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公開番号
2024157340
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-07
出願番号
2023071642
出願日
2023-04-25
発明の名称
汚泥処理システム、制御装置、汚泥処理方法およびプログラム
出願人
オルガノ株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
C02F
11/121 20190101AFI20241030BHJP(水,廃水,下水または汚泥の処理)
要約
【課題】汚泥の発生量が変化した場合であっても、汚泥の安定した処理量と固液分離された脱水汚泥の含水率とを保持する。
【解決手段】水槽12内の被処理汚泥の界面の高さを測定する界面測定手段13と、被処理汚泥が水槽12から流入する凝集槽20と、水槽12から凝集槽20へ被処理汚泥を供給する汚泥供給装置200と、凝集槽20に貯留された被処理汚泥に凝集剤を添加する添加装置300と、凝集剤が添加された汚泥を回転体によって圧搾する脱水機30と、脱水機30の入口の被処理汚泥の性状指標に基づいて、添加装置300が添加する凝集剤の添加量を制御し、界面測定手段13が測定した値に基づいて、汚泥供給装置200が供給する被処理汚泥の量と回転体の回転数との少なくとも一方を制御する制御装置104とを有する。
【選択図】図14
特許請求の範囲
【請求項1】
被処理汚泥が流入する水槽と、
前記水槽に貯留された前記被処理汚泥の界面の高さを測定する界面測定手段と、
前記被処理汚泥が前記水槽から流入する凝集槽と、
前記水槽から前記凝集槽へ前記被処理汚泥を供給する汚泥供給部と、
前記凝集槽に貯留された前記被処理汚泥に凝集剤を添加する添加装置と、
前記凝集剤が添加された汚泥を回転体によって圧搾する脱水装置と、
前記脱水装置の入口の被処理汚泥の性状を示す性状指標に基づいて、前記添加装置が添加する前記凝集剤の添加量を制御し、前記界面測定手段が測定した値に基づいて、前記汚泥供給部が供給する前記被処理汚泥の量と前記回転体の回転数との少なくとも一方を制御する制御装置とを有する汚泥処理システム。
続きを表示(約 1,800 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の汚泥処理システムにおいて、
前記界面測定手段が、前記水槽に貯留された前記被処理汚泥の水位を測定する第1の水位計と、前記被処理汚泥の濃縮汚泥層の界面の高さを測定する界面計とのいずれか1つであることを特徴とする汚泥処理システム。
【請求項3】
請求項1に記載の汚泥処理システムにおいて、
前記性状指標が、前記汚泥供給部から供給された汚泥供給量を示す値であることを特徴とする汚泥処理システム。
【請求項4】
請求項1に記載の汚泥処理システムにおいて、
前記添加装置から前記凝集剤が添加された汚泥中の凝集物の状態を取得するセンサを有し、
前記性状指標が、前記センサが取得した前記凝集物の状態を示す凝集指標を算出し、前記添加装置が添加する前記凝集剤の添加量を変化させたときの前記凝集指標の変化量であることを特徴とする汚泥処理システム。
【請求項5】
請求項1または請求項2に記載の汚泥処理システムにおいて、
前記凝集槽に貯留された前記被処理汚泥の水位を測定する第2の水位計を有し、
前記制御装置は、前記界面測定手段が測定した値と前記第2の水位計が測定した値とに基づいて、前記汚泥供給部が供給する前記被処理汚泥の量と前記回転体の回転数との少なくとも一方を制御する汚泥処理システム。
【請求項6】
請求項4に記載の汚泥処理システムにおいて、
前記制御装置は、前記凝集剤の添加量を変化させたときの前記添加量の変化量に対する前記凝集指標の変化量の割合である凝集変化量と所定の第2の閾値とを比較し、前記凝集変化量が前記第2の閾値を超える場合、前記添加装置が添加する前記凝集剤の添加量を増加させ、前記凝集変化量が前記第2の閾値以下である場合、前記添加装置が添加する前記凝集剤の添加量を減少させる汚泥処理システム。
【請求項7】
請求項4または請求項6に記載の汚泥処理システムにおいて、
前記センサは、前記凝集槽内の汚泥の画像を撮像する画像センサであり、
前記制御装置は、前記画像センサが撮像した画像から前記汚泥中の凝集物の特徴量を前記凝集指標として算出する汚泥処理システム。
【請求項8】
脱水装置の入口の被処理汚泥の性状を示す性状指標を算出する指標算出部と、
前記性状指標に基づいて、添加装置が前記被処理汚泥に添加する凝集剤の添加量を制御する添加量制御部と、
水槽に貯留された被処理汚泥の界面の高さに基づいて、前記凝集剤が添加される被処理汚泥が貯留される凝集槽への前記水槽からの前記被処理汚泥の供給量を制御する汚泥供給量制御部と、
前記水槽に貯留された被処理汚泥の界面の高さに基づいて、前記凝集剤が添加された汚泥を圧搾する脱水装置に具備された回転体の回転数を制御する回転数制御部とを有する制御装置。
【請求項9】
脱水装置の入口の被処理汚泥の性状を示す性状指標を算出する処理と、
前記性状指標に基づいて、添加装置が前記被処理汚泥に添加する凝集剤の添加量を制御する処理と、
水槽に貯留された被処理汚泥の界面の高さに基づいて、前記凝集剤が添加される被処理汚泥が貯留される凝集槽への前記水槽からの前記被処理汚泥の供給量を制御する処理と、
前記水槽に貯留された被処理汚泥の界面の高さに基づいて、前記凝集剤が添加された汚泥を圧搾する脱水装置に具備された回転体の回転数を制御する処理とを行う汚泥処理方法。
【請求項10】
コンピュータに、
脱水装置の入口の被処理汚泥の性状を示す性状指標を算出する手順と、
前記性状指標に基づいて、添加装置が前記被処理汚泥に添加する凝集剤の添加量を制御する手順と、
水槽に貯留された被処理汚泥の界面の高さに基づいて、前記凝集剤が添加される被処理汚泥が貯留される凝集槽への前記水槽からの前記被処理汚泥の供給量を制御する手順と、
前記水槽に貯留された被処理汚泥の界面の高さに基づいて、前記凝集剤が添加された汚泥を圧搾する脱水装置に具備された回転体の回転数を制御する手順とを実行させるためのプログラム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、汚泥処理システム、制御装置、汚泥処理方法およびプログラムに関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
汚泥を処理する方法の1つとして、水槽に貯留された汚泥に所定の凝集剤を添加し、凝集剤が添加された汚泥から水分を除去するため、脱水機を用いて脱水汚泥とろ液とに固液分離する方法が挙げられる。このような方法を用いる場合、廃棄物となる脱水汚泥の含水率を低減させて、廃棄物量を削減させている。例えば、特許文献1には、スラリーの供給圧力と、スクリュー回転数と、凝集剤の薬注量との少なくとも2つを制御し、スクリューの駆動トルクを設定範囲にするスクリュープレス型脱水機の運転方法が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-107628号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載されたような技術においては、所定の含水率を得るため、スクリューの駆動トルクを設定範囲にするよう、スクリュー回転数や供給圧力等を制御している。しかし、汚泥発生量が多い場合、汚泥が貯留された水槽の水位が上昇し、スクリューの駆動トルクを設定範囲にするような制御では、脱水機の汚泥処理が追い付かず、前段設備が停止する恐れがあり、汚泥供給量が不安定となった結果、所定の含水率や安定した汚泥処理量を得ることが困難であるという問題点がある。
【0005】
本発明の目的は、汚泥の発生量が変化した場合であっても、汚泥の安定した処理量と固液分離された脱水汚泥の含水率とを保持することができる汚泥処理システム、制御装置、汚泥処理方法およびプログラムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の汚泥処理システムは、
被処理汚泥が流入する水槽と、
前記水槽に貯留された前記被処理汚泥の界面の高さを測定する界面測定手段と、
前記被処理汚泥が前記水槽から流入する凝集槽と、
前記水槽から前記凝集槽へ前記被処理汚泥を供給する汚泥供給部と、
前記凝集槽に貯留された前記被処理汚泥に凝集剤を添加する添加装置と、
前記凝集剤が添加された汚泥を回転体によって圧搾する脱水装置と、
前記脱水装置の入口の被処理汚泥の性状を示す性状指標に基づいて、前記添加装置が添加する前記凝集剤の添加量を制御し、前記界面測定手段が測定した値に基づいて、前記汚泥供給部が供給する前記被処理汚泥の量と前記回転体の回転数との少なくとも一方を制御する制御装置とを有する。
【0007】
また、本発明の制御装置は、
脱水装置の入口の被処理汚泥の性状を示す性状指標を算出する指標算出部と、
前記性状指標に基づいて、添加装置が前記被処理汚泥に添加する凝集剤の添加量を制御する添加量制御部と、
水槽に貯留された被処理汚泥の界面の高さに基づいて、前記凝集剤が添加される被処理汚泥が貯留される凝集槽への前記水槽からの前記被処理汚泥の供給量を制御する汚泥供給量制御部と、
前記水槽に貯留された被処理汚泥の界面の高さに基づいて、前記凝集剤が添加された汚泥を圧搾する脱水装置に具備された回転体の回転数を制御する回転数制御部とを有する。
【0008】
また、本発明の汚泥処理方法は、
脱水装置の入口の被処理汚泥の性状を示す性状指標を算出する処理と、
前記性状指標に基づいて、添加装置が前記被処理汚泥に添加する凝集剤の添加量を制御する処理と、
水槽に貯留された被処理汚泥の界面の高さに基づいて、前記凝集剤が添加される被処理汚泥が貯留される凝集槽への前記水槽からの前記被処理汚泥の供給量を制御する処理と、
前記水槽に貯留された被処理汚泥の界面の高さに基づいて、前記凝集剤が添加された汚泥を圧搾する脱水装置に具備された回転体の回転数を制御する処理とを行う。
【0009】
また、本発明のプログラムは、
コンピュータに実行させるためのプログラムであって、
コンピュータに、
脱水装置の入口の被処理汚泥の性状を示す性状指標を算出する手順と、
前記性状指標に基づいて、添加装置が前記被処理汚泥に添加する凝集剤の添加量を制御する手順と、
水槽に貯留された被処理汚泥の界面の高さに基づいて、前記凝集剤が添加される被処理汚泥が貯留される凝集槽への前記水槽からの前記被処理汚泥の供給量を制御する手順と、
前記水槽に貯留された被処理汚泥の界面の高さに基づいて、前記凝集剤が添加された汚泥を圧搾する脱水装置に具備された回転体の回転数を制御する手順とを実行させる。
【発明の効果】
【0010】
本発明においては、汚泥の発生量が変化した場合であっても、汚泥の安定した処理量と固液分離された脱水汚泥の含水率とを保持することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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