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公開番号2024134390
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-03
出願番号2023044660
出願日2023-03-20
発明の名称新規なビニル系重合体
出願人株式会社カネカ
代理人弁理士法人 HARAKENZO WORLD PATENT & TRADEMARK
主分類C08F 8/30 20060101AFI20240926BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約【課題】新規な末端変性ビニル系重合体を提供する。
【解決手段】下記一般式(1)で表される末端構造を1つ以上有する、末端変性ビニル系重合体。
【化1】
<com:Image com:imageContentCategory="Drawing"> <com:ImageFormatCategory>JPEG</com:ImageFormatCategory> <com:FileName>2024134390000027.jpg</com:FileName> <com:HeightMeasure com:measureUnitCode="Mm">31</com:HeightMeasure> <com:WidthMeasure com:measureUnitCode="Mm">142</com:WidthMeasure> </com:Image> 【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
下記一般式(1)で表される末端構造を1つ以上有する、末端変性ビニル系重合体:
TIFF
2024134390000019.tif
34
170
式(1)中、


は、-O-、-O(CO)-、-NH-、-N(CH

)-または-N(CH

CH

)-であり;


は、炭素数が1~8個の3価の基であり、ヘテロ原子を有していてもよく;


は、単結合または炭素数が1~8個の2価の基であり、ヘテロ原子を有していてもよく;


およびR

は、それぞれ独立に、水素、メチル基またはエチル基であり;
nは、2であり;
2個ずつ存在するR

、R

およびR

の構造は、それぞれ同じであっても異なっていてもよく;
一般式(1)で示す末端構造が2つ以上あるとき、当該末端構造は、それぞれ同じであっても異なっていてもよい。
続きを表示(約 2,400 文字)【請求項2】


は3価のアルキル、ヘテロアルキル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリールまたはヘテロアリールであり、


は、2価のアルキル、ヘテロアルキル、シクロアルキル、ヘテロシクロアルキル、アリールまたはヘテロアリールである、請求項1に記載の末端変性ビニル系重合体。
【請求項3】


の炭素数は、1~6個であり、


の炭素数は、0~2個であり、


およびR

は、いずれも水素である、請求項1に記載の末端変性ビニル系重合体。
【請求項4】
上記一般式(1)で表される末端構造は、以下の式(i)~(iii)から選択されるいずれかの構造を有する、請求項1に記載の末端変性ビニル系重合体。
TIFF
2024134390000020.tif
141
170
【請求項5】
上記末端変性ビニル系重合体は、線状重合体であり、
上記線状重合体の一方または両方の末端が上記一般式(1)で表される末端構造を有する、請求項1に記載の末端変性ビニル系重合体。
【請求項6】
上記末端変性ビニル系重合体の主鎖は、ポリ(メタ)アクリレートまたはポリイソブチレンを主成分とする、請求項1に記載の末端変性ビニル系重合体。
【請求項7】
上記末端変性ビニル系重合体は、サイズ排除クロマトグラフィー法によって測定したときに、
ポリスチレン換算数平均分子量が500~600,000であり、かつ、分子量分布が1.8以下である、請求項1に記載の末端変性ビニル系重合体。
【請求項8】
請求項1~7のいずれか1項に記載の末端変性ビニル系重合体を含む、界面活性剤。
【請求項9】
下記一般式(1)で表される末端構造を1つ以上有している末端変性ビニル系重合体の製造方法であって、
ビニル系重合体の末端に位置するハロゲン基と、下記一般式(2a)で表される化合物とを反応させる工程を有する、製造方法:
TIFF
2024134390000021.tif
34
170
TIFF
2024134390000022.tif
34
170
式(1)および式(2a)中、
Xは、-OH、-COOH、-NH

、-N(CH

)Hもしくは-N(CH

CH

)H、または、これらの塩であり;


は、-O-、-O(CO)-、-NH-、-N(CH

)-または-N(CH

CH

)-であり;


は、炭素数が1~8個の3価の基であり、ヘテロ原子を有していてもよく;


は、単結合または炭素数が1~8個の2価の基であり、ヘテロ原子を有していてもよく;


およびR

は、それぞれ独立に、水素、メチル基またはエチル基であり;
nは2であり;
式(1)および式(2a)において2個ずつ存在するR

、R

およびR

の構造は、それぞれ同じであっても異なっていてもよく;
一般式(1)で示す末端構造が2つ以上あるとき、当該末端構造は、それぞれ同じであっても異なっていてもよい。
【請求項10】
下記一般式(1)で表される末端構造を1つ以上有している末端変性ビニル系重合体の製造方法であって、
ビニル系重合体の末端に位置するハロゲン基と、下記一般式(2b)で表される化合物とを反応させる工程と、
得られた反応物を還元する工程と、
を有する、製造方法:
TIFF
2024134390000023.tif
34
170
TIFF
2024134390000024.tif
15
170
式(1)および式(2b)中、
Xは、-OH、-COOH、-NH

、-N(CH

)Hもしくは-N(CH

CH

)H、または、これらの塩であり;


は、-O-、-O(CO)-、-NH-、-N(CH

)-または-N(CH

CH

)-であり;


は、炭素数が1~8個の3価の基であり、ヘテロ原子を有していてもよく;


は、単結合または炭素数が1~8個の2価の基であり、ヘテロ原子を有していてもよく;


およびR

は、それぞれ独立に、水素、メチル基またはエチル基であり;
nは2であり;
式(1)および式(2b)において2個ずつ存在するR

、R

およびR

の構造は、それぞれ同じであっても異なっていてもよく;
一般式(1)で示す末端構造が2つ以上あるとき、当該末端構造は、それぞれ同じであっても異なっていてもよい。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、新規なビニル系重合体に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
ビニル系重合体は、耐候性、耐熱性、耐油性、透明性等を有するため、様々な用途に用いられている。
【0003】
ビニル系重合体の分子末端および/または側鎖に官能基を導入(変性)してなる変性ビニル系重合体は、導入した官能基の種類に応じて、種々の物性を有し得ることが知られている。
【0004】
上記のような変性ビニル系重合体は、当該変性ビニル系重合体が有する物性に応じて、種々の用途に使用されている。例えば、特許文献1および2には、変性ビニル系重合体を含む硬化性組成物が開示されており、特許文献3には変性ビニル系重合体を含む界面活性剤が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2000-119334号
特開2011-074326号
特開昭63-012602号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
変性ビニル系重合体およびその利用に関する技術には、いまだ開発の余地が多くあり、従来知られていない機能あるいは物性を有する新規な変性ビニル系重合体の開発が期待されている。
【0007】
上記のような状況にあって、本発明の一態様は、界面活性剤およびポリマー改質用マクロモノマー等に利用できる、新規な末端変性ビニル系重合体を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の一態様に係る末端変性ビニル系重合体は、下記一般式(1)で表される末端構造を1つ以上有する:
【0009】
JPEG
2024134390000001.jpg
32
139
【0010】
式(1)中、


は、-O-、-O(CO)-、-NH-、-N(CH

)-または-N(CH

CH

)-であり;


は、炭素数が1~8個の3価の基であり、ヘテロ原子を有していてもよく;


は、単結合または炭素数が1~8個の2価の基であり、ヘテロ原子を有していてもよく;


およびR

は、それぞれ独立に、水素、メチル基またはエチル基であり;
nは、2であり;
2個ずつ存在するR

、R

およびR

の構造は、それぞれ同じであっても異なっていてもよく;
一般式(1)で示す末端構造が2つ以上あるとき、当該末端構造は、それぞれ同じであっても異なっていてもよい。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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