TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2024137199
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-07
出願番号2023048626
出願日2023-03-24
発明の名称結紮装置
出願人ブラザー工業株式会社
代理人個人,個人
主分類A61B 17/04 20060101AFI20240927BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】被結紮体を糸により安定的に結紮することが可能な結紮装置を提供する。
【解決手段】結紮装置1は、柱状の本体2Aと、本体2Aの長手方向の一端に設けられ、被結紮体を保持する保持部3と、本体2A内に少なくとも一部分が配置され、一部分が本体2Aの長手方向の他端に向けて移動することによって、保持部3に保持された被結紮体を結紮する糸を本体2A内に引き込む引込体と、本体2Aの長手方向の他端に接続され、引込体を長手方向に沿って移動させる駆動モータMmを少なくとも有する駆動機構7と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
柱状の本体と、
前記本体の長手方向の一端に設けられ、被結紮体を保持する保持部と、
前記本体内に少なくとも一部分が配置され、前記一部分が前記本体の前記長手方向の他端に向けて移動することによって、前記保持部に保持された前記被結紮体を結紮する糸を前記本体内に引き込む引込体と、
前記本体の前記長手方向の他端に接続され、前記引込体を前記長手方向に沿って移動させる第1モータを少なくとも有する駆動機構と、
を備えたことを特徴とする結紮装置。
続きを表示(約 2,500 文字)【請求項2】
前記引込体は、前記糸を引っ掛けるフックを先端に有するフック体を備えた1又は複数の引込部材を有し、
前記駆動機構は、前記引込部材毎に設けられ、
前記第1モータにより回転する第1ねじ軸と、
前記フック体の基端を支持するフック支持部と、
を更に備え、
前記フック支持部は、
前記第1ねじ軸に噛み合い、前記第1ねじ軸の回転により前記長手方向に移動する第1ナット部を含み、
前記第1ナット部の移動に応じて前記長手方向に移動する
ことを特徴とする請求項1に記載の結紮装置。
【請求項3】
前記引込部材は、前記フックとの間で前記フックに引っ掛けられた前記糸を押さえるワイヤを有し、
前記駆動機構は、
前記フック体に対して前記ワイヤを前記長手方向に相対移動させる移動機構を更に備えたことを特徴とする請求項2に記載の結紮装置。
【請求項4】
前記移動機構は、
第1補助モータと、
前記第1ねじ軸と平行に配置され、前記第1補助モータにより回転する第1補助軸と、
前記第1補助軸の回転により回転する第1主ギヤと、
前記第1主ギヤに噛み合い、前記第1主ギヤの回転により回転する第1従ギヤと、
前記ワイヤの基端に接続し、前記第1従ギヤの回転運動を直線運動に変換して前記ワイヤを前記長手方向に移動させる第1変換部と
を備えたことを特徴とする請求項3に記載の結紮装置。
【請求項5】
前記フック支持部は、
前記第1ナット部を含む第1回転体と、
前記第1回転体に連結し、前記ワイヤの基端が接続されるワイヤ接続部と、
前記第1回転体を支持し、前記フック体の基端が接続される第1回転体支持部と、
を含み、
前記第1回転体支持部に対して前記第1回転体が回転不能な状態で、前記第1ねじ軸の回転により前記第1回転体が前記長手方向に移動することに応じ、前記第1回転体支持部及び前記ワイヤ接続部が前記長手方向に移動し、
前記移動機構は、
前記第1回転体支持部に対して前記第1回転体が回転可能な状態に切り替える第1切替部と、
前記第1回転体に設けられ、前記第1切替部により前記第1回転体支持部に対して前記第1回転体が回転可能な状態で、前記第1ねじ軸の回転に応じて回転する前記第1回転体の回転運動を直線運動に変換して前記ワイヤを前記長手方向に移動させる第2変換部と、
を備えたことを特徴とする請求項3に記載の結紮装置。
【請求項6】
前記引込体は、第1引込部材及び第2引込部材を少なくとも有し、
前記第1引込部材の前記フック体の基端を支持する第1フック支持部と、前記第2引込部材の前記フック体の基端を支持する第2フック支持部とのそれぞれの前記長手方向と直交する直交方向の位置が互いに相違することを特徴とする請求項2に記載の結紮装置。
【請求項7】
前記引込部材により引き込まれた前記糸にループを形成する形成部と、
筒状を有し、内部に前記引込部材が配置され、前記長手方向の一端に向けて移動することによって、前記形成部により形成された前記ループを押し出すノットプッシャと、
を更に備え、
前記駆動機構は、
第2モータと、
前記第2モータにより回転する第2ねじ軸と、
前記ノットプッシャの基端を支持するプッシャ支持部と、
を更に備え、
前記プッシャ支持部は、
前記第2ねじ軸に噛み合い、前記第2ねじ軸の回転により前記長手方向に移動する第2ナット部を含み、
前記第2ナット部の移動に応じて前記長手方向に移動する
ことを特徴とする請求項2から6の何れかに記載の結紮装置。
【請求項8】
前記駆動機構は、
前記ノットプッシャの中心を通って前記長手方向に延びる回転軸を中心として前記ノットプッシャを回転させる回転機構を更に備え、
前記回転機構は、
第2補助モータと、
前記第2ねじ軸と平行に配置され、前記第2補助モータにより回転する第2補助軸と、
前記第2補助軸の回転により回転する第2主ギヤと、
前記第2主ギヤに噛み合い、前記第2主ギヤの回転により回転する第2従ギヤと
を備え、
前記ノットプッシャの基端に前記第2従ギヤが接続したことを特徴とする請求項7に記載の結紮装置。
【請求項9】
前記駆動機構は、
前記ノットプッシャの中心を通って前記長手方向に延びる回転軸を中心として前記ノットプッシャを回転させる回転機構を更に備え、
前記プッシャ支持部は、
前記第2ナット部を含む第2回転体と、
前記第2回転体に連結し、前記ノットプッシャの基端が接続されるプッシャ接続部と、
前記第2回転体を支持する第2回転体支持部と、
を含み、
前記第2回転体支持部に対して前記第2回転体が回転不能な状態で、前記第2ねじ軸の回転により前記第2回転体が前記長手方向に移動することに応じ、前記プッシャ接続部が前記長手方向に移動し、
前記回転機構は、
前記第2回転体支持部に対して前記第2回転体が回転可能な状態に切り替える第2切替部と、
前記第2切替部により前記第2回転体支持部に対して前記第2回転体が回転可能な状態で、前記第2ねじ軸の回転に応じて回転する前記第2回転体の動力を前記ノットプッシャに伝達し、前記ノットプッシャを回転させる伝達部と、
を備えたことを特徴とする請求項7に記載の結紮装置。
【請求項10】
前記フック支持部のうち、前記フック体の基端が接続する位置と、前記プッシャ支持部のうち前記ノットプッシャの基端が接続する位置とが、前記長手方向に重なることを特徴とする請求項7に記載の結紮装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、被結紮体を糸により結紮する結紮装置に関する。
続きを表示(約 2,900 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1は、体内の被結紮体を糸により結紮する結紮デバイスを開示する。結紮デバイスは、第1延出可能部材、前進部材、第2延出可能部材、及び補足部材を有する。第1延出可能部材及び第2延出可能部材は、それぞれ管腔を有する。前進部材は、糸が取り付けられたループを先端に保持する。前進部材は、第1延出可能部材の管腔に配置され、第1延出可能部材の管腔に沿って移動可能である。補足部材は、補足部分を先端に有する。補足部材は、第2延出可能部材の管腔に配置され、第2延出可能部材の管腔に沿って移動可能である。第1延出可能部材、前進部材、第2延出可能部材、及び補足部材を移動させるための操作は、操作者により手動で行われる。
【0003】
結紮デバイスを用いて被結紮体を糸により結紮する方法は、次の通りである。操作者の操作に応じ、第1延出可能部材及び第2延出可能部材は被結紮体に向けて移動する。第1延出可能部材及び第2延出可能部材のそれぞれの先端が被結紮体の奥側まで移動した後、第1延出可能部材及び第2延出可能部材は停止する。次に、操作者の操作に応じ、前進部材及び補足部材が移動する。前進部材の先端に保持されたループは、第1延出可能部材の先端から突出する。補足部材の先端に設けられた補足部分は、第2延出可能部材の先端から突出する。補足部分はループを補足する。次に、操作者の操作に応じ、前進部材及び補足部材は手前側に移動する。補足部分により補足されたループは、前進部材から離脱する。被結紮体の周囲は、糸により囲まれた状態となる。これにより、被結紮体を糸により結紮することが可能となる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特表2004-513702号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
結紮デバイスにおいて、被結紮体を糸により結紮するための操作は、操作者が手動で行う。従って、操作にばらつきが生じることにより、被結紮体を安定的に結紮できない場合がある。
【0006】
本発明の目的は、被結紮体を糸により安定的に結紮することが可能な結紮装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明に係る結紮装置は、柱状の本体と、前記本体の長手方向の一端に設けられ、被結紮体を保持する保持部と、前記本体内に少なくとも一部分が配置され、前記一部分が前記本体の前記長手方向の他端に向けて移動することによって、前記保持部に保持された前記被結紮体を結紮する糸を前記本体内に引き込む引込体と、前記本体の前記長手方向の他端に接続され、前記引込体を前記長手方向に沿って移動させる第1モータを少なくとも有する駆動機構と、を備えたことを特徴とする。
【0008】
結紮装置は、被結紮体を結紮する糸を引込体により本体内に引き込み、被結紮体を結紮する。結紮装置は、引込体を第1モータにより駆動することで、被結紮体を結紮するために糸を本体内に引き込む動作を安定的に行うことができる。従って、結紮装置は、被結紮体を糸により安定的に結紮できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
結紮装置1の斜視図である。
図1のII-II線を矢印方向から視た断面図である。
図1のIII-III線を矢印方向から視た断面図である。
図1のIV-IV線を矢印方向から視た断面図である。
形成部2Bの斜視図である。
引込体4、ノットプッシャ5、及び駆動ユニット7の斜視図である。
引込体4、ノットプッシャ5、及び駆動ユニット7の側面図である。
駆動ユニット7の背面図である。
第1引込部材4A及び第1駆動機構7Aの斜視図である。
第1フック支持部70Aの分解斜視図である。
図9のXI-XI線を矢印方向から視た断面図である。
第2引込部材4B及び第2駆動機構7Bの斜視図である。
第2フック支持部70Bの分解斜視図である。
図12のXIV-XIV線を矢印方向から視た断面図である。
ノットプッシャ5及び第3駆動機構7Cの斜視図である。
プッシャ支持部70Cの分解斜視図である。
送り部6の斜視図である。
結紮工程の第1工程を示す図である。
結紮工程の第2工程を示す図である。
結紮工程の第3工程を示す図である。
結紮工程の第4工程を示す図である。
結紮工程の第5工程を示す図である。
結紮工程の第6工程を示す図である。
結紮工程の第7工程を示す図である。
結紮工程の第8工程を示す図である。
結紮工程の第9工程を示す図である。
結紮工程の第10工程を示す図である。
糸Tが巻かれた被結紮体Sの状態を示す図である。
結紮工程の第11工程を示す図である。
糸Tが巻かれた被結紮体Sの状態を示す図である。
結紮工程の第12工程を示す図である。
結紮工程の第13工程を示す図である。
結紮工程の第14工程を示す図である。
再配置工程の第1工程を示す図である。
再配置工程の第2工程を示す図である。
再配置工程の第3工程を示す図である。
再配置工程の第4工程を示す図である。
再配置工程の第5工程を示す図である。
再配置工程の第6工程を示す図である。
再配置工程の第7工程を示す図である。
第1引込部材4A及び第1駆動機構8Aの斜視図である。
第1引込部材4A及び第1駆動機構8Aの平面図である。
第1フック支持部80の分解斜視図である。
ノットプッシャ5及び第3駆動機構8Cの斜視図である。
ノットプッシャ5及び第3駆動機構8Cの平面図である。
プッシャ支持部85の分解斜視図である。
第2回転体86の側面図である。
第1駆動機構8Aの動作を説明する説明図である。
第1駆動機構8Aの動作を説明する説明図である。
第3駆動機構8Cの動作を説明する説明図である。
第3駆動機構8Cの動作を説明する説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本発明に係る結紮装置1の一実施形態について、図面を参照して説明する。参照する図面は、本発明が採用しうる技術的特徴を説明するために用いられるものである。記載されている装置の構成等は、それのみに限定する趣旨ではなく、単なる説明例である。図1の上方、下方、左下方、右上方、右下方、及び左上方が、それぞれ、結紮装置1の上方、下方、前方、後方、左方、及び右方である。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

個人
錠剤撒き器
1か月前
個人
穿刺補助具
3か月前
個人
男性用下着
3か月前
個人
鼻腔拡張具
1か月前
個人
挟圧手工爪矯正具
1か月前
株式会社コロナ
脱臭機
1か月前
個人
排便漏れ予防装具
3か月前
個人
口腔ケア用歯ブラシ
1か月前
個人
マウスピース
3か月前
個人
血管硬化度算出方法
3日前
株式会社ダリヤ
皮膚洗浄剤
1か月前
株式会社ニデック
眼科装置
10日前
株式会社ニデック
眼科装置
1か月前
株式会社ニデック
眼科装置
1か月前
株式会社ファンケル
化粧料
14日前
個人
圧排器具
3か月前
株式会社ニデック
OCT装置
2か月前
クラシエ株式会社
香料組成物
3か月前
株式会社ノエビア
皮膚外用剤
1か月前
株式会社ニデック
SLO装置
2か月前
株式会社東洋新薬
経口組成物
1か月前
株式会社コーセー
水系化粧料
3か月前
株式会社TAT
冷却具
2か月前
株式会社トクヤマ
唇用化粧料
3か月前
株式会社東洋新薬
皮膚外用剤
14日前
株式会社東洋新薬
皮膚外用剤
14日前
株式会社コーセー
水系組成物
3か月前
個人
バックモールロボット。
13日前
株式会社ダリヤ
染毛剤組成物
1か月前
株式会社コーセー
香料組成物
3か月前
個人
色調採得支援方法
4か月前
共栄化学工業株式会社
化粧料
5日前
池田食研株式会社
肌質改善剤
3か月前
大正製薬株式会社
外用組成物
3か月前
株式会社八光
分岐管コネクタ
4か月前
日本精化株式会社
乳化剤組成物
24日前
続きを見る