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公開番号2024137252
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-07
出願番号2023048699
出願日2023-03-24
発明の名称光学装置および光学装置の製造方法
出願人古河電気工業株式会社
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類G02B 6/42 20060101AFI20240927BHJP(光学)
要約【課題】例えば、より簡素な構成によって光ファイバを所定経路で配索することができ、かつ光学装置を組み立てる際に複数の部材の間に光ファイバが挟まれるのを抑制することができるような、改善された新規な光学装置および当該光学装置の製造方法を得る。
【解決手段】光学装置は、例えば、第一方向と交差し当該第一方向を向いた第一面を有した筐体と、筐体と固定され、光を出力するかあるいは光が入力される光素子を有した光モジュールと、筐体と固定された光コネクタと、光モジュールと光コネクタとの間で延びた光ファイバであって、光素子と光学的に接続され、光モジュールと光コネクタとの間で光ファイバの中心軸回りにねじられるとともに、ねじられたことによって生じるねじりモーメントによって第一面上で当該第一面に近付く方向に向かう力が生じた第一区間を有した光ファイバと、を備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
第一方向と交差し当該第一方向を向いた第一面を有した筐体と、
前記筐体と固定され、光を出力するかあるいは光が入力される光素子を有した光モジュールと、
前記筐体と固定された光コネクタと、
前記光モジュールと前記光コネクタとの間で延びた光ファイバであって、前記光素子と光学的に接続され、前記光モジュールと前記光コネクタとの間で前記光ファイバの中心軸回りにねじられるとともに、ねじられたことによって生じるねじりモーメントによって前記第一面上で当該第一面に近付く方向に向かう力が生じた第一区間を有した光ファイバと、
を備えた光学装置。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
前記第一区間は、前記光モジュールおよび前記光コネクタのうち少なくとも一方に対して前記第一方向と交差した第二方向にずれて位置し、前記光ファイバのうち前記中心軸に対して前記第二方向にずれた部位が前記第一面に近付く方向に向かうねじりモーメントが生じた区間である、請求項1に記載の光学装置。
【請求項3】
前記光ファイバは、前記光モジュールから、前記光コネクタから遠ざかるように引き出され、前記第一方向と交差した第二方向に湾曲し、さらに前記光コネクタに近付く方向に湾曲し、前記第一面上で前記光モジュールに対して前記第二方向にずれた位置を通って前記光コネクタに向かうように配索され、
前記第一区間は、前記光ファイバのうち前記第一面上で前記光モジュールに対して前記第二方向にずれた位置を通る部位を含む、請求項1に記載の光学装置。
【請求項4】
前記筐体内の、前記光モジュールに対して前記光コネクタの反対側となる位置に、前記光ファイバの湾曲部分を収容する空間が設けられた、請求項3に記載の光学装置。
【請求項5】
前記空間において、前記光ファイバは、前記第一方向に沿う軸回りに1回転以上巻回された、請求項4に記載の光学装置。
【請求項6】
前記筐体は、前記第二方向の反対方向を向いた第二面を有し、
前記光ファイバのうち前記第一面上で前記光モジュールに対して前記第二方向にずれた位置を通る部位には、前記光ファイバの湾曲によって前記第二面上で当該第二面に近付く方向の力が生じた、請求項3に記載の光学装置。
【請求項7】
前記光モジュールは、前記第二方向を向き前記第二面と隙間をあけて面した第三面を有し、
前記光ファイバのうち前記第一面上で前記光モジュールに対して前記第二方向にずれた位置を通る部位は、前記第二面と前記第三面との間で配索された、請求項6に記載の光学装置。
【請求項8】
前記光ファイバとして、偏波保持ファイバを備えた、請求項1に記載の光学装置。
【請求項9】
前記光モジュールは、前記光素子として複数の光素子を有し、
前記光ファイバとして前記光素子のそれぞれと光学的に接続された複数の光ファイバを備え、
前記光コネクタと前記光モジュールとの間で前記複数の光ファイバが延びた、請求項1~8のうちいずれか一つに記載の光学装置。
【請求項10】
前記光ファイバは、それぞれ偏波保持ファイバであり、
前記複数の光ファイバの前記光モジュールとの接続部位は、前記第一方向と交差した第二方向に並び、
前記複数の光ファイバの前記光コネクタとの接続部位は、前記第二方向に並び、
前記光ファイバのそれぞれにおいて、前記光モジュールとの接続部位における前記第二方向と前記偏波保持ファイバの断面における遅軸方向との間の第一角度と、前記光コネクタとの接続部位における前記第二方向と前記遅軸方向との間の第二角度とが、異なる、請求項9に記載の光学装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、光学装置および光学装置の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
従来、筐体内に光ファイバが配索された光学装置が知られている(例えば、特許文献1)。特許文献1では、光ファイバを所定経路で配索するために、光ファイバをガイドするガイド構造が設けられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-184099号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
この種の光学装置において、例えば、より簡素な構成によって光ファイバを所定経路で配索することが可能となれば有益である。
【0005】
また、筐体が複数の部材を有し、光ファイバを一つの部材に取り付け、当該一つの部材と他の部材とを一体化する場合にあっては、筐体を組み立てる際に、当該一つの部材と他の部材との間に光ファイバが挟まれないようにする必要がある。
【0006】
そこで、本発明の課題の一つは、例えば、より簡素な構成によって光ファイバを所定経路で配索することができ、かつ光学装置を組み立てる際に複数の部材の間に光ファイバが挟まれるのを抑制することができるような、改善された新規な光学装置および光学装置の製造方法を得ること、である。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の光学装置は、例えば、第一方向と交差し当該第一方向を向いた第一面を有した筐体と、前記筐体と固定され、光を出力するかあるいは光が入力される光素子を有した光モジュールと、前記筐体と固定された光コネクタと、前記光モジュールと前記光コネクタとの間で延びた光ファイバであって、前記光素子と光学的に接続され、前記光モジュールと前記光コネクタとの間で前記光ファイバの中心軸回りにねじられるとともに、ねじられたことによって生じるねじりモーメントによって前記第一面上で当該第一面に近付く方向に向かう力が生じた第一区間を有した光ファイバと、を備える。
【0008】
前記光学装置では、前記第一区間は、前記光モジュールおよび前記光コネクタのうち少なくとも一方に対して前記第一方向と交差した第二方向にずれて位置し、前記光ファイバのうち前記中心軸に対して前記第二方向にずれた部位が前記第一面に近付く方向に向かうねじりモーメントが生じた区間であってもよい。
【0009】
前記光学装置では、前記光ファイバは、前記光モジュールから、前記光コネクタから遠ざかるように引き出され、前記第一方向と交差した第二方向に湾曲し、さらに前記光コネクタに近付く方向に湾曲し、前記第一面上で前記光モジュールに対して前記第二方向にずれた位置を通って前記光コネクタに向かうように配索され、前記第一区間は、前記光ファイバのうち前記第一面上で前記光モジュールに対して前記第二方向にずれた位置を通る部位を含んでもよい。
【0010】
前記光学装置では、前記筐体内の、前記光モジュールに対して前記光コネクタの反対側となる位置に、前記光ファイバの湾曲部分を収容する空間が設けられてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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