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公開番号2024134089
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-03
出願番号2023044195
出願日2023-03-20
発明の名称情報処理方法、コンピュータプログラム及び情報処理装置
出願人テルモ株式会社
代理人個人,個人
主分類G06T 7/00 20170101AFI20240926BHJP(計算;計数)
要約【課題】医療用長尺体の検査を自動化するための情報処理方法、コンピュータプログラム及び情報処理装置を提供する。
【解決手段】本実施の形態に係る情報処理方法は、情報処理装置が、医療用長尺体を3次元カメラで撮影した3次元画像を取得し、医療用長尺体の3次元画像を基に当該医療用長尺体の外観に関する状態を予測するよう予め機械学習がなされた学習モデルへ取得した3次元画像を入力し、前記学習モデルが出力する予測結果を取得し、取得した前記予測結果に基づいて、取得した前記3次元画像に写された医療用長尺体の良否を判定する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項１】
情報処理装置が、
医療用長尺体を３次元カメラで撮影した３次元画像を取得し、
医療用長尺体の３次元画像を基に当該医療用長尺体の外観に関する状態を予測するよう予め機械学習がなされた学習モデルへ取得した３次元画像を入力し、
前記学習モデルが出力する予測結果を取得し、
取得した前記予測結果に基づいて、取得した前記３次元画像に写された医療用長尺体の良否を判定する、
情報処理方法。
続きを表示（約 1,200 文字）【請求項２】
取得した前記３次元画像に基づいて、当該３次元画像に写された前記医療用長尺体の寸法を測定し、
測定した前記寸法、及び、前記学習モデルの予測結果に基づいて、前記医療用長尺体の良否を判定する、
請求項１に記載の情報処理方法。
【請求項３】
前記３次元カメラを移動させる移動機構を制御して、吊り下げられた前記医療用長尺体に沿って前記３次元カメラを移動させて前記３次元画像を取得する、
請求項１に記載の情報処理方法。
【請求項４】
前記医療用長尺体を長手方向に搬送する搬送機構を制御して、前記３次元カメラに対して前記医療用長尺体を移動させて前記３次元画像を取得する、
請求項１に記載の情報処理方法。
【請求項５】
前記搬送機構により搬送される前記医療用長尺体を囲むように配置された複数の前記３次元カメラで撮影した複数の前記３次元画像を取得する、
請求項４に記載の情報処理方法。
【請求項６】
前記学習モデルは、医療用長尺体の３次元画像を入力として受け付けて、前記医療用長尺体の外観に関する良否を出力する、
請求項１に記載の情報処理方法。
【請求項７】
前記学習モデルは、医療用長尺体の３次元画像を入力として受け付けて、前記医療用長尺体の外観に関する複数のクラスへの分類結果を出力し、
前記分類結果に基づいて、前記医療用長尺体の良否を判定する、
請求項１に記載の情報処理方法。
【請求項８】
前記医療用長尺体を否と判定した場合に、当該医療用長尺体の３次元画像と、良と判定される医療用長尺体の３次元画像とを重畳して表示する、
請求項１に記載の情報処理方法。
【請求項９】
コンピュータに、
医療用長尺体を３次元カメラで撮影した３次元画像を取得し、
医療用長尺体の３次元画像を基に当該医療用長尺体の外観に関する状態を予測するよう予め機械学習がなされた学習モデルへ取得した３次元画像を入力し、
前記学習モデルが出力する予測結果を取得し、
取得した前記予測結果に基づいて、取得した前記３次元画像に写された医療用長尺体の良否を判定する
処理を実行させる、コンピュータプログラム。
【請求項１０】
処理部を備え、
前記処理部が、
医療用長尺体を３次元カメラで撮影した３次元画像を取得し、
医療用長尺体の３次元画像を基に当該医療用長尺体の外観に関する状態を予測するよう予め機械学習がなされた学習モデルへ取得した３次元画像を入力し、
前記学習モデルが出力する予測結果を取得し、
取得した前記予測結果に基づいて、取得した前記３次元画像に写された医療用長尺体の良否を判定する、
情報処理装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、医療用長尺体の検査を行う情報処理方法、コンピュータプログラム及び情報処理装置に関する。
続きを表示（約 1,700 文字）【背景技術】
【０００２】
特許文献１においては、血管に挿入するための中空状管腔からなり、両端部が開口し、カテーテル先端部よりスリットを有する２つの孔を有し、該スリットを有する２つの孔の間にガイドワイヤが挿通不可能な部分を有するカテーテルが提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２００１－１７８８２７号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
医療用のカテーテルは、その品質を判定するために様々な試験が行われる。またカテーテルと共に使用されるガイドワイヤも様々な試験が行われる。従来、ガイドワイヤに関する形状の良否、異物の有無又は穴の有無等を調べる外観の検査は、検査員等の目視により行われていた。
【０００５】
本発明は、斯かる事情に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、医療用長尺体の検査を自動化するための情報処理方法、コンピュータプログラム及び情報処理装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
一実施形態に係る情報処理方法は、情報処理装置が、医療用長尺体を３次元カメラで撮影した３次元画像を取得し、医療用長尺体の３次元画像を基に当該医療用長尺体の外観に関する状態を予測するよう予め機械学習がなされた学習モデルへ取得した３次元画像を入力し、前記学習モデルが出力する予測結果を取得し、取得した前記予測結果に基づいて、取得した前記３次元画像に写された医療用長尺体の良否を判定する。
【発明の効果】
【０００７】
一実施形態による場合は、医療用長尺体の検査を自動化することが期待できる。
【図面の簡単な説明】
【０００８】
本実施の形態に係る情報処理システムの概要を説明するための模式図である。
３次元カメラによるガイドワイヤの撮影方法の一例を説明するための模式図である。
３次元カメラによるガイドワイヤの撮影方法の他の例を説明するための模式図である。
本実施の形態に係る情報処理装置の一構成例を示すブロック図である。
本実施の形態に係る情報処理装置の一構成例を示すブロック図である。
３次元カメラが撮影したガイドワイヤの３次元画像の一例である。
３次元カメラが撮影したガイドワイヤの３次元画像の一例である。
３次元カメラが撮影したガイドワイヤの３次元画像の一例である。
学習モデルの構成例を示す模式図である。
本実施の形態に係る情報処理装置が行う学習モデルの生成処理の手順を示すフローチャートである。
本実施の形態に係る情報処理装置が行う検査処理の手順を示すフローチャートである。
情報処理装置２による不良品表示の一例を示す模式図である。
【発明を実施するための形態】
【０００９】
本発明の実施形態に係る情報処理システムの具体例を、以下に図面を参照しつつ説明する。なお、本発明はこれらの例示に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
【００１０】
＜システム構成＞
図１は、本実施の形態に係る情報処理システムの概要を説明するための模式図である。本実施の形態に係る情報処理システムは、工場等において製造される医療用長尺体、例えばカテーテルのガイドワイヤ１００の良否を検査するためのシステムである。ガイドワイヤ１００は、カテーテルを患者の血管へ挿入する際の補助具であり、例えばステンレス鋼を素材として製造される。なお本実施の形態においては、情報処理システムが扱う医療用長尺体をガイドワイヤ１００とするが、これに限るものではなく、例えばガイディングカテーテルなどの医療用長尺体であってよい。
（【００１１】以降は省略されています）

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