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公開番号2024134423
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-03
出願番号2023044721
出願日2023-03-20
発明の名称記録装置、記録装置の制御方法、及びプログラム
出願人キヤノン株式会社
代理人弁理士法人谷・阿部特許事務所
主分類B41J 2/21 20060101AFI20240926BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】カラーインクの濃度が異なる複数の画像領域の境界近傍で、滲みの発生を抑制する。
【解決手段】本発明の一実施形態は、カラーインクと、カラーインクと反応させるための反応液とを吐出する記録ヘッドと、反応液の付与量を制御する付与量制御手段と、を有する記録装置であって、前記付与量制御手段は、画素ごとの反応液付与量を表す画像データについて、前記画素ごとに滲み度合いを推定し、前記推定した滲み度合いに応じて、カラーインクの濃度が異なる複数の画像領域の境界近傍で、相対的に濃度が高い高濃度領域に適用される反応液付与量に基づき、相対的に濃度が低い低濃度領域に適用される反応液付与量を増やす処理を実行する、ことを特徴とする記録装置である。
【選択図】図8
特許請求の範囲【請求項1】
カラーインクと、カラーインクと反応させるための反応液とを吐出する記録ヘッドと、
反応液の付与量を制御する付与量制御手段と、
を有する記録装置であって、
前記付与量制御手段は、
画素ごとの反応液付与量を表す画像データについて、前記画素ごとに滲み度合いを推定し、
前記推定した滲み度合いに応じて、カラーインクの濃度が異なる複数の画像領域の境界近傍で、相対的に濃度が高い高濃度領域に適用される反応液付与量に基づき、相対的に濃度が低い低濃度領域に適用される反応液付与量を増やす処理を実行する、
ことを特徴とする記録装置。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
入力された画像データに対する色変換処理を行うことで、画素ごとのカラーインクの付与量を示すカラーインク付与量データを作成する色変換手段を更に有し、
前記色変換手段は、前記カラーインク付与量データに基づき、画素ごとの反応液の付与量を示す第1反応液付与量データを作成し、当該作成した前記第1反応液付与量データを、前記付与量制御手段に送る、
請求項1に記載の記録装置。
【請求項3】
前記付与量制御手段は、前記第1反応液付与量データを用い、注目画素の付与量と、前記注目画素の周辺画素の付与量とに基づいて、前記注目画素の前記滲み度合いを推定する、
請求項2に記載の記録装置。
【請求項4】
前記付与量制御手段は、前記第1反応液付与量データにおける前記注目画素の付与量を、前記周辺画素の付与量のうち最も高い値で置き換えることで、第2反応液付与量データを作成する、
請求項3に記載の記録装置。
【請求項5】
前記付与量制御手段は、前記第1反応液付与量データのうち、検出対象領域として、前記注目画素を中心とする所定サイズの領域に含まれる画素から成る画像データを取得する、
請求項3に記載の記録装置。
【請求項6】
前記検出対象領域の前記所定サイズは、ボールドさせたい画素数に基づいて設定される、
請求項5に記載の記録装置。
【請求項7】
前記付与量制御手段は、前記所定サイズの画像データを構成する各画素に対して2値化処理を行い、各画素が2値で表現された2値画像を取得する、
請求項5に記載の記録装置。
【請求項8】
前記2値化処理を2つの閾値を用いて行い、前記2値画像を2つ取得し、
前記取得した2値画像をマージする、
請求項7に記載の記録装置。
【請求項9】
前記付与量制御手段は、前記2値画像を用いて、前記注目画素を含むラインに対するパターンマッチング処理を行う、
請求項7に記載の記録装置。
【請求項10】
前記付与量制御手段は、エッジ抽出フィルタ又はぼかしフィルタを利用して、前記滲み度合いを推定する、
請求項1乃至9の何れか1項に記載の記録装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、記録装置、記録装置の制御方法、及びプログラムに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
記録ヘッドから記録媒体に向けてインクを吐出することで、当該記録媒体上に画像を記録するインクジェット記録装置が知られている。近年、このようなインクジェット記録装置を用いて、様々な用途の記録物を出力するようになり、当該インクジェット記録装置において、用途に応じた様々な種類のインクが使用されるようになった。
【0003】
インクジェット記録装置で画像を記録するとき、記録媒体上に付与された後にカラーインク滴が接触して互いに引き寄せ合い、カラーインク滴間で滲み(ブリード)が生じ、画質が低下することがある。滲みの発生を抑制するために、カラーインクに含まれる色材と反応する反応液インクを用いることが有効である。記録媒体上でカラーインクと反応液インクとを接触させることで、カラーインクに含まれる色材の凝集等が引き起こされるので、それにより滲みの発生を抑制できる。
【0004】
但し、色材を凝集させるために必要な量より多く反応液インクが付与された場合、色材の過凝集が生じ、得られる記録物の光沢が低下してしまう可能性がある。そのため、反応液インクの付与量を適切に設定する必要がある。例えば、カラーインクの付与量に基づいて、反応液インクの付与量を設定する。
【0005】
このような場合に、カラーインクと反応液インクとの少なくとも一方の着弾位置がずれると、予め設定された反応液インクの付与量より少ない量の反応液インクが付与される可能性がある。そのような付与がなされた領域では、滲みによって画質が低下してしまう。
【0006】
特許文献1は、滲みの発生を抑制する技術として、画像領域と非画像領域(紙白)との境界において、反応液を多く付与することが開示されている。詳しくは、このような境界において、カラーインク滴の滴量が反応液インク滴の滴量未満となるか、またはカラーインク滴のドット径が反応液インク滴のドット径未満となるように、カラーインク滴及び反応液インク滴を吐出する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開2006-346931号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
しかしながら、特許文献1では、カラーインクの濃度が異なる複数の画像領域の境界で発生し得る滲みの問題を解決できない。
【0009】
そこで本開示は、カラーインクの濃度が異なる複数の画像領域の境界近傍で、滲みの発生を抑制することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明の一実施形態は、カラーインクと、カラーインクと反応させるための反応液とを吐出する記録ヘッドと、反応液の付与量を制御する付与量制御手段と、を有する記録装置であって、前記付与量制御手段は、画素ごとの反応液付与量を表す画像データについて、前記画素ごとに滲み度合いを推定し、前記推定した滲み度合いに応じて、カラーインクの濃度が異なる複数の画像領域の境界近傍で、相対的に濃度が高い高濃度領域に適用される反応液付与量に基づき、相対的に濃度が低い低濃度領域に適用される反応液付与量を増やす処理を実行する、ことを特徴とする記録装置である。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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