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公開番号2025107850
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-22
出願番号2024001346
出願日2024-01-09
発明の名称バッテリモジュールおよびバッテリモジュールの製造方法
出願人本田技研工業株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類H01M 50/289 20210101AFI20250714BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】エネルギー密度の低下を抑制するとともに、耐久性を向上させることが可能なバッテリモジュールを提供する。
【解決手段】バッテリモジュールは、複数のバッテリセル11aが積層されているバッテリセル積層体と、バッテリセル積層体の積層方向の両端に設けられている一対の板状部材と、複数のバッテリセル11aの間に配置されている流体クッション14と、流体クッション14のバッテリセル11aと対向しない領域21を支持するホルダ22と、を備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
複数のバッテリセルが積層されているバッテリセル積層体と、
前記バッテリセル積層体の積層方向の両端に設けられている一対の板状部材と、
前記複数のバッテリセルの間に配置されている流体クッションと、
前記流体クッションの前記バッテリセルと対向しない領域を支持するホルダと、を備える、バッテリモジュール。
続きを表示(約 530 文字)【請求項2】
前記ホルダを位置決めする位置決め部品をさらに備え、
前記ホルダは、前記位置決め部品と一体化されている、請求項1に記載のバッテリモジュール。
【請求項3】
前記ホルダの側面および前記バッテリセルの側面の間に空間が存在する、請求項1または2に記載のバッテリモジュール。
【請求項4】
前記バッテリセルと対向する側の前記ホルダの側面は、凹曲面状である、請求項1または2に記載のバッテリモジュール。
【請求項5】
前記バッテリセルは、タブリードを備え、
前記タブリードは、隣接する前記ホルダの間に配置されている、請求項1または2に記載のバッテリモジュール。
【請求項6】
請求項1または2に記載のバッテリモジュールを製造する方法であって、
前記バッテリセル積層体の積層方向に対して、前記ホルダの上半分に対応する第1部材および前記ホルダの下半分に対応する第2部材と、前記バッテリセルと、を一体化させて、バッテリモジュール前駆体を得る工程と、
前記流体クッションを介して、前記バッテリモジュール前駆体を積層する工程と、を含む、バッテリモジュールの製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、バッテリモジュールおよびバッテリモジュールの製造方法に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
近年、より多くの人々が手頃で信頼でき、持続可能かつ先進的なエネルギーへのアクセスを確保できるようにするため、エネルギーの効率化に貢献するバッテリモジュールに関する研究開発が実施されている。
【0003】
特許文献1には、仮想基準軸に沿って積層された複数のバッテリセルを含む積層体を備える電池システムが記載されている。ここで、パックフレームは、第1のエンドプレートおよび第2のエンドプレートと、流体を保持するように構成された1つ以上の流体バネと、少なくとも1つの流体バネ内の流体圧力を調整するための1つ以上の流体圧力調整手段と、1つ以上の流体圧力調整手段を制御するように構成されている制御ユニットと、を備える。スタックは、第1のエンドプレートと第2のエンドプレートとの間に配置される。1つ以上の流体バネのそれぞれは、第1のエンドプレートと第2のエンドプレートとの間に配置され、基準軸に沿った方向に少なくとも1つのバッテリセルに圧力を加えるように構成される。各流体圧力調整手段は、1つ以上の流体バネに接続される。ここで、A)流体ばねのうちの少なくとも1つは弾性装置を備え、流体圧力調整手段のそれぞれは、1つ以上の接続された流体バネがそれぞれ流体を保持するときに、接続された流体バネ内の流体に負圧を生成または調整するように構成される;および/またはB)制御ユニットは、少なくとも1つの安全チェックセンサーから安全チェック信号を受信するように構成されており、制御ユニットは、さらに受信した安全チェック信号が安全クリティカルな状況を示し得るかどうかを評価し、安全チェック信号が安全クリティカルな状況を示し得るという評価に基づいて、流体を作動させるように構成され、流体圧力調整手段は、流体バネ内の流体圧力を減少させる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
欧州特許出願公開第3886202号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1の電池システムは、流体圧力調整手段を備えるため、エネルギー密度が低下する。そこで、電池システムのエネルギー密度の低下を抑制するために、流体圧力調整手段を使用しないことが考えられる。
【0006】
しかしながら、バッテリセルの充電に伴う膨張に追従して、流体バネがバッテリセルの積層方向に収縮するとともに、バッテリセルの積層方向に対して、垂直な方向に膨張する際に、流体バネ内の流体圧力が大きくなる。このため、バッテリセルの充放電を繰り返すと、流体バネが破損しやすくなることに加え、エンドプレートが破損しやすくなり、バッテリモジュールの耐久性が低下する。
【0007】
本発明は、エネルギー密度の低下を抑制するとともに、耐久性を向上させることが可能なバッテリモジュールを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
(1)複数のバッテリセルが積層されているバッテリセル積層体と、前記バッテリセル積層体の積層方向の両端に設けられている一対の板状部材と、前記複数のバッテリセルの間に配置されている流体クッションと、前記流体クッションの前記バッテリセルと対向しない領域を支持するホルダと、を備える、バッテリモジュール。
【0009】
(2)前記ホルダを位置決めする位置決め部品をさらに備え、前記ホルダは、前記位置決め部品と一体化されている、(1)に記載のバッテリモジュール。
【0010】
(3)前記ホルダの側面および前記バッテリセルの側面の間に空間が存在する、(1)または(2)に記載のバッテリモジュール。
(【0011】以降は省略されています)

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