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公開番号2024134658
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-04
出願番号2023044967
出願日2023-03-22
発明の名称吹出口装置
出願人日本プラスト株式会社,本田技研工業株式会社
代理人個人,個人
主分類B60H 1/34 20060101AFI20240927BHJP(車両一般)
要約【課題】コンパクト化が可能であるとともに、レイアウトの自由度を向上できる吹出口装置を提供する。
【解決手段】吹出口装置1は、内部に通気路5を区画するとともに、吹出口を形成するケース体3と、ケース体3にて通気路5に回動可能に配置され、回動に応じて通気路5を開閉可能な遮蔽体15と、遮蔽体15の回動方向と異なる方向に回動操作可能な操作部21と、互いに異なる動作をする複数のリンク部材を有し、操作部21の動作に遮蔽体15を連動させるリンク機構22と、を備える。リンク機構22は、通気路5の外部に配置され、一のリンク部材の動作を他のリンク部材の動作に変換することで回動軸線が異なる操作部21と遮蔽体15とを連動させて回動させる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
内部に通気路を区画するとともに、吹出口を形成するケース体と、
このケース体にて前記通気路に回動可能に配置され、回動に応じて前記通気路を開閉可能な遮蔽体と、
この遮蔽体の回動方向と異なる方向に回動操作可能な操作部と、
互いに異なる動作をする複数のリンク部材を有し、前記操作部の動作に前記遮蔽体を連動させるリンク機構と、を備え、
前記リンク機構は、前記通気路の外部に配置され、一の前記リンク部材の動作を他の前記リンク部材の動作に変換することで回動軸線が異なる前記操作部と前記遮蔽体とを連動させて回動させる
ことを特徴とする吹出口装置。
続きを表示(約 190 文字)【請求項2】
リンク機構は、
操作部側と接続される第一リンク部材と、
遮蔽体側と接続される第二リンク部材と、を有し、
前記第一リンク部材は、前記操作部の回動に伴い円弧状に回動するように動作し、
前記第二リンク部材は、前記第一リンク部材の動作に伴い前記遮蔽体の回動軸線と交差する方向にスライドする
ことを特徴とする請求項1記載の吹出口装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、回動に応じて通気路を開閉可能な遮蔽体を備える吹出口装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来、自動車などの車両に用いられる空調装置において、吹出口に配置される吹出口装置がある。吹出口装置は、例えばインストルメントパネルやセンタコンソール部などの車両の各部に設置されて、冷暖房による快適性能の向上に寄与している。
【0003】
このような吹出口装置において、吹出口に位置する前側のフィンと、それと直交する回動軸を有する後側のフィンと、後側のフィンの後側にあって各フィンと直交する回動軸を有するダンパ装置と、を備え、前側のフィンに設けた操作ノブを軸回りに回転させると、回転力が歯車に伝達してダンパ装置が回動することで通気路を開閉する風向調整装置が知られている(例えば、特許文献1参照。)。この構成では、一つの操作ノブによって、前側のフィンと、後側のフィンと、ダンパ装置と、の三つの部材を操作でき、吹出口の開口面積を確保しつつ、コンパクト化(薄型化)を図ることが可能となっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2017-159876号公報 (第8-14頁、図5-12)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上述の吹出口装置の場合、前側のフィンに設けた操作ノブを利用することから、レイアウト上、操作ノブが吹出口に位置することとなる。そのため、吹出口からの送風を操作ノブによって妨げないように、吹出口の小型化に限度があった。
【0006】
本発明は、このような点に鑑みなされたもので、コンパクト化が可能であるとともに、レイアウトの自由度を向上できる吹出口装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
請求項1記載の吹出口装置は、内部に通気路を区画するとともに、吹出口を形成するケース体と、このケース体にて前記通気路に回動可能に配置され、回動に応じて前記通気路を開閉可能な遮蔽体と、この遮蔽体の回動方向と異なる方向に回動操作可能な操作部と、互いに異なる動作をする複数のリンク部材を有し、前記操作部の動作に前記遮蔽体を連動させるリンク機構と、を備え、前記リンク機構は、前記通気路の外部に配置され、一の前記リンク部材の動作を他の前記リンク部材の動作に変換することで回動軸線が異なる前記操作部と前記遮蔽体とを連動させて回動させるものである。
【0008】
請求項2記載の吹出口装置は、請求項1記載の吹出口装置において、リンク機構は、操作部側と接続される第一リンク部材と、遮蔽体側と接続される第二リンク部材と、を有し、前記第一リンク部材は、前記操作部の回動に伴い円弧状に回動するように動作し、前記第二リンク部材は、前記第一リンク部材の動作に伴い前記遮蔽体の回動軸線と交差する方向にスライドするものである。
【発明の効果】
【0009】
請求項1記載の吹出口装置によれば、操作部を吹出口に配置したり、操作部の回動軸線上に遮蔽体の回動軸線を設定したりする必要がなく、コンパクト化と、レイアウトの自由度の向上と、の両立を図ることができる。
【0010】
請求項2記載の吹出口装置によれば、請求項1記載の吹出口装置の効果に加えて、操作部の回動操作に伴い、第一リンク部材及び第二リンク部材を連動させて遮蔽体を回動させるリンク機構を簡素に構成できる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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