用途について記載されている。
【０００４】
抗菌防腐剤としては、パラベン類も用いられることがある。パラベン類は高い抗菌防腐効果を有する一方で、皮膚刺激性が高く、アレルギー反応を起こす場合がある。さらに、パラベン類は親水性が低いため、水性組成物に用いた場合、析出しやすく、処方しづらい、保存安定性が悪いといった懸念点があった。
【０００５】
皮膚刺激性の低い抗菌防腐剤として、フェノキシエタノールが挙げられる。フェノキシエタノールは、パラベン類と比較して人体に対する安全性が高いが、パラベン類と比較すると防腐効果は１／２～１／３程度でしかなく、配合量を多くする必要があることが懸念点であった。配合量が多いと、コストがかかるだけでなく、化粧品に用いた場合、化粧品の有効成分以外の成分の割合が多くなってしまう。
【０００６】
防腐効果を補うため、防腐助剤として１，２－オクタンジオールなどのアルカンジオール化合物が用いられることがあるが、化粧品の保存安定性が悪くなり、分離してしまう場合がある。
【０００７】
抗菌防腐剤として、５－クロロ－２－メチル－４－イソチアゾリン－３－オンも知られている。この化合物は抗菌防腐効果が高いため、配合量を少量に抑えることができるが、変異原性を有することがわかっており、皮膚刺激性も高いことから、リンスオフのみの使用と制限されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００８】
米国特許第４，１０５，４３１号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００９】
本発明の目的は、安全性が高く、保存安定性および抗菌防腐効果に優れる組成物、およびその組成物を含有する製品を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【００１０】
本発明は、下記一般式（１）で表される４－ブロモイソチアゾリノン誘導体とアルコールとを含有する、組成物である。
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170
（式中、Ｒは、水素原子または炭素数１～１２のアルキル基を表す。）
（【００１１】以降は省略されています）

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