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公開番号2024134079
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-03
出願番号2023044185
出願日2023-03-20
発明の名称冷却システム及び移動体
出願人本田技研工業株式会社
代理人弁理士法人桐朋
主分類H02K 9/19 20060101AFI20240926BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】回転電機の冷却制御の精度を向上させる。
【解決手段】冷却システム14は、回転電機12の回転数に関する情報と、回転電機のトルクに関する情報とを取得する取得部42と、冷却対象物11を冷却する冷却装置16と、回転数とトルクとに基づいて生成されるフィードフォワード値に基づいて冷却装置を制御する制御部44と、を備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
回転電機を含む冷却対象物を冷却する冷却システムであって、
前記回転電機の回転数に関する情報と、前記回転電機のトルクに関する情報とを取得する取得部と、
前記冷却対象物を冷却する冷却装置と、
前記回転数と前記トルクとに基づいて生成されるフィードフォワード値に基づいて前記冷却装置を制御する制御部と、
を備える、冷却システム。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
請求項1に記載の冷却システムにおいて、
前記冷却装置は、
前記回転電機から放出される熱を吸収する冷媒を循環させるポンプと、
前記冷媒の熱を放出するラジエータと、
前記ラジエータに対して送風を行う送風機と、
を備え、
前記フィードフォワード値は、前記ラジエータから前記回転電機に供給される前記冷媒の目標温度である、冷却システム。
【請求項3】
請求項2に記載の冷却システムにおいて、
前記取得部は、前記ラジエータから前記回転電機に供給される前記冷媒の実温度を示す情報を更に取得し、
前記制御部は、前記実温度を用いたフィードバック制御を行うことによって、前記実温度を前記目標温度に近づけるように前記送風機を制御する、冷却システム。
【請求項4】
請求項1に記載の冷却システムにおいて、
前記制御部は、前記回転数と、前記トルクと、温度変化が収束した状態である熱飽和状態における前記回転電機の熱モデルとに基づいて前記フィードフォワード値を生成する、冷却システム。
【請求項5】
請求項4に記載の冷却システムにおいて、
前記冷却装置は、
前記回転電機から放出される熱を吸収する冷媒を循環させるポンプと、
前記冷媒の熱を放出するラジエータと、
前記ラジエータに対して送風を行う送風機と、
を備え、
前記制御部は、
前記回転数と前記トルクと前記熱モデルとに基づいて、前記熱飽和状態における前記回転電機の巻線の温度と、前記熱飽和状態における前記冷媒の温度との温度差を演算し、
前記巻線の所定の目標温度から前記温度差を減算して、前記フィードフォワード値を生成する、冷却システム。
【請求項6】
請求項5に記載の冷却システムにおいて、
前記制御部は、前記回転数と、前記トルクと、前記巻線の発熱量を前記トルク及び前記回転数と対応付けたマップと、に基づいて前記巻線の前記発熱量を推定する、冷却システム。
【請求項7】
請求項2、3、5、6のいずれか1項に記載の冷却システムにおいて、
前記フィードフォワード値は、前記ラジエータの出口における前記冷媒の前記目標温度である、冷却システム。
【請求項8】
請求項1~6のいずれか1項に記載の冷却システムを備える移動体。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、冷却システム及び移動体に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
回転電機(電動機、発電機等)に電流が流れると、損失(銅損、鉄損、機械損等)により、回転電機は発熱する。特許文献1には、冷却ファンで冷媒を冷却し、冷却された冷媒で電動機を冷却する制御装置が開示される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第6690885号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に記載された制御装置では、必ずしも良好に冷却制御を行い得ない。
【0005】
本発明は上述した課題を解決することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の冷却システムは、回転電機を含む冷却対象物を冷却する冷却システムであって、前記回転電機の回転数に関する情報と、前記回転電機のトルクに関する情報とを取得する取得部と、前記冷却対象物を冷却する冷却装置と、前記回転数と前記トルクとに基づいて生成されるフィードフォワード値に基づいて前記冷却装置を制御する制御部と、を備える。
【0007】
本発明の移動体は、上記の冷却システムを備える。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、回転電機の冷却制御の精度を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、移動体の概略図である。
図2は、第1実施形態に関する冷却システムの構成を示すブロック図である。
図3は、モータの概略図である。
図4は、モータの熱モデルの説明に供する説明図である。
図5は、第1実施形態に関する冷却処理のフローチャートである。
図6は、第1実施形態に関するフィードフォワード制御及びフィードバック制御のブロック線図である。
図7は、第1実施形態の変形例に関するフィードフォワード制御及びフィードバック制御のブロック線図である。
図8は、第2実施形態に関する冷却システムの構成を示すブロック図である。
図9は、第2実施形態に関する冷却処理のフローチャートである。
図10は、第2実施形態に関するフィードフォワード制御及びフィードバック制御のブロック線図である。
図11は、第2実施形態の第1変形例に関する冷却処理のフローチャートである。
図12は、第2実施形態の第1変形例に関するフィードフォワード制御及びフィードバック制御のブロック線図である。
図13は、第2実施形態の第2変形例に関する冷却処理のフローチャートである。
図14は、第2実施形態の第2変形例に関するフィードフォワード制御及びフィードバック制御のブロック線図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
特許文献1に開示された制御装置は、電動機を流れる電流に基づいてフィードフォワード制御を行う。しかし、同一の電流が電動機に流れている場合であっても、電動機の回転数が異なっている場合がある。このため、電動機を流れる電流に基づいて電動機を高精度に冷却するのは困難である。
(【0011】以降は省略されています)

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