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公開番号
2024134297
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-03
出願番号
2023044526
出願日
2023-03-20
発明の名称
ハイブリッド車両のエンジン暖機制御装置
出願人
マツダ株式会社
代理人
弁理士法人前田特許事務所
主分類
B60W
20/16 20160101AFI20240926BHJP(車両一般)
要約
【課題】車速に応じて回転数を切替可能なエンジンを有するハイブリッド車両において、運転者に違和感を与えにくくする。
【解決手段】PCM60は、排気触媒36を暖機状態にするための暖機運転において、車速に応じて設定されかつそれぞれ異なる回転数に設定された複数の回転数領域のうち、現在の車速が属する回転数領域に設定された回転数となるように、エンジン6の回転数を設定する。各回転数領域に設定された回転数は、車両1の車速が高いときの方が、車両1の車速が低いときと比べて高回転に設定されており、減速運転時において一の回転数領域と他の回転数領域とを切り替える車速は、加速運転時において当該一の回転数領域と当該他の回転数領域とを切り替える車速と比較して低く設定されている。
【選択図】図7
特許請求の範囲
【請求項1】
ハイブリッド車両のエンジン暖機制御装置であって、
前記車両の駆動源としての駆動用モータと、
前記駆動用モータに供給する電力が蓄積されたバッテリと、
発電電力を前記駆動用モータ又は前記バッテリに供給するジェネレータと、
前記ジェネレータを作動させるエンジンと、
前記エンジンに設けられ、排気ガスを浄化する排気触媒と、
前記駆動用モータ、前記ジェネレータ、及び前記エンジンを制御するコントローラと、を備え、
前記コントローラは、
排気触媒が暖機状態であるか未暖機状態であるかを判定し、
前記エンジンの作動要求がありかつ前記排気触媒が前記未暖機状態であるときに、前記排気触媒を前記暖機状態にするための暖機運転を実行し、
前記暖機運転において、車速に応じて設定されかつそれぞれ異なる回転数に設定された複数の回転数領域のうち、現在の車速が属する回転数領域に設定された回転数となるように、前記エンジンの回転数を設定する、
ように構成され、
前記各回転数領域に設定された回転数は、前記車両の車速が高いときの方が、前記車両の車速が低いときと比べて高回転に設定されており、
車速を減少させる減速運転時において一の回転数領域と他の回転数領域とを切り替える減速時切替車速は、車速を増加させる加速運転時において当該一の回転数領域と当該他の回転数領域とを切り替える加速時切替車速と比較して低く設定されていることを特徴とするハイブリッド車両のエンジン暖機制御装置。
続きを表示(約 1,300 文字)
【請求項2】
請求項1に記載のハイブリッド車両のエンジン暖機制御装置において、
前記コントローラは、前記暖機運転において、車速が、前記減速時切替車速以上でかつ前記加速時切替車速未満の状態で、前記加速運転と前記減速運転とが切り替えられたときには、前記エンジンの回転数を切り替えずに現在の回転数を維持することを特徴とするハイブリッド車両のエンジン暖機制御装置。
【請求項3】
請求項1に記載のハイブリッド車両のエンジン暖機制御装置において、
前記加速時切替車速は、前記バッテリのSOCが低いときには該バッテリのSOCが高いときと比較して低く設定されていることを特徴とするハイブリッド車両のエンジン暖機制御装置。
【請求項4】
請求項1に記載のハイブリッド車両のエンジン暖機制御装置において、
前記加速時切替車速は、前記バッテリの温度が低いときには該バッテリの温度が高いときと比較して低く設定されていることを特徴とするハイブリッド車両のエンジン暖機制御装置。
【請求項5】
請求項1~4のいずれか1つに記載のハイブリッド車両のエンジン暖機制御装置において、
前記加速運転時における前記回転数領域は、相対的に回転数が高い高回転数領域と、該高回転数領域の回転数よりも低い回転数に設定された低回転数領域とを含み、
前記高回転数領域への前記加速時切替車速は、前記低回転数領域への前記加速時切替車速よりも低く、
前記コントローラは、前記加速運転時において、前記バッテリのSOCが高くかつ該バッテリの温度が高い高出力状態のときには、車速が前記高回転数領域に属した時から前記暖機運転を実行すべく前記エンジンを始動させる一方で、前記バッテリのSOCが低くかつ該バッテリの温度が低い前記低出力状態のときには、車速が前記低回転数領域に属する時から前記暖機運転を実行すべく前記エンジンを始動させることを特徴とするハイブリッド車両のエンジン暖機制御装置。
【請求項6】
請求項5に記載のハイブリッド車両のエンジン暖機制御装置において、
前記コントローラは、前記バッテリが前記高出力状態のときには、車速が前記高回転数領域に属して前記エンジンを始動させた後、前記加速運転から前記減速運転に切り替えられて、車速が前記低回転数領域に属したときには、前記エンジンの回転数を低下させて前記暖機運転を継続することを特徴とするハイブリッド車両のエンジン暖機制御装置。
【請求項7】
請求項1に記載のハイブリッド車両のエンジン暖機制御装置において、
前記回転数領域は、相対的に低回転数に設定された低回転数領域と、相対的に高回転数に設定された高回転数領域と、前記低回転数領域と前記高回転数領域との間の回転数に設定された中回転数領域と、を含み、
前記減速運転時における前記中回転数領域の範囲は、前記加速運転時における前記中回転数領域の範囲よりも広いことを特徴とするハイブリッド車両のエンジン暖機制御装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
ここに開示された技術は、ハイブリッド車両のエンジン暖機制御装置に関する技術分野に属する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
従来より、ジェネレータを発電するためのエンジンを備えたハイブリッド車両が知られている。
【0003】
例えば、特許文献1には、電動モータに電力を供給するバッテリと、バッテリを充電するための発電用のエンジンと、エンジンから排出される排ガスを処理する触媒と、触媒の温度が触媒を活性化させるための閾値温度よりも低くなると触媒暖機指令信号を送信する触媒暖機指令部と、触媒暖機指令信号を受信するとエンジンの目標回転数を触媒の温度が閾値温度よりも高い温度に加熱可能な第1暖機要求回転数に制御することで触媒暖機制御を行うエンジン制御部と、を備えるハイブリッド車両の触媒暖機制御装置が開示されている。
【0004】
特許文献1に記載の触媒暖機制御装置では、第1暖機要求回転数を、車速が高いときは車速が低いときと比べて高く設定する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
国際公開第2019/116589号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ところで、特許文献1において、カーブなどの減速運転と加速運転とを繰り返すシーンにおいて、車速が第1暖機要求回転数を切り替える車速に近いときには、エンジンの回転数の切り替えが頻繁に発生してしまう。エンジンの回転数の切替頻度が高いと、エンジン音が頻繁に切り替わるため、運転者に違和感を与えるおそれがある。
【0007】
ここに開示された技術は斯かる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、車速に応じて回転数を切替可能なエンジンを有するハイブリッド車両において、運転者に違和感を与えにくくすることにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
前記課題を解決するために、ここに開示された技術の第1の態様では、ハイブリッド車両のエンジン暖機制御装置を対象として、前記車両の駆動源としての駆動用モータと、前記駆動用モータに供給する電力が蓄積されたバッテリと、発電電力を前記駆動用モータ又は前記バッテリに供給するジェネレータと、前記ジェネレータを作動させるエンジンと、前記エンジンに設けられ、排気ガスを浄化する排気触媒と、前記駆動用モータ、前記ジェネレータ、及び前記エンジンを制御するコントローラと、を備え、前記コントローラは、排気触媒が暖機状態であるか未暖機状態であるかを判定し、前記エンジンの作動要求がありかつ前記排気触媒が前記未暖機状態であるときに、前記排気触媒を前記暖機状態にするための暖機運転を実行し、前記暖機運転において、車速に応じて設定されかつそれぞれ異なる回転数に設定された複数の回転数領域のうち、現在の車速が属する回転数領域に設定された回転数となるように、前記エンジンの回転数を設定する、ように構成され、前記各回転数領域に設定された回転数は、前記車両の車速が高いときの方が、前記車両の車速が低いときと比べて高回転に設定されており、車速を減少させる減速運転時において一の回転数領域と他の回転数領域とを切り替える減速時切替車速は、車速を増加させる加速運転時において当該一の回転数領域と当該他の回転数領域とを切り替える加速時切替車速と比較して低く設定されている、という構成とした。
【0009】
この構成によると、暖機運転時において、車両が加速して、車速が加速時切替車速以上になったときには、回転数領域が切り替わって、エンジンの回転数が切り替えられる。その後、車両が減速して、車速が加速時切替車速未満になったとしても、車速が減速時切替車速未満になるまでは、回転数領域が切り替わらないため、エンジンの回転数は切り替えられない。また逆に、車両が減速して、車速が減速時切替車速未満になったときにはエンジンの回転数が切り替えられるが、その後、車両が加速して、車速が減速時切替車速以上になったとしても、車速が加速時切替車速以上になるまでは、エンジンの回転数は切り替えられない。これにより、減速運転と加速運転とを繰り返すシーンにおいて、エンジン回転数の切替頻度が低くなる。この結果、運転者に違和感を与えにくくすることができる。
【0010】
ここに開示された技術の第2の態様では、前記第1の態様において、前記コントローラは、前記暖機運転において、車速が、前記減速時切替車速以上でかつ前記加速時切替車速未満の状態で、前記加速運転と前記減速運転とが切り替えられたときには、前記エンジンの回転数を切り替えずに現在の回転数を維持する。
(【0011】以降は省略されています)
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